14歳からの哲学 考えるための教科書

池田晶子(著者)

• 販売会社／発売会社: トランスビュー
• 発売年月日: 2003/03/20
• JAN: 9784901510141

商品レビュー

2025/06/27

東京生まれ東京育ちの哲学者が書いた、哲学入門書です
入門書というよりは、著者の価値観がどういうものか説明されている感じでした

考え方の流れの説明がゆっくり丁寧で、中高生でも着いていけるよう配慮されていました
自分探しの旅のワクチン接種みたいな読み心地でした

実家の太さゆえの道楽哲学者だと思うので、ものの見方が楽観的なところがあります
市井の労働者にはここまで抽象的テーマを考察する余裕がないだけで、自分の恵まれた出自よる教養に気づけない浅さを感じました

自分と他者の存在を考察することで、自他の境界線を引けるヒントになりそうでした

2025/06/16

自分とは何かみたいな考えても考えきれないことって世の中にいっぱいあるけど、今ある言葉から考え始めてるから難しいだけで、その無限に繋がっている世界をみんなの共通認識として言葉に切り取った人が逆にすごいのかもなあって読んでて思った
子供向けだからか少し冗長だったかも

2025/06/13

またまた半分くらいしか理解できなかった。

科学の発展によって、どうやって、については解明されてきたけれど、なぜ、については解明されていない。
謎は答えがわからないから謎なのである。
なぜ、と考え続けることだ。
考える動物は人間のみ。

たしかに、なぜ、と考えていると、悩みや不安はそっちのけになる。海の広さを前にしたような。