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未来のだるまちゃんへ 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2016/12/01 |
| JAN | 9784167907587 |

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商品レビュー
4.5
62件のお客様レビュー
今年(2026年)生誕100年の節目となるかこさとしさん。 そういえば、今年は安野光雅さんも生誕百年だそうで、日本の絵本の歴史に名を遺すお二人が同年であったことにいまさらながら気づく。 子どものころ、ずいぶんこの人の絵本を楽しんできた。 この本を通し、ひさしぶりにだるまちゃんに...
今年(2026年)生誕100年の節目となるかこさとしさん。 そういえば、今年は安野光雅さんも生誕百年だそうで、日本の絵本の歴史に名を遺すお二人が同年であったことにいまさらながら気づく。 子どものころ、ずいぶんこの人の絵本を楽しんできた。 この本を通し、ひさしぶりにだるまちゃんにも、とこちゃんにも、カラスのパン屋さんにも出会った。 かこさんのお嬢さんが大好きだったという「どろぼうがっこう」にも。 さて、本書はかこさんの自伝的エッセイ。 こどもたちへのメッセージを託した本である。 「不肖の父」という話が面白い。 子煩悩だが、あまり子どもの気持ちがわからないお父様であったそうだ。 子どもの頃のかこさんは、おもちゃ売り場で、どうやtったら自分で作れるかと考えて眺めていれば、「そうか、それがほしいんだな」と買ってしまう。 まず自分で作りたい、と思う子どもであったというところに驚いてしまうのだが、そういうお父さんの好意を「親に無駄金を使わせた」と思ってしまう。 子どもはおとなの思うようには生きていない、と悟る原体験のような出来事であったそうだ。 会社員(昭和電工)と、絵本作家の二足の草鞋を20年ほど履き続けるのだが、会社員として120%の力を出さないといけない、という心構えでやってきたそうだ。 100%以下では、何か失敗した時、必ず絵本作家としての活動を批判されるからだとのこと。 昭和の人らしいモーレツぶりだなあ、と一瞬思ってしまったが、あれだけの仕事量をするには、生半可な気持ちではできなかったのだとすぐに思い至る。 終戦時、二十歳少し前。 自ら航空兵になることを志願し、視力が悪くて断念。 同級生で選考に残った人たちが、二十歳たらずで死んでいったのに、自分は生き残ったという負い目と、終戦(彼ははっきり「敗戦」と書く)を境にいうことを180度変えた大人たちへの不信感が、その後のかこさんにつながっていく。 戦場に行くことはなかったけれど、加害者としての自分の立場から目をそらさない人だったとわかる。 加担する者の責任といえば、原発(本書は東日本大震災の後に出版されている)に対するコミットメントの姿勢にも加担した責任に向き合おうという姿勢が感じられた。 出版されかけていた原子力のことについての本の出版を急遽差し止め、大幅に修正したそうだ。 責任を取るということばは簡単だが、実際どうやったら責任を取れるのか、よくわからないことがある。 しかし、かこさんの場合はこれが責任の取り方だった。 「子どもたちに生きることをうんと喜んでいてほしい」という願い。 それを原動力に生きていた人の言葉の重みを感じる。
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5、6年ほど前に読んだのかな 読了後、かこさとしさんの生き様や思いが、ひとつの指針となった。 読んで良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「子どもっていうのは白紙なんだから、大人がきちんと教育してやれば、好きな色に染められる」みたいなことを言ったりするけれど、僕に言わせれば、冗談じゃない。 子どもには子どもの世界があって、ひとりひとり、自分でちゃんと考えているし、自分の好みや判断を持っているのです。 昨年富山にひとり旅行をした時、ガラス美術館に併設されている図書館で、ハードカバーのこの作品が表に飾られていた。冒頭を読んで泣きながら、いつか買うぞ、と思っていた。 そして先日の静岡旅行で文庫版を見つけ!即購入。買ってよかった読んでよかった。 かこさとしさんのことはもちろん存じていて、特に『からすのパンやさん』は大好き。小さい頃から何度も読んでいるし、パンが並ぶページは今もすぐに思い浮かぶ。読み直す時にもウキウキする。 絵本作家として、子どもに対する大人として(かこさとしさん自身は自分を確固たる大人とは思っていないと推察するが、子どもを慈しむ対象として最上であるかこさとしさんを称するものとして大人という文言を添えさせていただく)、こんなに素敵な方だったのだ、と感動。このような人が子どもに届くように絵本を書いてくださっているの本当に嬉しいなあ。 戦争の「死に残り」と表現されていたの、心に重いものが残った。でもこのように残って、表現してくださったから、『からすのパンやさん』や『だるまちゃんとてんぐちゃん』を楽しんでいた子どもだった私も、今ここでこの本に涙して救われている大人の私も存在できているのだ。 好きな文章を挙げると本1冊になってしまうので、抜粋していくつか。 「子どもは、生きるエネルギーを日々、空費したり、乱費したり、浪費したりしながら、成長していく。あまりにもとりとめなく、行き当たりばったりで、まったく非効率的に見えるかも知れない。 ですが、その野放図で、自由で、とりとめがないことこそが実は肝心で、自分で間違えたり、失敗したりして、行きつ戻りつしながら、ぐんぐん伸びていく時にしかわからないことがある」 「はじめは考えなしにやったっていい。しくじることも、あるだろう。 だけど、しまったと思ったら、次は考えろ。自分でよく考えて、自分をちょっとずつ変えていけばいい。そうして、失敗を乗り越えてゆけるのが人間で、君もその一員なんだよ。 僕はそう伝えたいのです」
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