1,800円以上の注文で送料無料
タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍
  • 1213-01-21

タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源

ピーター・ゴドフリー・スミス(著者), 夏目大(訳者)

追加する に追加する

タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源

定価 ¥3,300

2,475 定価より825円(25%)おトク

獲得ポイント22P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗到着予定:3/19(木)~3/24(火)

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

3/19(木)~3/24(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2018/11/17
JAN 9784622087571

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

3/19(木)~3/24(火)

タコの心身問題

¥2,475

商品レビュー

3.9

64件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/03/03

私を含む「心身問題」という哲学用語を知らない人にとって、手に取りにくいタイトルだと思う。原題は "OTHER MINDS"、これは秀逸なタイトルだと思う。これまで人間には認識できていなかった、まして想像などしたこともなかったような”ほかの心”あるいは”ほかの知...

私を含む「心身問題」という哲学用語を知らない人にとって、手に取りにくいタイトルだと思う。原題は "OTHER MINDS"、これは秀逸なタイトルだと思う。これまで人間には認識できていなかった、まして想像などしたこともなかったような”ほかの心”あるいは”ほかの知性”が存在する。そのひとつが頭足類で、進化的には人間とはまったく遠い存在であるのに彼らにも私たちと通じ合う”心”のようなものがあるのは、「進化が、まったく違う経路で心を少なくとも二度、つくったからだ。頭足類と出会うことはおそらく私たちにとって、地球外の知的生命体に出会うのに最も近い体験だろう。」(P10 L4~6) 話が行ったり来たりすることを含め、読みやすい本ではなかったと思いますが、それを凌駕する面白さとeye openingな内容で、高評価としました。

Posted by ブクログ

2025/06/16

タコ。 何コラタココラと長州力と橋本真也が不毛かつ意味不明な問答を繰り返してから早20年(この文章読んでる人でこのネタがわかる人何割くらいいるんだ?)。時代は進み、タコの研究も進んだわけです。もうね、この本を読んだからには人のことを揶揄するときの言葉として「タコ」なんて口が裂けて...

タコ。 何コラタココラと長州力と橋本真也が不毛かつ意味不明な問答を繰り返してから早20年(この文章読んでる人でこのネタがわかる人何割くらいいるんだ?)。時代は進み、タコの研究も進んだわけです。もうね、この本を読んだからには人のことを揶揄するときの言葉として「タコ」なんて口が裂けても言えなくなりますよ。それくらい、いかにタコが(イカにタコが)すごい生物なのか、奇妙な生態を持っているのかが語られております。なんと哲学者の言葉で。読み始める前までは、生物学者が書いた海外の科学本なのかーと思ってたのですが、いい意味で裏切られました。 著者の専門は「科学哲学」に加えて「心の哲学」とのこと。なるほど確かに生き物の「心身問題」を考えるあたっては生物学の知識だけでなく、心の哲学も援用する必要があり、その意味で著者の経歴はうってつけ。なんたってスタンフォード大学で科学哲学の教授を務め、スキューバダイビングをこなす方なので。 タコにとって腕は、それぞれが「自己」の一部であり、同時に「他者」であるとも言える。自己の一部として見るなら、目的を持って動かし、外界の事象への操作として扱うことができるからだ。しかし、身体全体を制御する脳からすれば、その腕はどれも自分が指令をしていなくても勝手に動きまわることのある「他者」とも言え、非常に特殊な生態を持っていると言えるだろう。 でも果たして本当にそれほど「特殊」なのだろうか。 著者はこの事象を人間に置き換え説明を試みる。例えばまばたきや呼吸は、通常、それを行うのに意思の力は不要だ。何も考えることなく半自動的に行える行為であり、かつ意識して行うこともできるわけで、つまりそれって「タコの腕」と似たようなものなのではないのか?と。 そしてさらに言うなら、私たちが何らかの行動を起こす際、果たしてどれほど「意識」が介在していると言えるのだろう。目の前にあるペンに手を伸ばして取る。この行為ひとつ取っても、脳の指令が半自動的に行っていることであり、情報処理の早さ以上に「手が勝手に」という印象の方が強いと感じる場合もあるのではないだろうか。タコの心身問題は、人間の心身問題を考えることと通じているのではないか? とまあ、こんな具合でタコ(およびタコに関係する生き物)の生態について、心の哲学を中心材料としながら見極めていこうとする筆致が斬新です。 スキューバ・ダイバーである著者ならではのタコに関するおもしろエピソードも豊富に盛り込まれており、たとえば、明らかに食事の目的以外で、おそらくはただの「興味本位」として人間に近寄ってくるタコの話や、水槽の中にいるタコが人間の顔を見分けて水をかけてくる話など、好奇心をくすぐられました。 心の問題を語るとき、多くは人間と哺乳類について焦点があてられがちだけど、本書では軟体生物である「タコ」の、しかも「腕」に目を向けており、心がいかに複雑なものなのか、心の在り方は私たちが想像するよりもっと多くの「パターン」があるのではないか、と思わせられます。 その相対化の視点は、人と人の違いだけでなく、人と他の生物の違いを知ることへとつながっており、いかに狭い世界でこれまでものを見てきていたのか、そのことを感じさせてくれました。意識や心について、人間から離れて知ることで、相対的に、より人の深層を知ることができるような、可能性がひろがっていく喜びの与えてくれるそんな本。 これを読んだらもうコラコラ問答のことを笑って見れなくなること間違いなしだ!

Posted by ブクログ

2025/05/28

タコの話だと思って読み始めたが、タコ(頭足類)の神経組織の複雑さをメインに、動物の進化について、老化のメカニズムについて、意識とはなにかについてなど、とても大きい問題について、詳しく考察してくれている。特に、老化のメカニズムの説明は、私にとっては目からうろこだった。大変面白い本だ...

タコの話だと思って読み始めたが、タコ(頭足類)の神経組織の複雑さをメインに、動物の進化について、老化のメカニズムについて、意識とはなにかについてなど、とても大きい問題について、詳しく考察してくれている。特に、老化のメカニズムの説明は、私にとっては目からうろこだった。大変面白い本だった。

Posted by ブクログ