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失われた時を求めて(2) スワン家のほうへ Ⅱ 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2011/05/19 |
| JAN | 9784003751114 |

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失われた時を求めて(2)
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失われた時を求めて(2)
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商品レビュー
4.3
14件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
スワンの心の動きにおいては、ルネ・ジラールのいう模倣の欲望がよく現れていた。オデットに芸術作品的な魅力を見出したとき、いわばスワンだけのオリジナルの魅力を彼女に見ていたため、彼女にまつわる様々な噂話も大して耳に入らなかったのだろう。 しかし、フォルシュヴィル伯爵に代表されるように、とにかくオデットの周りには男の影が絶えない。スワンに対する態度も冷淡になっていき、共に過ごす時間が短くなる。スワンは模倣の欲望に囚われる。オデットを欲しがる男の数に比例する形で、一緒にいる時間が短くなるのに反比例して、彼女への執着を深めていくのである。それを解決したのも、やはり時間である。自身の失恋を認識し、オデットとの距離を置くことで頭を冷やしたスワンは、オデットを好みの女でもないのに!と認めることができた。 訳者解説によると、このスワンの恋は失われた時を求めてという小説全体における、主人公の恋愛が辿る軌跡の雛形になっているという。『私』は如何にしてジルベルトとの恋路を進むのか、そしてアルベルチーヌという女性にどのような想いを抱き、どんな結末を迎えるのか。全14巻の道のりは遠いが、なんとか走り抜けたい。
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読んでいる間はずっとパリの雰囲気に浸っていられる。一度訪れたことはあるが、もう30年も前なのでろくすっぽ覚えていないが。 しかし、「パリ」という名前だけで、その土地にかかる天蓋のように覆っている歴史の匂いや質感が感じられる気もする。 夢想と実態、理想と現実、空想と実在など心的産...
読んでいる間はずっとパリの雰囲気に浸っていられる。一度訪れたことはあるが、もう30年も前なのでろくすっぽ覚えていないが。 しかし、「パリ」という名前だけで、その土地にかかる天蓋のように覆っている歴史の匂いや質感が感じられる気もする。 夢想と実態、理想と現実、空想と実在など心的産物と物的物体のような対比は明確なようでそうでもないかもしれない。 それは、「おもいがかなう」という時、我々は、いかにあまたの誤謬に包まれているかということに気づく。 双方は対立しているというよりは、一体であり無関係でもあり、その濃度はグラデーションであったり、まだらになってるんだろうと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「失われた時を求めて」初回通読チクルスの2巻目。まだまだ先は長いが、できるだけ毎日、少しずつ読み進めている。 この第2巻は、全巻を通して「スワンは」と、唯一、三人称で展開する。時間軸としては「私」の物語より前の時代、「私」が恋するジルベルトの父、スワンの恋をめぐる物語が大部を占める。旧貴族やブルジョワ層でのサロンのだらだらとした会話が行われる中、スワンの一途というか軟弱というか、まあ恋する男のあるある話も含め、ココット(粋筋、高級娼婦)であるオデットへの恋慕が延々と描かれる。内部・外部事情による葛藤のなか、この恋は終局破綻するかと思うけど、そこはプルースト空間というか、10年程度の間が空いた次の時間軸では、夫婦になり、娘のジルベルトがいて、「私」の幼き恋愛相手の話に転換するというのは、まさにびっくり仰天で面白いなと思った。 この超越たる世界文学の雄、引続きだらだら読んでいく時間を楽しみたい。
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