商品レビュー
4.6
16件のお客様レビュー
女性の人生を三代にわたって描くこの物語は、チリの歴史と家族の絆を鮮やかに織り交ぜています。霊感を持つクラーラが、姉の死後に9年間の沈黙を経て、精霊たちと共に屋敷を栄えさせる一方で、彼女の娘ブランカや孫娘アルバはそれぞれの運命に翻弄されながらも力強く生き抜きます。幻想的な要素と現実の厳しさが交錯し、特にアルバの政治活動や苦難が描かれることで、女性の強さや情熱が際立ちます。物語は、記憶や時間の儚さを考察しながら、希望を持って未来へ進む姿を示しており、読者に深い感動を与えます。多様な視点から語られる家族の歴史は、私たちにとっても普遍的なテーマであり、心に残る一冊です。
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すごい。 「ローサは生まれ落ちた時から、陶製の人形のようにしわひとつないすべすべしたまっ白な肌をしており、髪の毛は緑色で、目は黄みがかっていたが、彼女を取り上げた婆さんはそんなローサを見て思わず十字を切り、このお子さんは原罪このかた地上で生まれた中でも、いちばん美しい方ですよと叫...
すごい。 「ローサは生まれ落ちた時から、陶製の人形のようにしわひとつないすべすべしたまっ白な肌をしており、髪の毛は緑色で、目は黄みがかっていたが、彼女を取り上げた婆さんはそんなローサを見て思わず十字を切り、このお子さんは原罪このかた地上で生まれた中でも、いちばん美しい方ですよと叫んだ。」 というローサが生まれてあっという間に死んでしまう1章から始まる。えええっ!である。 19世紀末からクーデターの起きた1973年までのチリを舞台にした一族の物語。
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チリで育った作家。 エピソードを積み重ねて三世代の物語が語られる。 『百年の孤独』に似てるがとても良かった。
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230705*読了 ついに!池澤夏樹さん編纂の世界文学全集30巻を読破! やりたいことリストにずっと書いていたことを一つ達成できた。今、達成感に満ちあふれている。 「百年の孤独」に似ている、女版ガルシアマルケスなんて言われているようだけれど、そうは感じなかった。確かに精霊が飛ん...
230705*読了 ついに!池澤夏樹さん編纂の世界文学全集30巻を読破! やりたいことリストにずっと書いていたことを一つ達成できた。今、達成感に満ちあふれている。 「百年の孤独」に似ている、女版ガルシアマルケスなんて言われているようだけれど、そうは感じなかった。確かに精霊が飛んでいるなんて表現は、「百年の孤独」にも感じられる幻想、突飛さと類するところはあるが…。 三世代にわたる女性の物語とわたしは感じている。 そこにずっといて、一人語りまで織り込まれているのは、夫であり、父であり、祖父であった男性というのもおもしろい。 ラテンアメリカって日本人からすると本当に未知の国で、しかも革命だのクーデターだのの様子だったり、アルバも巻き込まれてしまった残虐な拷問なんてもう想像もつかない。 もし自分がその時代、その場にいたらと思うと恐ろしくて仕方がない。 そんな中でジャーナリストとして活動したり、小説を書こうとするその情熱。女性であることって絶対に不利な面もあるのに、それでも熱い気持ちを絶やさずに言葉を紡ぎ続ける強さ。 それがとてもかっこいい。 女性の人生を描く物語が好きなので、そういう意味でもこの小説も作家さんも好き。 邦訳は出ていないっぽいのだけれど、エッセイも読んでみたいなぁ。 ラストを飾ったのがこの小説だったことにも、意味を感じてしまって。希望をもらえた気がしている。
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