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夜よ鼠たちのために 宝島社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 宝島社 |
| 発売年月日 | 2014/09/04 |
| JAN | 9784800231734 |
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夜よ鼠たちのために
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夜よ鼠たちのために
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商品レビュー
3.7
125件のお客様レビュー
短編集。 昔の作品なので、時代感はある。 DNA鑑定とか、携帯電話とかのアイテムがあったら成立しないかな…と思う内容もある。 でも、おもしろいものはおもしろいんだなぁ。 ハードボイルド風味の話もあり。 読者が裏切られる系、読者が前提としていた事実がひっくり返される系のミステリです...
短編集。 昔の作品なので、時代感はある。 DNA鑑定とか、携帯電話とかのアイテムがあったら成立しないかな…と思う内容もある。 でも、おもしろいものはおもしろいんだなぁ。 ハードボイルド風味の話もあり。 読者が裏切られる系、読者が前提としていた事実がひっくり返される系のミステリです。 そういう話が続くので、「これもそういうことなんでしょう?」とうがって読むものの、私のうがちの上を行かれる。極上。 なにより、「夜よ鼠たちのために」っていうタイトルがイケてる。かっこよすぎる。 この表題作も掲載されているのだが、 主人公の男が、児童養護施設で育った幼少期、密かに可愛がっていた鼠を別の子どもに殺されてしまい、大人になってから結婚した妻のことを心の中で、その死んだ鼠の名前で読んでいるというのが、まあ凡人の私にはぶっとんで感じる設定であった。 俺の大切な鼠たちを殺した奴らに復讐する!という復讐もので、短編なのに続々と人が死ぬ。展開が早い。 カラクリは想定できるんだけど、それでも核心部分は「え?!」となったよ。 私は、復讐ものとか理不尽に感じるものについては、「どこでどうしていたらこの悲劇を回避できたんだろう」という無意味な思考に陥るタイプなのですが、 この話に関しては、設定がねじれすぎてて、もうどこからどうすれば良いとかのレベルで考えることはできなかった!いっそ清々しい…。いや、妻が完全とばっちりで、気の毒すぎるんだよ…。 そもそも医者がそんなことするかね?という気にもなるけど、連城三紀彦が活躍した時代の他の小説家…例えば松本清張の本に出てくる医者ならやりかねないし、山崎豊子の白い巨塔でだってありえそうだな!と、妙に納得してしまうのであった。 連城三紀彦さんが、現代に生きて小説を書いてくれたら、現在あるアイテムを使ってどれほどおもしろい話を書いてくれたんだろうと妄想しながら読みました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
連城さんの「戻り川心中」が何かの全集に入っていたのを読んで名作だと思った。その後、作品から遠ざかっていたが、「幻の名作ベストテン」という名前で復刊されていたので読んだ。 旧作の短編ミステリが9編。それぞれが、見事なトリックとどんでん返し、二重三重に練りこんだストーリー、どれを読んでも見事にこの短い枚数の中に納まっていた。 二つの顔 妻の契子を殺して埋め終わったとき、警察からの電話で、ホテルで妻が死んでいるという、奇妙なアリバイが出来た男の驚愕。 過去からの声 退職した警官が一年後に語る、誘拐事件の真相。 化石の鍵 進入してきた男に、下半身麻痺の少女が襲われた、取り替えたばかりの鍵がなぜ開いたのか。管理人の鍵では開かなかった鍵のからくり。 奇妙な依頼 興信所に勤める俺は夫から妻の調査を依頼された、だが尾行しているうちに妻に気づかれてしまった。そして夫の意図にも気がついた。 夜よ鼠たちのために 孤児院にいた俺は、寂しさの余りこっそり鼠を飼っていた。信子と言う名前までつけていた。朝行って見ると針金で無残に絞め殺されていた。やったのはダボだ。俺はダボにナイフで切りかかり、右腕にL字型の傷をつけた。半年間、病院に入り矯正教育で二人は変わった。 俺は結婚した妻をそっと信子と呼んだ、だかあっという間に信子が白血病で死んだ。俺は白血病の権威だという主治医を殺すことにした。めぐり会ったダボも一緒に。 