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ののはな通信 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2021/06/15 |
JAN | 9784041110676 |
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商品レビュー
3.6
167件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
p284 (本文)一人でも食べて寝て生活はできるけれど、本当の意味で生きるのはむずかしい。自分以外のだれかのために生きてこそ、私たちは「生きた」という実感を得られるのかもしれない。だれかというのは、ひとに限らず、動物でも植物でもいい。物質でもいいかもしれない。それを通して、社会とつながっている、社会のなかにたしかに自分の居場所がある、と感じられるものであれば。 →誰かを想って誰かのために生きたいよーーーー 自分軸は大事だけど大切な人の為に生きたい ていうかもっと生きてるな!って感じたい。 軽率な表現だけど思いつかない愛したいし愛されたいなー ────────────────── p459 (本文)楽しかったねえ、のの。私たち、出会えてよかった。これからのあなたの幸せを心から祈ってます。いつもいつも、いつまでも。あなたもどうか、私の新しい出発を祝福してください。 うつくしい朝。食料庫から這いだした私にとっては、まばゆいほどの光があたりに満ちあふれている。 その光を浴びて、生まれ変わったような気がします。のびのびといい気分。私は私の心のままに、この道を行きます。また会う日まで、さようなら。元気でいてください。 ああ、この手紙を書き終わりたくないわ。言葉では思いを伝えきれず、歯がゆいです。 あなたに出会ったおかげで、私は人間として生きる喜びと苦しみのすべてを知りました。感謝します。神さまにではなく、あなたに。 →なんて澄んだ手紙〜、 綺麗だなー哀しく寂しい文、、だけど美しい、、 いつかこのくらいの言葉を送れなくとも誰かに思いたい! ────────────────── p517 (本文)明日は早くに家を出るので、もう休みます。そのまえに、あなたに伝えたかった、一番大切なことを書いておかなければ。 私に魂というものがもしあるのならば、それはあなたのものです。渡り鳥が海を越えて必ず生まれ故郷に帰るように、私の鼓動が止まるとき、魂はあなたのもとへ還るでしょう。あなたが形づくり、息吹を与えてくれたものだからです。 ありがとう、はな。 →綺麗な手紙。 ────────────────── 【全体を通して】 ののとはながお互いを思うように、私も誰かを想える日、誰かに想われる日がいつか来るのかな 想いたいし想われたい 私も人を好きになる気持ちはもう既に経験している。でももっと澄んだ心でもっと心の底から大切にしたいと思える人に出会えるのかなー。 もう既に出会ってるのかも この時代にこの表現は良くないのかもしれないけど、女の子同士のお話ならではの儚さ・美しさが体現されてたと思う
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前半は高校生の恋愛のいざこざじゃん!って思ったけど、後半は2人の人生観とかお互いへの愛みたいなのが詰まっててまじで名作! 普段の会話や生活ではなく、お互いしか読まない手紙だからこそ、自分がどう生きたいかとか平和への想いとか考え方とかが整理されて記載されていて、文通スタイルの良さみ...
前半は高校生の恋愛のいざこざじゃん!って思ったけど、後半は2人の人生観とかお互いへの愛みたいなのが詰まっててまじで名作! 普段の会話や生活ではなく、お互いしか読まない手紙だからこそ、自分がどう生きたいかとか平和への想いとか考え方とかが整理されて記載されていて、文通スタイルの良さみたいなのを感じました。前半は文通じゃなくて生活を普通に描いて欲しいと思ったけど、後半になって文通スタイルが効いてきていた!! ののの1人好きだけど寂しがり屋なところ、頭が良すぎて自己完結しがちなところとか、はなのおとなしそうなのにちょっとクレイジーなところとか、すごく具体的にイメージできて、頭の中に2人がいる!笑 2人の考え方がどんどん柔らかくなっていって、歳をとるのも悪くないのかって思える
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ののとはな、二人の人生が交わり、離れ、また漸近する、その過程が丁寧に紡がれた物語でした。どきどきしながら1章の幸せいっぱいのやり取りを読み、破綻した後のどこかひりつくような2章、そしてかつての愛を懐かしみ愛おしみながら未来へ進む3章と読み進めました。このやり取りがいつかまたどこかで再開するような気がして、その先を読んでみたいと思いました。
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