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明日の記憶 光文社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 山本周五郎賞受賞の感動長編!広告代理店営業部長の佐伯は、50歳にして若年性アルツハイマーと診断された。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病が酷に奪い去る‥。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛が、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるのであった。相反した、レンタル家族派遣業というけったいなビジネスを描いた『母恋旅烏』もご一緒に! |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2007/11/07 |
| JAN | 9784334743314 |
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明日の記憶
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商品レビュー
4.1
362件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恐ろしい病気だけれど若年性アルツハイマーは誰でも起こりうる病気だと思うし、今回本をとおして学ぶことができて良かった。 少しずつできなくなっていく、忘れたことさえ忘れるという恐怖と戦いながら進んでいかないと行けないところがつらいなと思う。 娘や妻、孫の顔さえわからなくなってしまうという周りのショックもあるだろうなあと思う。 妻の名前を忘れたけど、綺麗な人、素敵な名前だという印象は変わっていないところに心があたたかくなった。 読み終わったあと映画の予告を見たためよりイメージが深まった。
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昔観た映画の印象がつよく、渡辺謙は上手かったなと思う。 いつも慣れた渋谷で迷子になる描写が生々しく、こんな気持ちなのか…と、はらはらしながら読んだ。必死に繋ぎ止めようとするたくさんのメモも、きっと周りの人からはバレてるんだろうなと思いつつも、本人の一生懸命さに、微笑ましくも辛くも...
昔観た映画の印象がつよく、渡辺謙は上手かったなと思う。 いつも慣れた渋谷で迷子になる描写が生々しく、こんな気持ちなのか…と、はらはらしながら読んだ。必死に繋ぎ止めようとするたくさんのメモも、きっと周りの人からはバレてるんだろうなと思いつつも、本人の一生懸命さに、微笑ましくも辛くも思ってしまう。 変わってゆくことをおおらかに受け止める、そんな社会でありたいと思う。
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広告会社の部長の佐伯は、なんとなく頭の中に靄がかかったような状態であることに気がついていた。ある日、打ち合わせの約束を忘れ、大目玉を食らったと思ったら、同じ会社の社員の名前も思い出せない。仕事を休み、妻に連れられていやいや受けた検査で予想もしなかった病名を告げられる。若年性アルツ...
広告会社の部長の佐伯は、なんとなく頭の中に靄がかかったような状態であることに気がついていた。ある日、打ち合わせの約束を忘れ、大目玉を食らったと思ったら、同じ会社の社員の名前も思い出せない。仕事を休み、妻に連れられていやいや受けた検査で予想もしなかった病名を告げられる。若年性アルツハイマー。佐伯はまだ初期だからと仕事を続けようとするが、症状は日に日に進行して…。 怖ー。 荻原浩らしく、軽快にストーリーは続いていくし、とてつもない困難のようなものはなく、佐伯の日記のような軽い書き口ではあるが、じわじわとしみ出してくるような、押しつぶされるというよりも、気がついたら周りの色が変わっているような恐怖を描く。 仕事をなんとかやり切ろうとするが、どんどんと指の隙間から水が漏れていくように抜けが生じていく。娘の結婚相手の名前も思い出せず、更には娘の名前すら忘れてしまいそうな焦りを、重すぎず書いてはいるのだが、その軽さがまた逆に怖い。 似たような年代かそれ以上であれば、本作に書かれている症状には思い当たる節がいくつもある。そういえば最近会って挨拶した人の名前、以前の職場で手伝ってくれたアルバイトの人の顔と名前、覚えたはずのバンドの名前を忘れていることに気がついた時の恐怖。 タイトルの『明日の記憶』は、もちろんSF的なものではなく、今ある記憶が明日どれだけ残っているのか、という不安を示している。 作品の内容上、自分のこととして読んでしまう40代後半以降と、親のことだとして読んでしまう20代後半では印象が全く異なるであろう。いわんや、佐伯の妻の方に感情移入してしまうと、また別の景色がある。 ただ、どう読んでも、逃げられない強さを感じてしまう。中途半端なホラー小説よりも怖いよこれは。
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