二重生活 水商売に出ている牧子とマンションに住んでいる修平は、荻窪に屋敷を持っている上に都内にも不動産があった。屋敷には彫金が趣味の静子が居る。二人の女にはそれぞれ修平が知らない愛人がいた。女たちは修平を殺す事にした、その男たちもそれぞれ協力した。二組の男女は実行に移したが。 代役 紹介された男はアメリカからやってきた、実に全く俺と瓜二つだった。俺は妻と別れたかった。そこで男を利用した。男は妻と愛人に近づいたが、女たちは違いがわからなかった。俺は考えた、男は金さえ払えば後腐れなくアメリカに帰るだろう。 ベイ・シティに死す 当時恭子という女と暮らしていた、弟分の征二も二人の生活に溶け込んでいた。だが縄張り争いで相手の組員を撃ってしまった。二発の弾丸のうち俺が撃ったのは確かに外れていた。だが一発は心臓に命中していた。裁判で恭子と征二は俺が犯人だと証言した。俺は無実の主張を断念した。刑務所から出たとき復讐を誓った。二人を捜し当てて呼び出し征二を撃ったが、後で真実を知った。 開かれた闇 暴走族は、仲間の叔父が持っている夏の別荘に来た、そこで一人が殺された。高校の音楽教師である麻沙に別荘から悲鳴に似た声の電話がきた。麻沙はマザーと呼ばれてこの5人組に慕われていた。彼女は仲間の行動を聞き出し、現場を調べ、名探偵振りを発揮する。 だまされた! 謎解きは面白かった! 短編なのに本格の凄さを見た。三十年以上も前の作品だが古さを感じなかった。
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本にハマりたてくらいに、どんでん返し系の小説を探してて紹介されてたから買ったものの、ずーと積読してた本。 短編集で中に9編入ってるんやけど、どれもどんでん返し的な要素があってどれも結構良かった。 中でもマジで感心してしまってんけど、この表題になっている夜よ鼠たちのためにっていう...
本にハマりたてくらいに、どんでん返し系の小説を探してて紹介されてたから買ったものの、ずーと積読してた本。 短編集で中に9編入ってるんやけど、どれもどんでん返し的な要素があってどれも結構良かった。 中でもマジで感心してしまってんけど、この表題になっている夜よ鼠たちのためにっていう話が俺は一番好きやった。 っていうのもこれもどんでん返しなんやけど、このどんでん返し方が、俺の大好きな道尾秀介のとある話のどんでん返し方と同じなんよ。これはマジでビックリした!道尾さんのやつを初めて読んだ時もビックリして頭パニックになったけど、もうこの時代からやってる人おったんや!って。 どっちものネタバレにもなるからタイトル言えんの歯がゆっ。 歯がかゆいから誰かかいてくれ ちなみにこれが発売されたのが1982年10月22日らしいからほんますごいわ。 てか、俺生まれてないやないかーい。 ただね、これはもうひたすらしょうがないねんけど、1982年って昭和57年なわけやけど、まず全体的に超ハードボイルド。それはいいとしても、拭い切れない昭和臭さがあってそれがどうしても気になってしまったなー。 昭和臭さっていうのは 「するってぇと、なんでい。お前さんはこうだって言うのかい?バカ言っちゃあいけねぇよ。そんなバカな話があってたまるもんかい」 みたいなんとか -京子は、隆にもらった燃えるように紅い口紅(ルージュ)を泣きながら優しく唇に引くと、赤ワインの入ったワイングラスをゆっくりと揺らした。まるで隆との出会いを追憶するように…- みたいな? なんかあるやんこういう感じのやつ。 これがど~~~も気になる話もあった。全部ではない。 だってさ、読んでてビックリしたで。 どの話かは伏せるし、話の本質では無いからビックリした部分書いちゃうけど… 男女5人組の暴走族の1人が、その5人で過ごしていた家で死体で発見されたと。 それを元々通ってた学校の先生だった人に相談したら、その先生が家に来て、色々話を聞いたら先生が「犯人がわかった」って言うんよ。 まぁここまではよくありそうな感じやんか。 だけど、この先生、次に何て言うたと思う? 「電気を消して?みんなで踊るのよ。もちろん○○(死んだ人)のために…」 って言うて、電気消して、この先生が蛍の光を歌いながら、5人で踊ったからな? 女子2人は泣きながら踊ったからな? どんな展開やねん。 さっき書いた昭和の匂いがする台詞とか、この展開とか、昭和はそれが普通やったんかなぁ?? ほんまに? まぁ全部が全部こんな話じゃないし、今読んでも面白い設定の話もあったから、なんかサクッとミステリー読みたい時にはいいかも。
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