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空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2011/05/30 |
| JAN | 9784101352411 |
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空が青いから白をえらんだのです
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商品レビュー
4.4
88件のお客様レビュー
いろんな後悔を抱えた子たちの真っ直ぐな言葉が心に刺さりました。 刑務所の中に流れている日常を、いままで意識したことがなかったので、とても新鮮で意外に感じました。 詩を書くこと。それは、今までの私はハードルが高いと思い込んでいたけど、この本を読んで、自分の心を素直に言葉にしたらいい...
いろんな後悔を抱えた子たちの真っ直ぐな言葉が心に刺さりました。 刑務所の中に流れている日常を、いままで意識したことがなかったので、とても新鮮で意外に感じました。 詩を書くこと。それは、今までの私はハードルが高いと思い込んでいたけど、この本を読んで、自分の心を素直に言葉にしたらいいんだと気付かされました。私も、悩みごとがあったときは感情を紙に書いて、自分を客観視できるようになりたいです。
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「ぞうさん」を歌うのを拒んだ子が「どうして?この歌、知ってるでしょ」と声をかけると「幼稚園も小学校も行ってない」という返事が返ってきたそうです。著者は言葉を失ったと書かれていましたが、小学校にも行けなかった子がいるのだと私も衝撃を受けました。 きっと劣悪な環境で育ってきたのだと...
「ぞうさん」を歌うのを拒んだ子が「どうして?この歌、知ってるでしょ」と声をかけると「幼稚園も小学校も行ってない」という返事が返ってきたそうです。著者は言葉を失ったと書かれていましたが、小学校にも行けなかった子がいるのだと私も衝撃を受けました。 きっと劣悪な環境で育ってきたのだと思います。犯罪を犯したのは悪いことですが、産まれ育った環境がもっと良いものであったら、少年少女の犯罪は減るだろうと今更ながらに思いました。
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一から読んで、また一から読み直した。 と言うのも、奈良少年刑務所の収監者たちが書いた詩がはじめに掲載され、そのあとで著者の解説(刑務所での「社会性涵養プログラム」の講師を務めることになった経緯や、受講した収監者たちの成長過程など)が綴られていたのだ。背景をよく知った上でまた詩を読...
一から読んで、また一から読み直した。 と言うのも、奈良少年刑務所の収監者たちが書いた詩がはじめに掲載され、そのあとで著者の解説(刑務所での「社会性涵養プログラム」の講師を務めることになった経緯や、受講した収監者たちの成長過程など)が綴られていたのだ。背景をよく知った上でまた詩を読み直すと、受け止め方がまるで違ってくる… (P 92)「誕生日」 小さいころは いつも手を引いてもらったのに いつのまにか その手を拒み 避けてきた 「産んでくれなんて 頼んでない」 勢い余って そう言ったとき 泣き崩れた母 きょうは わたしの誕生日 それは あなたが母になった誕生日 産んでくれなんて 頼まなかった わたしが自分で あなたを親に選んで 生まれてきたんだよね おかあさん 産んでくれてありがとう これは、一番最初に付箋を貼った詩だ。 これを書いた子が何を犯したのかは分からない。本人の性格・家庭・学校・社会環境といった様々な要因から、子供たちは自分の感情を上手く吐き出せず、罪を犯すという形で発散してしまう。 この子は、収監されて初めて、あるいは詩を書きながら、「自分が母親を選んで生まれてきた」と思うようになったのかな。(他に詩を書いた子たちも…) 一日でも早く、最も近い距離で、お母さんに感謝を伝えられる日が訪れますように。 「奈良少年刑務所で、受刑者相手に童話や詩を使った情操教育をしてほしい」と依頼を受けたのが、著者にとって全ての始まりだった。 凶悪な印象が先立って、最初は躊躇したそうだが(私もそうなる思う…)、蓋を開けると皆「驚くほどやさしく純粋」で、豊かな心を持った子たちばかりだったという。 確かにここに掲載されている詩は多種多様だ。 自分の好きな色や日々の生活を綴ったもの、物語性のある詩も多い。私は、親子の仲を謳ったものを中心に感銘を受けた。母親に懐くよその子を幼い頃の自分と重ねた「一直線」(P 112)は、胸に迫るものがあった。罪を犯したあとで心に浮かぶのは、やはり自分の生みの親なのだ。 彼らを責める気も、他人事と思う気も、とうに失くなっていた。 「彼らは、一度も耕されたことのない荒れ地だった。ほんのちょっと鍬を入れ、水をやるだけで、こんなにも伸びるのだ。[中略]こんな可能性があったのに、いままで世間は、彼らをどう扱ってきたのだろう」(P 170) 幼稚園や小学校に通わせてもらえず、童謡の「ぞうさん」すら知らずに育った子がいた。それでも心を開きたい、受け入れられたいという気持ちは彼にはあった。目に見えるものだけで判断し、その人の内面を知ろうともしない世間…情けないかな私もその一員である。 先日読んだ『体験格差』にも共通するが、親自身が限界なら、社会が救いの手を差し伸べる、いわゆる「社会が子供を育てる」が今こそ求められているのでは? 「まだ若いんだし、やり直せる」って問題じゃない。 たいていの子は、最初から罪を犯す気がなかった。自分や自分の心を守ろうとした挙げ句、手を汚すところまで追い込まれた。子供が一生懸命SOSを発信しているのに、彼らのことを知ろうともしない大人で良いのか? また近いうちに、一から読み直す日が来る。
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