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護られなかった者たちへ 宝島社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2021/07/21 |
JAN | 9784299006332 |
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4.3
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Kindle Unlimitedにて読了。 生活保護、社会保障制度、犯罪歴 社会問題に触れる、葛藤や正義や理不尽に対する物語で、良い人、と慕われる福祉事務所の職員が餓死で殺される話から始まる。 もう、面白いだとか勉強になるだとか 簡単には言えないぐらい 喉の奥がつかえて読み切るの...
Kindle Unlimitedにて読了。 生活保護、社会保障制度、犯罪歴 社会問題に触れる、葛藤や正義や理不尽に対する物語で、良い人、と慕われる福祉事務所の職員が餓死で殺される話から始まる。 もう、面白いだとか勉強になるだとか 簡単には言えないぐらい 喉の奥がつかえて読み切るのが苦しかった。 貧困には共通の匂いがあることも、大人になって長くなるとああ、知ってる。と感じたり。 自分の生きる世界と、見てる角度の狭さを痛感してしまった。 感情は、時に理性を駆逐する。というフレーズが特に印象に残った。 護りたいものが増えるたび、人は無力を痛感する。弱くなる。 だからこそ、護れなかった時に、常識を遥かに超えたことをしてしまう。 心が元気な時に、手に取ってみてください。 必要な支援が、必要な人に届きますように。
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さまざまな理由により生活に困窮をきたしている人々に対して、憲法が定める健康で文化的な最低限度の生活を保障し、積極的にそれらの人々の自立した生活ができるよう援助する制度が「生活保護法」とある。 がしかし、本当に国は憲法の定める通りに困窮者を救っているのだろうか。 困窮していた人の悲...
さまざまな理由により生活に困窮をきたしている人々に対して、憲法が定める健康で文化的な最低限度の生活を保障し、積極的にそれらの人々の自立した生活ができるよう援助する制度が「生活保護法」とある。 がしかし、本当に国は憲法の定める通りに困窮者を救っているのだろうか。 困窮していた人の悲惨な結果も時々報道される。 仙台市の保健福祉事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で、住居人のいない古いアパートの一室で発見された。 財布には現金が残されており、物盗りとは思えない。 しかも三雲は公私共に人格者として評価され、怨恨絡みの事件とは考え難く、物証のない捜査は暗礁に乗り上げてしまう。 この事件の数日後、使われていない農家の納戸に、またしても三雲と同様に自由を奪われた状態の餓死死体が発見された。 これらの事件から遡ること数日前に、利根勝久という模範囚が刑期を2年縮めて8年振りに出所していた。 彼はある事件を起こし、一方的ともいえる裁判で懲役刑を喰らっていた。 利根が若い頃にチンピラと揉め事を起こした時、遠島けいと呼ばれる老婆が何度となく身体を張って救ってくれたことがあった。 利根にとっては恩義ある母親代わりの老婆は、その後徐々に食材すら欠くような生活になり、利根が生活保護を申請しようと申し入れるのだが、国に迷惑はかけられないと固辞し続けていた。 利根の説得をようやくにして受け、「生活保護」を申請することに了承して数度保健福祉事務所に出向くのだが、担当者は自立の道を探してくれというだけで、冷たく申請を却下し続けた。 その後に老婆は電気、ガス、そして水道までをも止められて困窮の極みに追い込まれてしまう。
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すごい本を読んだ、と思った。 生活保護について、本当に必要な人に届いてほしいと切に願いました。 結局誰が悪かったんだろう?国?それとも上からの指令をそのまま受け取った役所? 殺人の線を越えてしまった犯人? 誰が悪いのか明言ができない感じが、今の日本を表していると思いました。
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