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なぜ世界は存在しないのか 講談社選書メチエ666
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なぜ世界は存在しないのか 講談社選書メチエ666

マルクス・ガブリエル(著者), 清水一浩(訳者)

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なぜ世界は存在しないのか 講談社選書メチエ666

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2018/01/01
JAN 9784062586702

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なぜ世界は存在しないのか

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商品レビュー

3.5

54件のお客様レビュー

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2026/05/06

「あらゆるものを内包する存在」としての世界は存在し得ない。 世界とは、無限に存在する事物、そして、それらに連関する無限の意味の現れ方なのであり、「単一の何か」ではあり得ない。 私自身が科学主義に陥っていたことに気づかせてくれた一冊。 科学主義では、一切を自然と見なし、そこに精神は...

「あらゆるものを内包する存在」としての世界は存在し得ない。 世界とは、無限に存在する事物、そして、それらに連関する無限の意味の現れ方なのであり、「単一の何か」ではあり得ない。 私自身が科学主義に陥っていたことに気づかせてくれた一冊。 科学主義では、一切を自然と見なし、そこに精神は存在しなくなる。ひいては、人生の意味も失われてしまい、虚無に至る。 しかし、世界とは科学で観測できることがすべてではないのであった。非科学的と退けられがちな宗教や、科学主義では意味を持ち得ない芸術などは、それぞれの対象領域で意味を持つのであり、意味を持つ以上それらは現に存在しているのである。 人間も、現に存在している以上、無限の意味の現れ方を有しており、それを人間自身が意識することで自身が存在する意味を千変万化させるのである。 人が存在する意味は、結局のところ、生きることなのであっあ。

Posted by ブクログ

2026/03/29

1回読んだだけではよくわからなかったのでまた読むと思います。 実在についてはそれはまあ普通に考えたらそうだよなと思います。浅はかながら。

Posted by ブクログ

2026/02/05

たまたまだけど、同日に読み終わったトリスタン・ガルシアの『7』といくつかの点で呼応することが書かれており、込められた世界のイメージに対する「差異」を確認しながら読んだらより理解が深まった。極力専門用語を使わず前提知識を求めないよう平易な文章で書かれてるってことあり、思った以上にリ...

たまたまだけど、同日に読み終わったトリスタン・ガルシアの『7』といくつかの点で呼応することが書かれており、込められた世界のイメージに対する「差異」を確認しながら読んだらより理解が深まった。極力専門用語を使わず前提知識を求めないよう平易な文章で書かれてるってことあり、思った以上にリーダビリティも高くって。 「あらゆるものを包括する世界」を説明するとなると、その「世界」認識についての意味を求める必要性が生じ、であれば「世界」とは説明する者の頭の中にしかなく、「あらゆるものを包括する世界」はそもそも存在しない。というのがどうやら本書の主張であり、それは形而上学(各々の認識が合わさることでひとつの現実が浮かび上がる)や構築主義(各々が持つ認識に違いがあるため現実もまたそれぞれで違う)とは異なる”新たな認識”の提示を意味している。つまり個人にはそれぞれ無数の「対象領域」が存在し、さらに対象領域の先には重なり合う認識が存在している。それが著者のいう「新しい実在論」ということらしい。 その武器を手に、自然科学は必ずしも万能ではないことを。宗教には宗教のフェティシズムがあり、「自由」の理解の拡大に役立つことを。芸術は無限の見方(パースペクティブ)があり、認識を広げてくれるということを。著者は語っていく。 あらゆるもの、あらゆる事象は、意味の場の中に同時に存在しており、であればそれを不幸なものと見なすか、あるいは幸福なものと見なすかは、対象領域によって異なる。世界は存在しない。存在するのはそれぞれが持つ意味の場なのだ。意味の場が持つ意味をどう受け取り、どう解釈していくか、それは現実の像に違った見方を与える可能性を持つ行為と言えるだろう。 というのが読み終わって私なりに解釈した本書の結論。 トリスタン・ガルシア『7』で描かれた、複数の世界と、複数の人生、そして他者との邂逅と物語の受け渡し。こうして何らかの共振性を見出すこともまた、私が持つ対象領域、つまり本書と『7』の認識を伝える行為であり、その繰り返しによって各々の対象領域にしか存在しない「世界」は、また色合いを変えていく。

Posted by ブクログ

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