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戦友の恋 角川文庫
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戦友の恋 角川文庫

大島真寿美【著】

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戦友の恋 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/01/25
JAN 9784041001288

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商品レビュー

3.7

26件のお客様レビュー

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2023/08/28

読むのが怖い、で、北上さん・大森さんともに評価が高かった印象があり、読んでみよう、となった本書。 文庫版では北上さんの解説もあり、ベタ褒め! ・・・なのに、私の評価は普通、、だ。北上さんごめんなさい。 ただ、戦友を喪った佐紀が喪失感を抱えながら、それでも自分は生きていかなくては...

読むのが怖い、で、北上さん・大森さんともに評価が高かった印象があり、読んでみよう、となった本書。 文庫版では北上さんの解説もあり、ベタ褒め! ・・・なのに、私の評価は普通、、だ。北上さんごめんなさい。 ただ、戦友を喪った佐紀が喪失感を抱えながら、それでも自分は生きていかなくてはいけない、その静かだけど深い悲しみが胸を打つのは確かだ。 激しい悲しみを劇的な出来事を持って描くのではなく、佐紀の日常を追いながら、日常にこそ滲む寂しさが、何ともリアルで、親しい人を喪った時の喪失感て、こんな感じだよなあ、と思うのだ。 「喪うことに慣れた」と思っていても、月日が流れても、急に波のように寂しさが打ち寄せて来る、そんなことの繰り返しだよなあと。

Posted by ブクログ

2022/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大切な人を失った山本佐紀の失意と再生の物語。 泣けた。 第一章のワタルくんとの出会いの場面からもう涙が出た。 私自身が大事な人を亡くしてしまったような、なんだかそんな気持ちになりました。 喪失感に苛まれながらも、自分を取り巻く環境は何かが変わったようで、でも何も変わってないようで。 心にポッカリ開いた穴も、いつの間にか塞がっているようで、でも実は塞ぎきれてなくて。 大事な人は亡くなってしまったけれど、でも自分は彼女のいない世界で生きて行かなくてはいけない。 っていうもどかしさというか切なさというか、そういう空気が漂ってるのが、なんか胸に刺さるなー。 という感じもしたけれど、でも、スランプという長い長い喪を抜け出た佐紀は、きっとまた前以上に前進できるんじゃないかな。なんて思ったりしました。 とても素敵なお話でした。 装丁もかわいいですよね。

Posted by ブクログ

2021/12/12

戦友を突然亡くし、でも、日常は続く。 亡くなってもなお、どこかしらに彼女の存在があり続けていくが、決してそれは囚われているわけではなく、いい意味で人生に関わっているところが、前向きだなと思った。

Posted by ブクログ

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