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天上の葦(下) 角川文庫
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天上の葦(下) 角川文庫

太田愛(著者)

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天上の葦(下) 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/11/21
JAN 9784041084151

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天上の葦(下)

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商品レビュー

4.6

210件のお客様レビュー

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2026/02/12

一気に読み終えた。 太平洋戦争での情報規制をテーマにした重い内容でありながら、登場人物達の朗らかさや健全さがクッションになり、目が離せなかった。 瀬戸内ののんびりした島と喧噪に溢れた東京、どちらの描写もあるのも、また良い。 作者は、物語中にこのギャップわ散りばめて読みやすくしてく...

一気に読み終えた。 太平洋戦争での情報規制をテーマにした重い内容でありながら、登場人物達の朗らかさや健全さがクッションになり、目が離せなかった。 瀬戸内ののんびりした島と喧噪に溢れた東京、どちらの描写もあるのも、また良い。 作者は、物語中にこのギャップわ散りばめて読みやすくしてくれているように思う。 メディアやマスコミの発表している事は本当なのか、大きな権力に操作されている事もしばしば。 情報に振り回されず、自身の信念を貫く事の大切さ。 作者からの警告を見過ごしてはいけない。

Posted by ブクログ

2026/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

傑作。過去二作と比しても圧倒的な面白さ。 正光の不可解な死の理由が戦中のプロパガンダにあった事が強い説得力を持って明かされる。日本人にとっての戦争が如何なるものだったかが、様々な登場人物の過去を回顧していく中で詳らかになるが、特に勝利のエピソードは落涙なしには読めない。 鑓水、相馬、修司のバランスも変わらずに良く、島から脱走する場面等、エンタメ作品としても楽しめる。 次回作も期待したい。

Posted by ブクログ

2026/01/07

鑓水たちが渡った曳舟島には戦争の遺物である高射砲台跡があった。そしてそれはこの島のどこへいっても見えるのだった。 ──闘えるのは火が小さなうちだけです。 戦中を生きてきた島の老人たちは砲台跡を目にする度に七十年以上も自分の罪や後悔と向き合ってきたのだろうか…… 「これ...

鑓水たちが渡った曳舟島には戦争の遺物である高射砲台跡があった。そしてそれはこの島のどこへいっても見えるのだった。 ──闘えるのは火が小さなうちだけです。 戦中を生きてきた島の老人たちは砲台跡を目にする度に七十年以上も自分の罪や後悔と向き合ってきたのだろうか…… 「これは、あんたのためでも立住さんのためでもない。今度こそ、せんといかんことをしようと決めたんじゃ」 戦中を生きた 喜重、松林、勝利 、正光。そしてその時代を知らない鑓水、相馬、修司 、山波。 目的も立場も違ったが、彼らは世代を超えて同じものを守り抜いた──。 いつの時代も小さな火はすぐ側にある。できることならそれに気づける自分でありたいけれど 果たして声を上げられるのか…。 下巻も面白かった。 鑓水たちの島からの脱出劇。公安相手に痛快だった。 その後の第三部はイッキ読み必至。 どこまでも汚い公安はいっそドラマチックだ。 読後感も良かった。 とても内容の濃い本でした。

Posted by ブクログ