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護られなかった者たちへ 宝島社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2021/07/21 |
| JAN | 9784299006332 |

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護られなかった者たちへ
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商品レビュー
4.3
842件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作中でも言われたように「生活保護が正しく理解されていない」これに尽きるなと思う。 自分は生活保護を受けたいとは思わない。十数万円はその金額だけを見ると大きいが、生活するには心許なく、制約も多く、監視の目もあり、窮屈で嗜好品を躊躇ううちに自分らしさを保てなくなりそうだ。何より自立できていないという事実はどこか矜持を傷つける。そうしたデメリットを思うと生活保護はあくまで最後の手段、セーフティネットであることが見えてくる。だが中にはそうしたデメリットには目を向けず、不労所得と捉える人達がいる。デメリットをデメリットと思わず低きに流れてしまう人達がいる。そうした勘違いや無理解が歪みを生んでいるのだろう。 セーフティネットであるが故に制度の運用の難しさは想像するに難くない。残念ながら財源は無尽蔵ではない。本作は行政と利用側の双方向の視点から問題を描いてはいるが、どうしても利用者側に寄ってしまっている印象だ。正直、どんでん返しのミステリにする必要があったのかなと思う。殺人という私刑は決して踏み越えてはいけないラインだ。過去の悲惨な出来事を胸に福祉の世界に飛び込んでなんとか現状を変えたいと尽力していた犯人が憎さ故に結局人の尊厳を奪う手段を取るのは何だか救いがない。世間に波紋を呼んでも制度の運用が難しい前提は変わらないのだから、現状を変えたいと動く人が心折れていなくなってしまった事実だけが残る。 この作者の「さよならドビュッシー」を読んだ時にも感じたが、作者に期待されているどんでん返しミステリと書きたいテーマを無理に紐づけているような印象を受ける。メッセージ性が強く大筋は良いのに結末で何だか消化不良を起こす。どんでん返しがないと素直すぎてインパクトに欠けるということなのだろうか?
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発見された他殺体の死因は餓死。放置するだけの、残忍な殺害。その裏には生活保護を却下され、餓死したお婆さんの事件に関係が…。生活保護の仕組みには首を傾げるものがある、担当によって対応も違うのも良くわかる!私にとってはリアルの実話かな?と思う
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真面目と言われてきたが実はそうでない面のある公務員と、根がまっすぐなゆえにトラブルに巻き込まれて前科がついてしまった主人公。 世の中の歪みがここにあるような。 家族を超えて家族だった3人のこと思い出してホロリとしました。
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