商品詳細
内容紹介 | 山本周五郎賞受賞の感動長編!広告代理店営業部長の佐伯は、50歳にして若年性アルツハイマーと診断された。銀婚式をすませた妻との穏やかな思い出さえも、病が酷に奪い去る‥。けれども彼を取り巻くいくつもの深い愛が、失われゆく記憶を、はるか明日に甦らせるのであった。相反した、レンタル家族派遣業というけったいなビジネスを描いた『母恋旅烏』もご一緒に! |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2007/11/07 |
JAN | 9784334743314 |
- 書籍
- 文庫
明日の記憶
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明日の記憶
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商品レビュー
4.1
332件のお客様レビュー
2005年第18回山本周五郎賞 2006年映画化 第一線で働く広告代理店営業部長 五十歳を前にして 若年性アルツハイマーと診断される 自分の記憶を守ろうと日記をつけ できるだけメモに残して 仕事と生活を守ろうとする 何かを忘れているのではという不安の中 娘の結婚式まではと 記憶...
2005年第18回山本周五郎賞 2006年映画化 第一線で働く広告代理店営業部長 五十歳を前にして 若年性アルツハイマーと診断される 自分の記憶を守ろうと日記をつけ できるだけメモに残して 仕事と生活を守ろうとする 何かを忘れているのではという不安の中 娘の結婚式まではと 記憶を残そうとする それでも病気は少しづつ記憶を奪う 日々増えていくメモの束に苦しくなります 見慣れた場所が突然見知らぬ場所に 記憶を徐々に失う怖さと 一時前が思い出せない恐さ ポケットに詰め込んだメモが舞い上がる様が あまりに哀しい 発症年齢によりますが 仕事も家庭もまだ主軸であろう人生半ば 荻原さんは、いつも優しい作品が多く こちらも 病気に寄り添う妻と理解ある娘夫婦 と家庭の支えが描かれて救われる
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アルツハイマーで崩壊していく様が如実に描かれて、自分もそうなった気分に。没入させられた。夢に出てきます!
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広告代理店営業部長の佐伯は、50歳にして記憶に不安を持ち、 病院で検査をした結果、若年性アルツハイマーと診断された。 仕事で、重要な案件を抱えて、日々、遅くまで仕事をし、 寝不足が重なり、病気に対して悪循環な生活をしていた。 娘の結婚を控え、仕事を続けていけるのか、不安を抱えつつ...
広告代理店営業部長の佐伯は、50歳にして記憶に不安を持ち、 病院で検査をした結果、若年性アルツハイマーと診断された。 仕事で、重要な案件を抱えて、日々、遅くまで仕事をし、 寝不足が重なり、病気に対して悪循環な生活をしていた。 娘の結婚を控え、仕事を続けていけるのか、不安を抱えつつ、葛藤の 日々を送る。 主人公である佐伯の家庭、会社、趣味で通っている教室 での葛藤や思いを読み進めていく中で、決してつらい物語だけではない、 家族愛や思い出などが描かれていて、爽やかに読み終えられた。 佐伯の大学時代の経験や思い出が、趣味や家族への思いに関係するし、 趣味で通っている教室での、数度目のシーンで感情を揺さぶられてしまいました。 ラストシーンを爽やかと捉えましたが、読み手によっては惨いと 思う人もいると思います、読んでみてどう思うかは人それぞれかもしれません。
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