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愚者の毒 祥文社文庫
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愚者の毒 祥文社文庫

宇佐美まこと(著者)

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愚者の毒 祥文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2016/11/11
JAN 9784396342623

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愚者の毒

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商品レビュー

4

79件のお客様レビュー

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2024/10/28

第70回日本推理作家協会賞受賞作とのこと。 この作者の本は初めて読むが、暗い物語だった。 三つの時代にまたがって話が進む。老年となり過去を回顧している2015年、主人公の女性二人が出会った1985年、そして廃坑集落での子供時代の1965年。 後半1/3くらいからは読むスピードが上...

第70回日本推理作家協会賞受賞作とのこと。 この作者の本は初めて読むが、暗い物語だった。 三つの時代にまたがって話が進む。老年となり過去を回顧している2015年、主人公の女性二人が出会った1985年、そして廃坑集落での子供時代の1965年。 後半1/3くらいからは読むスピードが上がったが、それまでは悲惨だった子供時代など暗いトーンで話が進む。それだけ丁寧に書き込んであるということだが、暗く重いので好みは分かれるでしょう。

Posted by ブクログ

2024/09/28

『愚者』『毒』そして表紙のカラス。 薄暗さしか感じない‥‥ しかし、思いがけずなんともほんわかとした第一章。 職安でたまたま出会った二人の女性、葉子と希美。二人はお互いに惹かれ合い親友になっていき、発達障害の疑いのある幼い甥の達也を連れた葉子は住み込みの家政婦の仕事に就く。 この...

『愚者』『毒』そして表紙のカラス。 薄暗さしか感じない‥‥ しかし、思いがけずなんともほんわかとした第一章。 職安でたまたま出会った二人の女性、葉子と希美。二人はお互いに惹かれ合い親友になっていき、発達障害の疑いのある幼い甥の達也を連れた葉子は住み込みの家政婦の仕事に就く。 この雇い主の理科の教師をしていたという難波先生と達也のやり取りがとても心温まるもので、訳あってここに辿り着いた葉子と達也を取り巻く人たちとのほっこりなお話なのでは?と勘違いしてしまいました。 第二章からのあまりのトーンの違いに、読むスピードがガクンと落ちてしまった私。しかし、ミスリードに気付かされた途端に「は?どういうこと?」と超特急で読み進めました。 賢者と愚者、薬と毒。 どちらに転ぶかはその人次第。 全てが回収されて無駄のない文章。 読み応えたっぷりでした。

Posted by ブクログ

2024/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

老人ホームに入った裕福なお婆ちゃんの回顧録 と思って読み進めたら、想像以上の人生だった…。 明らかな悪人はいるのだけど、あの二人はどうなの?悪人…か?でも、遺された側からすると…やはり悪人か。。 些細なボタンの掛け違いで起こってしまった気もする。 けど、当事者によって捉え方は違うから、ラストのああいう行動をしたのも仕方ない気もするし。

Posted by ブクログ