14歳からの哲学 の商品レビュー
所謂哲学という感じもあり、しかし投げ掛ける形の口語体であり、本質的な問いと思考の重要性を再認識する。図書館で借りて読んだが、買って手元に置いて、不断に読み直したい本。
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14歳からの哲学とあるが、正直めちゃくちゃ私には難しい。 考えるのがどんどん疲れてくる。いかに何も考えずに生きているかを突き付けられる感じ。 素敵だなと思った章があったので抜粋。 自分の子供も、いつかこんな風に考えれるようになってくれたらうれしいな。 本当の友情、友達がほ...
14歳からの哲学とあるが、正直めちゃくちゃ私には難しい。 考えるのがどんどん疲れてくる。いかに何も考えずに生きているかを突き付けられる感じ。 素敵だなと思った章があったので抜粋。 自分の子供も、いつかこんな風に考えれるようになってくれたらうれしいな。 本当の友情、友達がほしいのだけどいないと悩んでいる人が多いみたいだ。 いなければいないでいい、見つかるまでは1人でいいとなぜ思えないのだろう。自分の孤独に耐えられないということだね。 でも、自分の孤独に耐えられない人が、 その孤独に耐えられないために求めるような友達はやっぱり本当の友情じゃないんだ。 本当の友情というのは、自分の孤独に耐えられる者同士の間でなければ、生まれるものでは決してないんだ。 自分の孤独に耐えられるということは、自分で自分を認めることができるということ。 自分を愛することができるということなんだ。 自分を愛することができない人にどうして他人を愛することができるだろう。 一見、それは他人を愛しているようにみえても、 実は自分を愛してくれる他人を求めているだけで、その人そのものを愛しているわけでは本当はない。 愛してくれるなら愛してあげるなんて計算が、愛であるわけがないからね。 孤独というものはいいものだ。友情もいいけど、孤独というのも本当にいいものなんだ。 今は孤独ということが嫌なもの、逃避か引きこもりとしか思われてないけれども、 それはその人が自分を愛する仕方を知らないからなんだ。 自分を愛する、つまり自分で自分を味わう仕方を覚えると、 その面白さはつまらない友達といるよりもはるかに面白い。 人生の大事なことについて心ゆくまで考えることができるからだ。 考えることというのはある意味で、自分との対話、ひたすら自分と語り合うことだ。 だから、孤独というものは、決して空虚なものではなく、とても豊かなものなんだ。 このことに気がつけば、君はつまらない友達と過ごす時間が、人生でいかに空虚で無駄な時間かわかるようになるはずだ。 ただ友達がほしいと外へ出て探しに行く前に、まず1人で座って、静かに自分をみつめてごらん。 そして、自分を愛し、孤独を味わえるもの同士が出会ったら、そこに生まれる友情こそすばらしい。 ここからは私の話。 仕事、家事、子育てに追われる毎日でいかに読書する時間を確保するかが私の重要な課題となっている。 この読書の時間は自分と対話し、自分と語り合っている時間だと感じてはいたけど、実は「孤独」を求めていたのかな。友情の件とはちょっと違う気がするけど。とりあえず読書する時間をお願いだから確保させてほしい。。
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存在しているということを考える 知らないことがある 知りたいと思う 考えるということを考える 他の哲学書(解説書)と呼ばれるものを読んでると この哲学者はこう考えた ということが多い (プラトンなど哲学者の本はまだまだ難しいので どう考えた?だけまずは読んでいます) なかなか...
存在しているということを考える 知らないことがある 知りたいと思う 考えるということを考える 他の哲学書(解説書)と呼ばれるものを読んでると この哲学者はこう考えた ということが多い (プラトンなど哲学者の本はまだまだ難しいので どう考えた?だけまずは読んでいます) なかなか一度で理解できなさそうだったが ただ、最後にあったように なぜだろう?と考えることが大事ということはわかった
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トランスビューさんの本で、ずっと売れている印象があって、そういえばと。 図書館のYAの棚から探したけど、想像以上に「14歳からの〜」というタイトルが多くて面食らった。大事な時期なんだろうなぁ。 ただ、オバチャンの私にすら、難しかった… 一生懸命読む思考の傍らで、明日持っていく...
トランスビューさんの本で、ずっと売れている印象があって、そういえばと。 図書館のYAの棚から探したけど、想像以上に「14歳からの〜」というタイトルが多くて面食らった。大事な時期なんだろうなぁ。 ただ、オバチャンの私にすら、難しかった… 一生懸命読む思考の傍らで、明日持っていくお年賀が何がいいのか、日持ちはどのくらいかついつい雑念が顔を出す。 みんな、いついろいろ考えてるんだろう?
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2024年12月27日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。 「今年の9冊、この本を入れるべきだったかも この本も何度も繰り返し読んできた本 "「悩む」から「考える」に変えなさい"から始まる哲学的エッセイで、人生において真面目に向き合うべきタイミング...
2024年12月27日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。 「今年の9冊、この本を入れるべきだったかも この本も何度も繰り返し読んできた本 "「悩む」から「考える」に変えなさい"から始まる哲学的エッセイで、人生において真面目に向き合うべきタイミングが必ず来るいくつかの概念に対する考え方の基礎を教授してくれる できれば14歳の時に読みたかった本No.1だよ……」
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池田晶子著『14歳からの哲学 : 考えるための教科書』(トランスビュー) 2003.3発行 2020.7.29読了 貫成人著『哲学マップ』で紹介されていた本(p243)。貫成人は本書を指して「豆腐」と称しているが、この本もなかなかの「チーズ」だと思う。哲学という言葉は古代ギリ...
