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アル中病棟 失踪日記2
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
発売年月日 | 2013/10/08 |
JAN | 9784781610726 |
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アル中病棟 失踪日記2
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商品レビュー
4.2
102件のお客様レビュー
大勢の強烈な人たちが登場し、その中に主人公もいる。なんというか、『魔の山』に匹敵する傑作かも? 俯瞰の画面がなんか好き。 細かいところまで描き込まれている心地よさ。 病棟はそれ自体が一種のコミュニティとなっているようだ。(もちろんそんなことはないのだろうけど)ある意味楽しそうでも...
大勢の強烈な人たちが登場し、その中に主人公もいる。なんというか、『魔の山』に匹敵する傑作かも? 俯瞰の画面がなんか好き。 細かいところまで描き込まれている心地よさ。 病棟はそれ自体が一種のコミュニティとなっているようだ。(もちろんそんなことはないのだろうけど)ある意味楽しそうでもあり刺激的でもある。 知らない世界を知ることができる興味深さもある。 素面って 不思議だ……(p.169) たとえ地図があっても俺は目的地には辿り着けない…(p.303) 時折の大きなコマに、自分と世界が乖離してる感覚、疎外感のようなものが残っているように見える。 舞台が病院なだけに前の巻ほど押しつぶされるような感じはない。
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★★★ 今月10冊目。 自伝漫画。前回ホームレスになりアル中になり病棟に。 無茶苦茶なおっさんだな。
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「失踪日記」の続編。アルコール依存症を患った漫画家の吾妻ひでおは、アルコール依存症専門の病棟、「アル中病棟」に入院する。その時の経験を漫画で綴ったもの。 アルコール依存症は、本人にとっても家族にとっても悲惨な病気であるが、日本にどれくらいの依存症の人がいるのか、ネットで調べてみる...
「失踪日記」の続編。アルコール依存症を患った漫画家の吾妻ひでおは、アルコール依存症専門の病棟、「アル中病棟」に入院する。その時の経験を漫画で綴ったもの。 アルコール依存症は、本人にとっても家族にとっても悲惨な病気であるが、日本にどれくらいの依存症の人がいるのか、ネットで調べてみると、80万人以上ということであった。80万人というのは、日本全体の人口1.2億人からすれば、0.6-0.7%程度。成人人口の比率からすれば、おそらく1%程度になるのだろう。ただ予備軍を含めると、その5倍以上の440万人になると言われており、成人人口の5%以上になるのだろう。予備軍の440万人という数もすごいし、5%という比率も大きな数字だ。 漫画の中で、吾妻ひでおはアルコール依存症について、下記のように語っている。 「アルコール依存症って、回復はしても完治はしない不治の病なんですよね。何十年断酒していようと一度呑んでしまえば元の木阿弥。いずれ内臓のどこか、あるいは脳を侵され廃人になるか死に至ります。」 不治の病であるから、依存症に陥った人が普通に生活しようとすれば、出来ることは、「お酒を呑まない」ということだけとなる。それを1日1日続けることだけが出来ることだ。そして、それをサポートするのが、アル中病棟である。ただ、治療成績は悪い。統計によれば、アルコール依存症患者は治療病院を退院しても1年後の断酒継続率はわずか20%、ほとんどの人は再入院、もしくは死んだり行方不明になったりしているということだ。それくらい恐ろしい病気なのである。 吾妻ひでおは、なんとか治療を進め、退院にこぎつける。そこで、この漫画は終わっているが、実は勝負はこれからなのだ。アルコール依存症患者の飲酒欲求はなかなか治まらないもので、最低でも2年、長くて10年つきまとうらしい。 この漫画を読んでいると、絶対に酒に吞まれないようにしなければ、アルコール依存症には絶対にならないようにしなければ、という気持ちにさせられる。
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