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三鬼 三島屋変調百物語四之続 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2019/06/14 |
| JAN | 9784041077610 |
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三鬼
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商品レビュー
4.3
88件のお客様レビュー
安定の4作目、良い意味で落ち着いて、かつワクワクして読み進められる。決して難しい言葉遣いはしていないのに、江戸の空気が感じられる文章表現が毎度見事。 ◆迷いの旅籠 やや冗長な感はあったし、全体的にちょっと強引なこじつけがあったようにも思えるが、人間ドラマを含んだ味わい深い話だっ...
安定の4作目、良い意味で落ち着いて、かつワクワクして読み進められる。決して難しい言葉遣いはしていないのに、江戸の空気が感じられる文章表現が毎度見事。 ◆迷いの旅籠 やや冗長な感はあったし、全体的にちょっと強引なこじつけがあったようにも思えるが、人間ドラマを含んだ味わい深い話だった。最後も悪くない。あちら側から戸を閉める…閉めた人はその後どうなるのか。「先の光景」を想像してしまう。 小屋全体が灯籠となる景色や、あの世の人々が光となってふわふわゆらゆら歩いてくる場面など、嗚呼、実際に見てみたいなと思わせられる刹那が随所にあった。 ◆食客ひだる神 可愛くてほっこりする話。挿話としてこういうのもいいよね。もののけなのか妖なのか神様なのか。なんとも判じ難い存在と、とくに説明を求めるわけでもなく共存していく日常が楽しかった。 ◆三鬼 最初に整えられた設定としては一番興味をひかれた話。深山の警備に当たる山番士、前任者は謎の死を遂げたり気が触れてしまったりしていて、更に、日々の業務を記録したはずの日誌も見当たらない。一つにまとまっていた方が何かと便利なはずの村はなぜか上村と下村に分かれている…気になる布石だよねぇ。 面白かったけど、これまたちょっと、「ん?だとしたらあれは何?」と少しすっきりしない点も残った。例えば、利三郎とみねに赤子ができたとき、なぜ村人は全く喜ばなかったのかとかね(妊娠した時点では別に難産になるかどうかなんて分からないし、普通に生まれれば働き手が増えて村にとっては良いことだろうに)。 鬼に自分を見る、というのも、ややありがちな結論のような気もした。もう少し、深淵が覗き込めたら楽しかったなぁ。 ◆おくらさま いつもとはちょっと違う趣向で全体的に面白かった。過去と今とを繋ごうとする謎解きみたいな展開もよし。香具屋さんの話だったので、読んでいる最中にふわっと良い香りがする気がした。登場人物のキャラクターのおかげか、明るく楽しい雰囲気は維持しつつも、要となる部分にしっかり恐ろしさを含んでいたのも良かった。 毎回そうなのだけど、このシリーズを読むと自分も怪談を集めたくなる。百物語の会をしたくなる。この誘う力もまた、一つの怪異なのかもしれない。
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恐ろしい、切ない、微笑ましい、悲しい。 読む度にいろんな感情が引き出されて、結構な頻度で泣かされる三島屋シリーズ第四弾。 怪異の真相や各話の結末に驚かされる事も多い。 読み始めると先が気になって「今日はこのへんで止めておこう」がなかなかできない。 収録作全て面白いのが凄いよねえ。...
恐ろしい、切ない、微笑ましい、悲しい。 読む度にいろんな感情が引き出されて、結構な頻度で泣かされる三島屋シリーズ第四弾。 怪異の真相や各話の結末に驚かされる事も多い。 読み始めると先が気になって「今日はこのへんで止めておこう」がなかなかできない。 収録作全て面白いのが凄いよねえ。 表題作のような悲しくて恐ろしい話も良いし、笑って泣ける《ひだる神》の話も好き。 《おくらさま》の話は趣向が違って新鮮。 この話は怖い気持ちと切ない気持ちを抱えながら読んだ。 初期の塞ぎ込んでた頃のおちかを知っているせいか、年相応に振る舞う彼女を見れたのが切ないやら嬉しいやら。
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- ネタバレ
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三島屋百物語 その四 迷いの旅籠 鶴見川の北小森村の 13歳の女子おつぎが、名主さまに言われ語りにきた。 村の田畑を守る神あかり様のための行燈祭りを領主のお殿様の喪中のため禁じられた。田畑の凶作を恐れる小作人達と領主の怒りを恐れる名主、村長。間に入るふりをして自分の望みを叶えようとする絵描きが、あの世との道をあけてしまう。 食客ひだる神 三島屋の花見でとるお料理やの話。 秋から春の間だけ商いをするというだるま屋に興味を持ったおちかは、だるまやに話を聞く。 料理人を目指す房五郎は、旅の途中食い意地の張った「ひだる神」に憑かれてしまう。ひだる神を抱えて商売を広げる房五郎。 三鬼 取り潰しになった大名の江戸屋敷の家老を務めた村井清右衛門が語り手。 かつて藩主の栗山藩で小納戸役端という半端な役目を務めていた村井清右衛門は、妹を襲われてた恨みを晴らすための狼藉で、謎の山村洞ヶ森村の番役山番士として3年の役務につく。貧しい農村で訳ありの住人を須加利三郎とまとめる。 前任の番役の記録が一切なく、村長の欣吉からは何も聞き出せない。 そして前任の気のふれた番役の残したこの村には鬼がいると言う言葉。 3年目に鬼の姿を見て後をつけ、対峙する。 おくらさま 三島屋の時間富次郎が奉公先で怪我を負い三島屋に戻る。 久々の百物語を別室でお勝と聞くことに。 芝の香具屋の3人娘お藤、お菊、お梅は蔵座敷にて代々伝わるおくらさまの為に香をたく。おくらさまに店を守ってもらえると言う。 話し終えたところでおちかは目を回し気がつくと誰も居ない。幻だったのかを確かめる為に読んだ貸本屋の勘一の協力で香具屋の美仙屋を探す。 真違を確かめて落着したところで、おちかの思いを寄せる青野利一郎が藩もとの那須に戻ることになる。
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