池田晶子著『14歳からの哲学 : 考えるための教科書』(トランスビュー) 2003.3発行 2020.7.29読了 貫成人著『哲学マップ』で紹介されていた本(p243)。貫成人は本書を指して「豆腐」と称しているが、この本もなかなかの「チーズ」だと思う。哲学という言葉は古代ギリシアから始まったと言われている。「~とはなにか」という素朴な存在論から始まった哲学は、デカルトの登場によって認識論へと変わり、ニーチェによって、それらは転覆させられたと言われている。現代哲学は宇宙の無限性や霊魂の不死といった答えのない問題から手を引き、方法論的反省の立場から微分的な哲学的分析に終始している。 この点、本書はⅠ~Ⅲ章の構成で3分の1の頁をⅠ章「原理」に割き、認識論的問題設定(『哲学マップ』p74)という問いに真っ向から取り組んでいる。この問い自体はやや手垢のついたものなのだが、ここから著者自身の哲学に至るプロセスが素晴らしい。著者は考える精神に最も価値を置いている。社会や規則さえも考える精神を妨げることはできず、自由であると説く。生きるも死ぬもあらゆるものが自己の選択に委ねられていると喝破する。サルトルは羅針盤なき自由を「自由という刑」(『哲学マップ』p164)と表現したが、著者にはそのような弱気は微塵も感じられない。こうした自我論は得てして独断論に滑りやすいが、著者は善悪の基準を自己の内部に置きつつも、絶対的な善悪の基準の存在を肯定する。そして、人生に意味があるのか、私という存在は一体何なのかについては「分からない」としつつも、だからこそ、永遠に考え続ける価値があるという。「分からない」ことをはっきり肯定するところから哲学が始まる。私の存在は宇宙の森羅万象の中で全く無意味なものである。意味がないからこそ、私の存在は奇跡なのだ。私という存在そのものが「謎」なのであり、だからこそ、私は本当のことをずっと探し求めている。生まれて、死んで、死んだあとに何があるのか知らないが、せいぜい謎に近づくことくらいは可能なのだろうか。それとも「謎」を中心に据えて、ずっとその周りに周回軌道することになるのだろうか。 私が私を知るために飽くなく本を読み続けている理由は、もしかしたらこの辺りにあるのかもしれない。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004068885
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哲学にほとんど触れて来なかった私にとって、考えるきっかけになる本でした。 哲学者の難しい言葉ではなく、身近なものから人生をよくするためのヒントをもらえた気がします。わからないことを勉強してわかった気になるだけでなく、考えることが大事と学びました。
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14歳に向けて書かれたものであるが、難しかった。哲学とは、生きていく上で考えなければならないこととは、レベルを下げられるものではないということを感じた。 はたして、自分で考えているだろうか。字面を追って覚えて満足、ということになってはいないだろうか。と省みるきっかけになった。
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中学生向けとして書かれた本だけど、もちろん大人が読んでも「確かにどういうことだろう」と考えてしまうテーマや問いがあふれています。例えば、 ・言葉を読むと、どうしてその意味がわかるのか ・物が先か、言葉が先か ・自分とは誰か などなど… 私が個人的に印象に残ったのは「内側が、外側...
中学生向けとして書かれた本だけど、もちろん大人が読んでも「確かにどういうことだろう」と考えてしまうテーマや問いがあふれています。例えば、 ・言葉を読むと、どうしてその意味がわかるのか ・物が先か、言葉が先か ・自分とは誰か などなど… 私が個人的に印象に残ったのは「内側が、外側の自然法則や快感原則によって動いているのなら、その内側って、じつは外側のことじゃないだろうか」という部分です。これって「鏡の法則」や「引き寄せの法則」と同じだと思うのです。つまり「内側が外側のこと」であるならば「外側を外側だと捉えているのは自分」なので「自分の捉え方次第で世界が変わる」ということになります。 この本を読んで、それらが哲学ともつながるのだということに驚きました。 子どもに語りかける文体ではありますが、難解な部分はあるので、もう少しやさしめが良い人は「14歳の君へ どう考えどう生きるか」の方が少しやさしくボリュームも少し少なめです。 他にも色々思うことはありますが、とても書ききれません。図書館で借りた本ですが、これは買って手元に置いておきたいと思います。 以下、自分用の備忘録。 ・「自分が思う」ことはいったいどういうことなのか「考える」 ・言葉を大事にするということが、自分を大事にするということなんだ ・「わからない」と感じることを、どこまでも考えてゆくようにしてください。「わからない」ということは、答えではなくて、問いなのです。 ・「自分がない」ということを考えようとすると、「自分がある」ことに気がつくことになってしまう ・君は、「自分の内側」と言った時、体や心の内側のことを思うね。でも、その内側が、外側の自然法則や快感原則によって動いているのなら、その内側って、じつは外側のことじゃないだろうか。内って、外なんじゃないだろうか。 ・何のために生きるのか、人生の意味や目的が明確でないから、生きるために生きているということになる。「生きるために生きている」、そう自覚して、そう生きることを選んでいるなら、これは立派にひとつの人生の意味であり目的だ。
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まさに、考えるための教科書。14歳からとうに過ぎてしまった私でも、ものごとへの問い、その答えを考える、自分の大切さを学んだ。あの日、あの時、どことなく自分の存在が、不確かで、自分の周りの他人はなぜ他人と思うのか、生きる、死ぬとはどういう事なのか、ふわっと感じていた事に、考えること...
まさに、考えるための教科書。14歳からとうに過ぎてしまった私でも、ものごとへの問い、その答えを考える、自分の大切さを学んだ。あの日、あの時、どことなく自分の存在が、不確かで、自分の周りの他人はなぜ他人と思うのか、生きる、死ぬとはどういう事なのか、ふわっと感じていた事に、考えることを植え付けてもらった感じがした。何度も再読するたびに、新たな自分の思いが発見できそう。
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