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その扉をたたく音 の商品レビュー

3.8

320件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    121

  3. 3つ

    90

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    5

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2025/01/30

はじめは特に刺激のない平凡な毎日が描かれているだけだったと思ったが、読み終わって「読んで良かった」と思える作品だった。タイトルからどんな話か想像がつかなかったが、生きることについて考えさせられる1冊で切なくも温かくなる話だった。今この瞬間から動きだすべきだと自分を奮い立たせてくれ...

はじめは特に刺激のない平凡な毎日が描かれているだけだったと思ったが、読み終わって「読んで良かった」と思える作品だった。タイトルからどんな話か想像がつかなかったが、生きることについて考えさせられる1冊で切なくも温かくなる話だった。今この瞬間から動きだすべきだと自分を奮い立たせてくれた。

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2025/01/29

https://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00056977

Posted byブクログ

2025/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

瀬尾さんの小説はいつも人が温かい。 主人公と老人たちの掛け合いに時折笑い、最後は号泣しながら読んだ。 人が好きで、人のために一生懸命になれるその才能になかなか気づかない主人公が、残念で愛おしい。 出会いの後には、別れがある。それでも、出会い共に過ごした時間はたしかに自分の中に残り、これからの自分を形作るのだと思う。 主人公のギター、渡部君のサックス、本庄さんのウクレレ。巧拙は関係なく、心に響く音楽に彩られた作品だった。

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2025/01/18

サックス吹きの渡部君ってもしかして…!? 瀬尾まいこの名作「あと少し、もう少し」に出てきた渡部君ではないか! すごくよかった。

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2025/01/07

 あらすじを読んであまり食指が動かず、読み始めは痛々しい主人公に引いてしまいハズレかと思ったが、そこはさすがの瀬尾さんだった。ミュージシャンを目指す無職・30歳目前の青年が老人ホームに通うようになり、地に足を着けていくようになる。無職で大学卒業後まともに働いたこともないボンクラだ...

 あらすじを読んであまり食指が動かず、読み始めは痛々しい主人公に引いてしまいハズレかと思ったが、そこはさすがの瀬尾さんだった。ミュージシャンを目指す無職・30歳目前の青年が老人ホームに通うようになり、地に足を着けていくようになる。無職で大学卒業後まともに働いたこともないボンクラだけど、ホームのお年寄りたちのオーダーに細かく応える優しさと純粋さがひねくれてなくて良い。水木さんとのやり取りが微笑ましく、その分最後は悲しい。  渡部くんのキャラがイマイチ掴めないまま終わってしまった。駅伝の話は今作以外にもちらほら出てくるので、早く読んでしまわねば。

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2025/01/01

とても面白かった。 明るい感じでどんどん先が気になってあっという間に2日間で読み終わった。 宮路(ぼんくら)、渡部君、水木のばあさん、本庄さん。温かく、優しい話。 音楽を諦め切れない宮路が老人ホームでたくさんの人と出会い、殻から抜け出していく。音楽の偉大さを感じる。「その扉を...

とても面白かった。 明るい感じでどんどん先が気になってあっという間に2日間で読み終わった。 宮路(ぼんくら)、渡部君、水木のばあさん、本庄さん。温かく、優しい話。 音楽を諦め切れない宮路が老人ホームでたくさんの人と出会い、殻から抜け出していく。音楽の偉大さを感じる。「その扉をたたく音」ぴったりないいタイトルだと思った。 2025新年1冊目の読了。 今年も素敵な本にたくさん出会えますように!

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2024/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物の性格が薄っぺらで人間味がない。同年代なので読むのが辛かった。性格がどちらもキラッキラの青春に走っている。作者(50)は20代に夢を見過ぎ。世界観で言うと、「宮路はただのあまちゃんではない。両親が健在でお金持ちだから夢を見られるんだという偏見に晒されて29年間を生きている。子どもはお金より両親と過ごす時間のほうが大事だ。それなのに、モノさえ与えていれば親は親の役目を果たしたふりをする。29歳なのに音楽に夢を見て、ギターに執着している宮路は愛情に飢えた子どもに見えた。そうでなければ、あんなに無邪気に音楽への愛を語れないだろう。25歳の介護士の渡部はしっかりとした人物だ。渡部は介護士の仕事をしながら、たまにサックスを吹いて介護者を喜ばせるという日常を選んでいる。渡部からしたら宮路は夢みがちな無職だが、高齢者のわがままに真剣に向き合える優しさが彼にはあった。宮路のような偏見がない人間は稀有な存在だ。宮路は老人ホームで渡部と高齢者たちと出会って進む先が見えた。人は交流し感情を共有し合うことで、互いに良い影響を生み出せる。世界が広がる。前に進む勇気も持てる。」という読書感想文向きな明るい話だった。

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2024/12/12

最初はハマらなくて、共感性羞恥心が働いた。でも、読み進めているうちに、人の優しさに、人生に涙が出てきた最高の一冊

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2024/11/23

どんな状況にいても、明日やその先に素敵なことが待ってることを私たちは知っている。だから毎日を頑張ることができる。 そう考えると、毎日の繰り返しが愛おしくなる。 素敵な主人公!渡部くんの作品もっと読みたい!

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2024/10/21

瀬尾ワールドを期待して読み始めたので、前、中まではちょっとな、と思って読み進め最後はやはり期待の瀬尾ワールドでした

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