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他の岬 ヨーロッパと民主主義
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他の岬 ヨーロッパと民主主義

ジャック・デリダ(著者), 高橋哲哉(訳者), 鵜飼哲(訳者)

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他の岬 ヨーロッパと民主主義

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2016/05/01
JAN 9784622079996

他の岬

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商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2023/08/16

冷戦構造の崩壊後の“ヨーロッパの危機"に書かれたものであることを鑑みると、やはり、その後の新自由主義の流れは、恐ろしく政治的な局面を複雑にしてしまったなと思う。いや、デリダがここで警鐘していることが、ある種そうなってしまったということでもあるが。いま生きていたらなにをどう書くのか...

冷戦構造の崩壊後の“ヨーロッパの危機"に書かれたものであることを鑑みると、やはり、その後の新自由主義の流れは、恐ろしく政治的な局面を複雑にしてしまったなと思う。いや、デリダがここで警鐘していることが、ある種そうなってしまったということでもあるが。いま生きていたらなにをどう書くのか。

Posted by ブクログ

2021/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デリダの中ではかなり読みやすい論文である。現代までつながるヨーロッパの「自己」と「他者」の問題であり、現代のヨーロッパの移民の問題、テロの問題を考えるのであれば是非読んでほしい作品である。デリダ自身のアイデンティティかなり影響しているのだろうか。 本書でも言及のあるポール=ヴァレリーの『精神の危機』と合わせて読むのも良いだろう。近代と現代でヨーロッパが感じる「危機」の変化が分かるだろう。

Posted by ブクログ

2017/04/30

ポール・ヴァレリーの問いかけをベースに、Capという言葉を、資本、首都、岬、帽子などなどと意味を変えながら、ヨーロッパと民主主義を脱構築し、開かれたヨーロッパと来るべき民主主義を展望する、というところかな??? ベルリンの壁の崩壊、ペレストロイカの進展、そして湾岸戦争直前とい...

ポール・ヴァレリーの問いかけをベースに、Capという言葉を、資本、首都、岬、帽子などなどと意味を変えながら、ヨーロッパと民主主義を脱構築し、開かれたヨーロッパと来るべき民主主義を展望する、というところかな??? ベルリンの壁の崩壊、ペレストロイカの進展、そして湾岸戦争直前という政治的な状況のなかで、ヨーロッパや民主主義について、語る。しかも、その掲載されたのは、新聞の特別号ということから考えると、デリダのなかでは、分かりやすい類いに属する本のはず。 最近、デリダの入門書を読んだので、なんとかなるかな、と思って、トライしてみたが、やっぱり、なんのことだか、な文章であった。 あんまり、こういうのを真面目に理解しようと思わず、たんなる言葉遊びと思って読んだ方が、精神衛生上よさそうだな。

Posted by ブクログ

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