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なぜ世界は存在しないのか 講談社選書メチエ666
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なぜ世界は存在しないのか 講談社選書メチエ666

マルクス・ガブリエル(著者), 清水一浩(訳者)

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なぜ世界は存在しないのか 講談社選書メチエ666

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2018/01/01
JAN 9784062586702

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なぜ世界は存在しないのか

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商品レビュー

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2026/10/04

人生の意味とは―― 「生きるということにほかなりません」 「尽きることない意味に取り組み続けるということです」 これが著者の最大のメッセージだと思う。 この論理というか定義に行くまでに300ページくらい。普通の本のようにスラスラは読めない。なぜなら、そもそも存在とはなにか?そして...

人生の意味とは―― 「生きるということにほかなりません」 「尽きることない意味に取り組み続けるということです」 これが著者の最大のメッセージだと思う。 この論理というか定義に行くまでに300ページくらい。普通の本のようにスラスラは読めない。なぜなら、そもそも存在とはなにか?そして世界とはなにか?を1から考え、そして多元的な言葉の意味を理解しないといけないから。 その意味でとてもタフな読書体験。しかし、面白い。 結構いろんな通説、そこには古典で示されるような哲学観も含まれるが、それを疑うし明確に否定する。この過程の中で自分なりに引っかかったこともある。しかし、その疑問を考えながらも読み進められる、疑問が生じるほど著者の考えがわかるという意味で素晴らしい本だ。 ■以下は長いのでご参考まで この本の著者の主張について私なりにまとめる。 これはこの感想の冒頭で示した「人生の意味」の定義に行くまでに必要なプロセスだったので振り返る。 ・「世界は存在しない」世界とは、全てを包摂し、そして全てである存在。こんなものはないという。 ・なぜ世界が存在しないのか?存在は「意味の場」という場に現れる。その意味の場はそれこそ、無限にある。その意味で多元主義的な見方や、意味の付与主体ごとの見方が社会の関係の中に現れる構築主義の考えに近いように思われる。 ・しかし、構築主義は人間が見えている世界以外のものも存在するはずなのに説明できない。また、多元主義は真の定義があるはずなのにそれを肯定できない。ということで過不足がある。 ・では唯物論や一元論として絶対の存在や真理が存在するのか?というとそうでもないと考える。 ・そもそもこれらの考えは形而上学的に全てを説明できることに近いが、たとえば空想の世界や、多様なひとがさまざまなパースペクティブなところから見た姿を説明できない。故にこれらの考えとは違うという。 ・そのうえで著者は、意味という「対象が現象する仕方」は多様であり、さらにその対象とは視点によって異なる、それは「意味の場」が多元的で文字通り無数にあるを ・ここから結論に近づく。 ・意味の場が複数あり(多元主義構築主義的な考え)、しかし真である命題や真理は存在する(唯物論や形而上学的なテーゼを一部引用)中において、人生という自己を見つけだす営みは、そもそも自己というものが多様な意味の場に出現し、さらに自己を内省したりメタ認知することでさらに拡がりがある。 ・故に人生はその多様な意味の場で真となるであろうことを自己について探求していくのだ。そこに絶対性や個別具体性があらわれる。そしてその個々の営みが多様な意味の場において社会に影響していくのだ。

Posted by ブクログ

2026/06/14

原題 Warum es die Welt nicht gibt 日本語タイトル なぜ世界は存在しないのか (たぶん、原文のニュアンスのまま) なんとも意味深なタイトルに惹かれて手に取ったものの、ほぼ理解出来ず。 P21 すべてを記述し尽くす世界の規則や公式は、たんに存在しませ...

原題 Warum es die Welt nicht gibt 日本語タイトル なぜ世界は存在しないのか (たぶん、原文のニュアンスのまま) なんとも意味深なタイトルに惹かれて手に取ったものの、ほぼ理解出来ず。 P21 すべてを記述し尽くす世界の規則や公式は、たんに存在しません。それは、わたしたちがそのようなものをいまだ見出していないからではありません。そのようなものがそもそも存在しえないからです。 という意味で、世界は存在しない、らしい。 そう考えることで何か新しい洞察が得られるのか、というと、後半の方で、宗教論や芸術論が展開されているのだが、やっぱり難解。

Posted by ブクログ

2026/05/06

「あらゆるものを内包する存在」としての世界は存在し得ない。 世界とは、無限に存在する事物、そして、それらに連関する無限の意味の現れ方なのであり、「単一の何か」ではあり得ない。 私自身が科学主義に陥っていたことに気づかせてくれた一冊。 科学主義では、一切を自然と見なし、そこに精神は...

「あらゆるものを内包する存在」としての世界は存在し得ない。 世界とは、無限に存在する事物、そして、それらに連関する無限の意味の現れ方なのであり、「単一の何か」ではあり得ない。 私自身が科学主義に陥っていたことに気づかせてくれた一冊。 科学主義では、一切を自然と見なし、そこに精神は存在しなくなる。ひいては、人生の意味も失われてしまい、虚無に至る。 しかし、世界とは科学で観測できることがすべてではないのであった。非科学的と退けられがちな宗教や、科学主義では意味を持ち得ない芸術などは、それぞれの対象領域で意味を持つのであり、意味を持つ以上それらは現に存在しているのである。 人間も、現に存在している以上、無限の意味の現れ方を有しており、それを人間自身が意識することで自身が存在する意味を千変万化させるのである。 人が存在する意味は、結局のところ、生きることなのであっあ。

Posted by ブクログ

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