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本屋さんのダイアナ
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本屋さんのダイアナ
¥330
在庫なし
商品レビュー
4.3
373件のお客様レビュー
大穴と書いてダイアナと読む女の子と、その親友彩子の友情の物語。お互いがお互いの環境を羨ましく思いつつ、でもリスペクトしながら付き合っている幼少期が微笑ましかった。 会わなくなってからも影響を与え合う2人の友情の深さが羨ましい。
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- ネタバレ
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結局のところ、ティアラに守られながら、彼女の生き方をなじる日々は楽だったのだ。ティアラの落ち度をひとつ見つける度に、自分がいかに文化的で地に足がついている女の子なのか、実感できた。でも、向田邦子さんの本を読んだだけで、彼女の様になれるわけではない。本が好きなだけで、高尚なつもりになるのは間違いだ。母を見下して得意になってばかりいた。 ある2人の女の子の小学生時代から新入社員と言われる年齢までの10年ちょっとの成長物語。ところどころ、本好きの少女の口から発せられる、幼き日々に読んだ本の一節が心にしみる。 2人の成長物語は、忘れていたものを思い出させてくれ、昔、図書館から何回も連れて帰った沢山の書籍と言う友達を思いださせてくれた。 次の週末は、赤毛のアンのページを久しぶりにめくってみようかと思う。
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女性同士の繋がり、シスターフッドを描くのがとても上手で読後感が良い作品が多い柚木麻子さん。今回もダイアナと彩子という生まれ育った環境が異なる2人の小学生から大学生までの多感な時期の揺らぐ友情を飽きのこない展開で描き、一気に読んでしまった。 自分でかけた呪いを解く、自分の足でしっ...
女性同士の繋がり、シスターフッドを描くのがとても上手で読後感が良い作品が多い柚木麻子さん。今回もダイアナと彩子という生まれ育った環境が異なる2人の小学生から大学生までの多感な時期の揺らぐ友情を飽きのこない展開で描き、一気に読んでしまった。 自分でかけた呪いを解く、自分の足でしっかり立つ…全ての女性へのエールを感じた。 読んで良かった!
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