商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2016/11/11 |
JAN | 9784396342623 |
- 書籍
- 文庫
愚者の毒
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愚者の毒
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商品レビュー
4
77件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
老人ホームに入った裕福なお婆ちゃんの回顧録 と思って読み進めたら、想像以上の人生だった…。 明らかな悪人はいるのだけど、あの二人はどうなの?悪人…か?でも、遺された側からすると…やはり悪人か。。 些細なボタンの掛け違いで起こってしまった気もする。 けど、当事者によって捉え方は違うから、ラストのああいう行動をしたのも仕方ない気もするし。
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初読みの作者さん。フォローしている方々のレビューに惹かれて買ってみた。 1985年、たまたま上野の職安で出会った葉子と希美。希美の紹介で葉子が深大寺の旧家で住み込みの家政婦として働くことになったのをきっかけに二人が関係を深めていく様が描かれる。 閑静な武蔵野での出来事の間に挟ま...
初読みの作者さん。フォローしている方々のレビューに惹かれて買ってみた。 1985年、たまたま上野の職安で出会った葉子と希美。希美の紹介で葉子が深大寺の旧家で住み込みの家政婦として働くことになったのをきっかけに二人が関係を深めていく様が描かれる。 閑静な武蔵野での出来事の間に挟まれる、2015年、伊豆の高級老人ホームで暮らす女性の述懐の中でさらりと語られる単語に物語の不穏さが増し、何は起きたのかを知りたくて頁を繰る手が進んでいく。 中盤以降で明かされる真相は、最後の最後まで予断を許さない、小道具の使い方まで含めて手が込んだ作りで、とても良く出来ていると思った。 ただ、第二章で、昭和の高度成長時代と対比して描かれる、1965年~66年にかけての筑豊の悲惨な生活の描写の濃さが強烈で、ミステリーとしての面白さが霞んでしまった印象も受けたのでした。
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貧困と犯罪、過去と現在 重いテーマであるため、終始暗澹とした気持ちになりました。 物語の大筋は序盤から何となく察することはできるのですが、ラストは衝撃でした。そしてタイトルの意味の回収。 圧倒的な闇の中にも僅かな明かりが灯る この明かりが、誰かの救いになっていればという希望が僅...
貧困と犯罪、過去と現在 重いテーマであるため、終始暗澹とした気持ちになりました。 物語の大筋は序盤から何となく察することはできるのですが、ラストは衝撃でした。そしてタイトルの意味の回収。 圧倒的な闇の中にも僅かな明かりが灯る この明かりが、誰かの救いになっていればという希望が僅かながらに残る読後が、不快さだけの読後感にならずに済んでいる所以なんだろう
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