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組織の不条理 日本軍の失敗に学ぶ 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2017/03/01 |
| JAN | 9784122063914 |
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組織の不条理
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組織の不条理
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組織で生じる失敗について、「限定合理性」という人間の完全ではない認知能力の保持という観点から解説した本。決して非合理というわけではなく、「限定合理性」の範疇で合理的に判断し、行動したうえで失敗を起こしているところから、合理的に失敗をしていると主張している。 主に3つの理論、取引...
組織で生じる失敗について、「限定合理性」という人間の完全ではない認知能力の保持という観点から解説した本。決して非合理というわけではなく、「限定合理性」の範疇で合理的に判断し、行動したうえで失敗を起こしているところから、合理的に失敗をしていると主張している。 主に3つの理論、取引コスト理論、エージェンシー理論、所有権理論から組織行動について解説を試みている。特に取引コスト理論と、エージェンシー理論から、日本軍の太平洋戦争における敗戦のメカニズム的なことを独自の視点で解説。 エピローグp333にある「こうした状況で、石油を確保できずに自滅し無条件降伏をするよりも、そしてまた米国の要求を受けいれ、大陸における巨額の埋没コストを生み出すよりも、日本軍にとって有利な方向で講和に持ち込めるわずかな可能性を求めて戦争に突入していくことは、非合理ではなかった」が、取引コスト理論をベースにした解説において、個人的には説明がしっくり来た。 とはいえ、わずかな可能性と天秤にかけたものの大きさが尋常ではないので、モヤモヤが残るところ。このわずかな可能性に欠けるといったユートピア主義を回避するには、人間の限定合理的な存在を受けいれたうえで、漸次工学的アプローチを取り続ける必要への言及は納得がいく。このあたりの続きをもう少し学んでみたいところ。
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みんなが合理的に動いた結果、あとから見たら非合理な判断してたというあるある話。エルサレムのアイヒマンとかと似た感じ。 コレはヤバい絶対失敗するという方針に対し、1人で反対するコストを考えた結果、めんどくさくてそのまま乗っちゃうタイプだと自覚してるので個人的に耳が痛い本。 後半に...
みんなが合理的に動いた結果、あとから見たら非合理な判断してたというあるある話。エルサレムのアイヒマンとかと似た感じ。 コレはヤバい絶対失敗するという方針に対し、1人で反対するコストを考えた結果、めんどくさくてそのまま乗っちゃうタイプだと自覚してるので個人的に耳が痛い本。 後半に対策ぽいことも書いてるけど、一個人としてはヤバい組織から離れることが合理的な選択だと思う。
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佐藤優さんと池上彰さんが絶賛していた本。日本軍の失敗を新制度派経済学の取引コスト理論とエージェンシー理論、所有権理論を用いて説明している。つまり、人間は合理的に不正を行い、非効率を追求する可能性があるという事を多くの事例を挙げて解説している。 ガダルカナル戦とインパール作戦は非合...
佐藤優さんと池上彰さんが絶賛していた本。日本軍の失敗を新制度派経済学の取引コスト理論とエージェンシー理論、所有権理論を用いて説明している。つまり、人間は合理的に不正を行い、非効率を追求する可能性があるという事を多くの事例を挙げて解説している。 ガダルカナル戦とインパール作戦は非合理の中に合理性があり、ジャワ軍政と硫黄島・沖縄戦は合理性と効率性が一致していると主張している。 この理論を現代の会社にあてはめて、シャープや東芝の失敗事例と、京セラや味の素の成功事例などを解説しているのが興味深かった。組織が不条理を回避するためには、人間は限定合理的であり、常に誤りうることを自覚することが大事で、絶えず非効率や不正を排除するような流れを作る批判的合理的構造を持つ事が重要である。
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