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三鬼 三島屋変調百物語四之続 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2019/06/14 |
| JAN | 9784041077610 |
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三鬼
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商品レビュー
4.3
90件のお客様レビュー
今作の怪異譚も、怖さ、微笑ましさ、温かさ、おぞましさ、色々と感じられる一冊だった。 毎回怖い話とほっこりする話の緩急があるシリーズだけど、今回はとにかく表題作『三鬼』の痛ましさとおぞましさが突き抜けていたように感じる。ただの不思議な存在の話ではなく、人間の業と相まって、読み進める...
今作の怪異譚も、怖さ、微笑ましさ、温かさ、おぞましさ、色々と感じられる一冊だった。 毎回怖い話とほっこりする話の緩急があるシリーズだけど、今回はとにかく表題作『三鬼』の痛ましさとおぞましさが突き抜けていたように感じる。ただの不思議な存在の話ではなく、人間の業と相まって、読み進めるほどに感じる薄ら寒さが強くなる。 全体的に、個人の力ではどうにもできない社会構造やしきたりの柵に関わる話が多かったのも、もどかしさを感じつつ今までと違う楽しみ方ができた。人間関係も少しずつ変化していて、次回作も楽しみ。
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三島屋おちかの黒白のまでの百物語、4巻。 鬼が出てきたり、生き霊が出てきたりと、怪しさが増してきてますが面白い! 読み始めたら気になって止まらない。 別れもあった4巻。でも新しい出会いもあり、今後が楽しみです。
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安定の4作目、良い意味で落ち着いて、かつワクワクして読み進められる。決して難しい言葉遣いはしていないのに、江戸の空気が感じられる文章表現が毎度見事。 ◆迷いの旅籠 やや冗長な感はあったし、全体的にちょっと強引なこじつけがあったようにも思えるが、人間ドラマを含んだ味わい深い話だっ...
安定の4作目、良い意味で落ち着いて、かつワクワクして読み進められる。決して難しい言葉遣いはしていないのに、江戸の空気が感じられる文章表現が毎度見事。 ◆迷いの旅籠 やや冗長な感はあったし、全体的にちょっと強引なこじつけがあったようにも思えるが、人間ドラマを含んだ味わい深い話だった。最後も悪くない。あちら側から戸を閉める…閉めた人はその後どうなるのか。「先の光景」を想像してしまう。 小屋全体が灯籠となる景色や、あの世の人々が光となってふわふわゆらゆら歩いてくる場面など、嗚呼、実際に見てみたいなと思わせられる刹那が随所にあった。 ◆食客ひだる神 可愛くてほっこりする話。挿話としてこういうのもいいよね。もののけなのか妖なのか神様なのか。なんとも判じ難い存在と、とくに説明を求めるわけでもなく共存していく日常が楽しかった。 ◆三鬼 最初に整えられた設定としては一番興味をひかれた話。深山の警備に当たる山番士、前任者は謎の死を遂げたり気が触れてしまったりしていて、更に、日々の業務を記録したはずの日誌も見当たらない。一つにまとまっていた方が何かと便利なはずの村はなぜか上村と下村に分かれている…気になる布石だよねぇ。 面白かったけど、これまたちょっと、「ん?だとしたらあれは何?」と少しすっきりしない点も残った。例えば、利三郎とみねに赤子ができたとき、なぜ村人は全く喜ばなかったのかとかね(妊娠した時点では別に難産になるかどうかなんて分からないし、普通に生まれれば働き手が増えて村にとっては良いことだろうに)。 鬼に自分を見る、というのも、ややありがちな結論のような気もした。もう少し、深淵が覗き込めたら楽しかったなぁ。 ◆おくらさま いつもとはちょっと違う趣向で全体的に面白かった。過去と今とを繋ごうとする謎解きみたいな展開もよし。香具屋さんの話だったので、読んでいる最中にふわっと良い香りがする気がした。登場人物のキャラクターのおかげか、明るく楽しい雰囲気は維持しつつも、要となる部分にしっかり恐ろしさを含んでいたのも良かった。 毎回そうなのだけど、このシリーズを読むと自分も怪談を集めたくなる。百物語の会をしたくなる。この誘う力もまた、一つの怪異なのかもしれない。
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