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その扉をたたく音
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2021/02/26 |
| JAN | 9784087717419 |
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その扉をたたく音
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商品レビュー
3.9
351件のお客様レビュー
人は、人との出会いや触れ合いによって、人生の新たなステージへと続く扉を開くことができるものだ。 自称ミュージシャンの宮路。だがその実態は、三十歳を目前にして親からの仕送り二十万円で暮らす、無職のモラトリアム青年である。そんな宮路が、慰問ボランティアとして老人ホームを訪れたことか...
人は、人との出会いや触れ合いによって、人生の新たなステージへと続く扉を開くことができるものだ。 自称ミュージシャンの宮路。だがその実態は、三十歳を目前にして親からの仕送り二十万円で暮らす、無職のモラトリアム青年である。そんな宮路が、慰問ボランティアとして老人ホームを訪れたことから物語は動き出す。そこで彼は、神がかったサックスを吹く介護士・渡部と出会うのだった。 渡部とセッションしたい一心で、宮路は老人ホームに通うようになる。やがて入居している老人たちとも自然に交流が生まれていく。ホームに入ったことで人生はもう終わったと思い込んでいる水木のばあさんをはじめ、入居者たちは、家族には頼みにくいことでも他人なら気兼ねなく頼めると、宮路に買い物を頼むようになる。 憎まれ口を叩きながらも、老人たちの買い物を引き受ける宮路。彼の商品選びの端々には、相手を思うやさしさがにじんでいる。重度の認知症を患う本庄は、宮路を「師匠」と慕い、ウクレレの指導を願う。二人のやり取りからも、宮路の人の良さと心根の温かさが伝わってくる。 そして迎えるラストシーン。音楽とは独りよがりの表現ではなく、聴く者が満足してこそ成立するものだと宮路は気づく。 そのとき彼が奏でるギターの音は、彼自身の新しい人生へと続く扉を、静かに、しかし確かに叩く音なのである。
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人の内側に潜む優しさをえぐり出してくれる。 あたたかい優しい話ではあるが、ただ立ち止まってるだけではいけないと背中を押してくれる力強さもある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第68回青少年読書感想文全国コンクール課題図書 たまたま手に取った本。ジャケ借りといってもいい。青少年とはいえない主人公が、音楽を通して自分をみつけていく話。 父親のやっとかが心に染みた。 社会に出る残酷さ、無職で親に放任された虚しさ、本当の自分をみつけたときの感覚などこれからを生きる若者に感じてほしいことが書かれた良い本だと思った。
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