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塞王の楯
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塞王の楯

今村翔吾(著者)

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塞王の楯

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2021/10/26
JAN 9784087717310

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商品レビュー

4.4

421件のお客様レビュー

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2023/09/12

著者らしい、優しさと爽やかさと…。

2023年9月読了。 避けていた訳では無いのだが、しばらく積ん読状態だったので、手を延ばしました。 著者特有の爽やかで、思い遣りの有る優しい気風が、読んでいて本当に読書の醍醐味を教えてくれる、本当に直木賞に相応しい傑作だと思います。 徳川幕府に成ってからの綺麗な...

2023年9月読了。 避けていた訳では無いのだが、しばらく積ん読状態だったので、手を延ばしました。 著者特有の爽やかで、思い遣りの有る優しい気風が、読んでいて本当に読書の醍醐味を教えてくれる、本当に直木賞に相応しい傑作だと思います。 徳川幕府に成ってからの綺麗な並びの石垣よりも、豊臣時代のいわゆる「野積み」の石垣の方が、強度も強く、難易度も高かったのは知りませんでした。 てっきり「「綺麗な積み方」の方が強いんだと思い込んでいたのですが、世の中が平和に成り、「強さよりも見た目の良さ」にシフトしていったから、後世の石垣は綺麗なのだと思うと、目からウロコでした。 一方「矛方」である国友衆ですが、「そんなに素晴らしい精度の」鉄砲や大砲が作れていたのか、ちょっと疑問でしたが、このお話にはこれで丁度良いのかも知れませんね。 こんなに精緻な大砲が作れたんだったら、「大坂の陣」の時、どうして家康は南蛮の大砲(仏狼機)を使ったのかなぁ~?って、ちょっと意地悪なことも考えちゃいましたww。 なんて御託はここまでにして、読後感の爽やかさと、「人の生死については、どんな時代も関係無い」と云う、著者の信念も伝わって、大変面白く読み終えました。素晴らしい作品です。

左衛門佐

2023/01/13

検品作業に疑問

作品自体は間違いなく秀作。ただ、髪の毛が4本挟まっていたのがとても不愉快でした。検品作業に疑問が残ります。

ちゃんもちゃんも

2025/01/13

米澤さんの「黒牢城」とともに第166回直木賞を受賞した歴史モノ。 歴史モノは好きなのだが、中々読み進めず難儀するので、「塞王の楯」はまだ未読であった……が、面白い! 武士以外の職人同士の衝突で、これだけ深く戦国時代を掘り下げてストーリー展開できるとは。 攻める正義VS守る正義...

米澤さんの「黒牢城」とともに第166回直木賞を受賞した歴史モノ。 歴史モノは好きなのだが、中々読み進めず難儀するので、「塞王の楯」はまだ未読であった……が、面白い! 武士以外の職人同士の衝突で、これだけ深く戦国時代を掘り下げてストーリー展開できるとは。 攻める正義VS守る正義 石工の匡介と鉄砲職人の彦九郎が目指すものは同じ「戦いのない平穏な日々」。 しかしその手段が異なる。石垣で守るか鉄砲で戦うか。 互いの信念は真っ直ぐで、信じる正義のために常に衝突する。 そして大津城の戦いにおいては、時間に迫られる中の攻防戦に手に汗を握る。 「最強の楯」と「至高の矛」 どちらが勝つのか。何が正義なのか。 匡介や彦九郎の周りの人々の描き方も素敵だ。個人的には京極氏と立花氏。 関ヶ原の戦いといえば、どうしても徳川家康や石田三成に目が行きがちだが、この時代の他の武士の生き方にも興味が持てた。今村翔吾先生の時代考証はもちろんのこと、登場人物の描き方が素晴らしいからであろう。 余韻を楽しみつつ……いつか穴太の野面積みを滋賀に見に行ってみたい。

Posted by ブクログ

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