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AI時代の労働の哲学 講談社選書メチエ711
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2019/09/12 |
JAN | 9784065171806 |
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AI時代の労働の哲学
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5件のお客様レビュー
「AIが…」と特殊に語られるけれども、基本を眺めなければ煽られるだけで理解ができないもの。AIに興奮したい人向けではないけれど、僕には必要な理解になった。 ただどううなのだろう。経済や社会、労働などのほかに、文化やそれを捉える人々のスロー回路の変化など。(風土性があるとは思う)...
「AIが…」と特殊に語られるけれども、基本を眺めなければ煽られるだけで理解ができないもの。AIに興奮したい人向けではないけれど、僕には必要な理解になった。 ただどううなのだろう。経済や社会、労働などのほかに、文化やそれを捉える人々のスロー回路の変化など。(風土性があるとは思う) 僕の興味の軸はおそらくこちらになるのだろうなと思った。しかし社会の本流は経済的なことなのだろうから、一度ゆっくりと読んでみたのはよかった。
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人工知能の発達によって人間の仕事がうばわれるのではないかという問いかけがなされる現在において、あらためて労働をめぐる経済学や社会哲学における議論の蓄積のなかから、この問題について考えるための手がかりをとりあげなおし、人工知能がわれわれにもたらすインパクトの本質について考察をおこな...
人工知能の発達によって人間の仕事がうばわれるのではないかという問いかけがなされる現在において、あらためて労働をめぐる経済学や社会哲学における議論の蓄積のなかから、この問題について考えるための手がかりをとりあげなおし、人工知能がわれわれにもたらすインパクトの本質について考察をおこなっている本です。 著者は、ロックやスミス、ヘーゲル、マルクスなどの思想を渉猟し、資本主義における労働や疎外について彼らがいったいどのような思索を展開してきたのかということをたどっていきます。そうした枠組みを踏まえたとき、人工知能が人間の仕事をうばうという問題は、それが管理業務のようなものにまでおよぶことになるかもしれないとはいえ、従来の社会哲学において議論の対象となってきた枠組みのなかに収まるのではないかという見通しが示されます。 他方で、人工知能が道具以上の存在になって、人間の「内面」や「意識」にあたるものをそなえるようになったとすれば、現実には人びとに大きな葛藤をもたらすことになるとはいえ、それは人工知能を人間社会のメンバーに迎え入れることに対する抵抗感にもとづくものであり、本質的にあたらしい問題が生じるわけではないとされています。そのうえで、むしろ人間の「心」をもたないような人工知能にわれわれがかかわっていく場面において、人と物の二分法という枠組みそのものが問いなおされるという新たな問題が生じるのではないかという展望が示され、倫理学的な問題にまで踏み込んで考察がなされています。 人工知能についての問いを切り口にした、労働の思想史という印象です。
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近代労働観:アダムスミス・ヘーゲル・マルクス・ジョンロック 労働と雇用:雇用/請負/委任・労働の二極・資本主義と雇用・労働と財産・産業社会論 機械、AIと雇用:AIと生産現場変化・経済学と機械・労働市場の不完全性・物的資本と人的資本・技術変化/機械化の経済学・機械化/AI化と雇用...
近代労働観:アダムスミス・ヘーゲル・マルクス・ジョンロック 労働と雇用:雇用/請負/委任・労働の二極・資本主義と雇用・労働と財産・産業社会論 機械、AIと雇用:AIと生産現場変化・経済学と機械・労働市場の不完全性・物的資本と人的資本・技術変化/機械化の経済学・機械化/AI化と雇用・技能偏向型技術変化 機械、AIと疎外:資本主義と官僚制・物神性・人工知能の人間化 では何が問題か:人/物2分法の解体・徳と身分・人と動物/動物としての人・AIと身分制・第二自然 AIと資本主義:グローバリゼーションと情報通信革命
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