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禍いの科学 正義が愚行に変わるとき
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禍いの科学 正義が愚行に変わるとき

ポール・A.オフィット(著者), 関谷冬華(訳者), 大沢基保(監修)

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禍いの科学 正義が愚行に変わるとき

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経ナショナルジオグラフィック社
発売年月日 2020/11/19
JAN 9784863134782

禍いの科学

¥825

商品レビュー

4.1

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2025/12/12

大きな害をもたらした発明7つについて、その特徴や歴史を教えてくれる一冊。 アヘン、マーガリン、化学肥料、優生学、ロボトミー手術、殺虫剤、ビタミン療法がテーマ。 科学データに基づかないもの、手っ取り早そうな解決策、過剰摂取にはご用心。 ■アヘン ケシの実から作られるアヘンは、その...

大きな害をもたらした発明7つについて、その特徴や歴史を教えてくれる一冊。 アヘン、マーガリン、化学肥料、優生学、ロボトミー手術、殺虫剤、ビタミン療法がテーマ。 科学データに基づかないもの、手っ取り早そうな解決策、過剰摂取にはご用心。 ■アヘン ケシの実から作られるアヘンは、その鎮静効果からモルヒネやヘロインとして薬用利用されるが、時を待たずにその中毒性や過剰摂取による害悪が知られるようになった。 ■マーガリン 19世紀フランスで発明されたマーガリンは、植物油から作られる。酸化されにくさ、常温保存性、燃焼時の少ない煙、風味のクセの無さ、安さから、またたく間に広まった。 マーガリンには、炭素二重結合を持つトランス不飽和脂肪酸が含まれるが、悪玉LDLコレステロールを大量に増やす性質がある。 ■化学肥料と兵器 人工的に肥料を作ろうとして窒素を抽出する試みは、爆薬や毒ガスの発明につながった。 ■優生学 遺伝学は優生学に派生し、やがて人種差別容認の根拠となった。 ■ロボトミー手術 前頭葉の切除が神経症を抑制するという考えから、精神病患者を中心に何万人もの人にロボトミー手術が施された。 ■殺虫剤 DDTは害虫だけでなく人間の命も奪った。 ■ビタミン薬 ビタミンCの過剰摂取はガンのリスクを高める。

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2025/11/09

•ロボトミー→医者は祖父に劣る引け目を負い、陽の目を浴びたい一心で悪徳な手術を辞めなかった。精神疾患の子を持ち、縋る親の心を利用し、多くの人が生きる屍となった。 •メガビタミン療法→医学が経済と結びつき、メガビタミンの市場は大きく膨らんだ。 •DDT→カーソンの美しい文体は世界を...

•ロボトミー→医者は祖父に劣る引け目を負い、陽の目を浴びたい一心で悪徳な手術を辞めなかった。精神疾患の子を持ち、縋る親の心を利用し、多くの人が生きる屍となった。 •メガビタミン療法→医学が経済と結びつき、メガビタミンの市場は大きく膨らんだ。 •DDT→カーソンの美しい文体は世界を魅了した。だが、DDTが原因で生物が死ぬと言う根拠はどこにもなく、結果マラリアで多くの人が死んだ。 他にも、アヘン、優生思想、マーガリン(トランス脂肪酸)など、科学によって生み出された様々な代償が語られる。 科学は意外と曖昧なもので、医者の経歴や功績、著名人による宣伝、時代の流れや風潮によって良しとされるものが簡単に操作されてしまう。私たちはそうした風潮に流されず、データとその数を見、再現性を見て科学の良し悪しを判断しなければならない(データが全て)。 •自然は私たちを殺す力を持っているし、私たちが戦わなければ自然に殺されることもある。現代農業、公衆衛生、文明は自然本来の均衡への回帰に対する絶え間のない戦い無くしては存在しえなかった。 •あらゆる進歩には代償が伴う。その代償が高いものになりすぎないかどうかを調べるのが私たちの仕事だ。

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2025/09/07

長期間読んでいたが、読了した。 本書の目次は以下の通り。 第1章 神の薬アヘン 第2章 マーガリンの大誤算 第3章 化学肥料から始まった悲劇 第4章 人権を蹂躙した優生学 第5章 心を壊すロボトミー手術 第6章 『沈黙の春』の功罪 第7章 ノーベル賞受賞者の蹉跌 第8章 過去に学...

長期間読んでいたが、読了した。 本書の目次は以下の通り。 第1章 神の薬アヘン 第2章 マーガリンの大誤算 第3章 化学肥料から始まった悲劇 第4章 人権を蹂躙した優生学 第5章 心を壊すロボトミー手術 第6章 『沈黙の春』の功罪 第7章 ノーベル賞受賞者の蹉跌 第8章 過去に学ぶ教訓 第3章はフリッツ・ハーバー、第5章は精神医療、第7章はライナス・ポーリングに関する話で、その都度他の本を読んでいたので、読了まで時間がかかったが、面白かった。 他の本で補完しながら読むと、本書に書かれていることもまた偏りがあるのがわかる。例えば、ライナス・ポーリングの功績について、本書の記述は少ない。「ビタミンCの研究」というポーリングの失敗を取り上げたいのだから当然だろう。しかし、サイエンスのメインストリームにおけるポーリングの功績は大きい。 一つのテーマで複数の本を読むことで、より複眼的に物事を知ることができる。改めてそのことを教えてくれた一冊であった。

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