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象は忘れない ハヤカワ文庫クリスティー文庫32
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2003/12/13 |
| JAN | 9784151300325 |
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象は忘れない
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商品レビュー
3.6
45件のお客様レビュー
回想の中の殺人を扱っ…
回想の中の殺人を扱ったクリスティ最晩年の作品。題名にもなっている象は水を飲んだ場所を忘れないほど記憶力の良い動物だ。
文庫OFF
早いもので、今年も「クリスマスはクリスティー」の時期がやって来ました♪ てなわけで、久々のポアロもの。 文学者昼食会に出席したオリヴァ夫人は、ミセス・バートン=コックスなる女性から奇妙な依頼をされます。 その内容は、“自分の息子・デズモンドの恋人で、オリヴァ夫人の名付け子・シリ...
早いもので、今年も「クリスマスはクリスティー」の時期がやって来ました♪ てなわけで、久々のポアロもの。 文学者昼食会に出席したオリヴァ夫人は、ミセス・バートン=コックスなる女性から奇妙な依頼をされます。 その内容は、“自分の息子・デズモンドの恋人で、オリヴァ夫人の名付け子・シリヤの両親が過去に心中事件で亡くなっているが、夫と妻のうちどちらが先に拳銃を撃ったのか?”というもので…。 過去に起きた心中事件を再調査して真相追求する、所謂“回想殺人”ものですね。 他の方のレビューにもありますが『五匹の子豚』を彷彿させるものがあります。 さて、後期ポアロもの準レギュラーともいえるオリヴァ夫人が(心中事件の起きた)当時の事情を覚えていそうな人々(=象)へ、ヒアリングの為に訪ね歩くのですが、まさに“ミセス・オリヴァ活動中”(←という章タイトルまであるw)”といった感じで、何ならポアロよりも精力的に動いている印象で、今回オリヴァ夫人頑張ってましたね! 展開としては、件の過去に起きた心中事件をめぐるあれこれを様々な人々の記憶をたどって真偽を取捨選択していくものなので、ある意味地味というか、ミステリ的な二転三転といった動きはないのですが、そこは人間描写が抜群に上手いクリスティー。 人々の語りから登場人物達の個性が生き生きと伝わってくるので、おしゃべり部分を読んでいるだけでも楽しいですね。 そうした人々の記憶の断片から推理を構築していくポアロはやはり流石でございます。 まぁ、中盤で真相を知っていそうな人物が判明していたので、ちゃっちゃとその人に話を聞きにいけば早く済んだと言えばそうなのですけど、そこはポアロなりの配慮で最後の最後まで慎重に事を運んだってことなんでしょうね。 こうして、明らかになった心中事件の真相はとても悲しい事情があったわけですが、シリヤがそれを受け入れてデズモンドと幸せになってくれそうだったので良かったです。 ということで、ミステリというより愛憎劇といった感が強かった本作ではありますが、“やっぱ、クリスティーええわ~”とクリスティーの巧さを実感した次第です。 因みに、温存していたポアロもの長編シリーズが残すところ『ブラック・コーヒー 小説版 』『カーテン』の二作のみになってしまいました・・もうこうなったら、一気に残り二作続けて読んでしまおう!と目論んでおります~( *´艸`)
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ミセス・オリヴァは、名付け子シリヤの両親の非業の死を詮索され、腹を立てつつもやっぱりポアロのもとに駆け込むのでした。十数年も前のことではありますが、世間を騒がせたその事件のことを覚えていると思われる人々ーー「象」への聞き込みを進めていく二人。そして遂に現場の崖の前で明かされた真相...
ミセス・オリヴァは、名付け子シリヤの両親の非業の死を詮索され、腹を立てつつもやっぱりポアロのもとに駆け込むのでした。十数年も前のことではありますが、世間を騒がせたその事件のことを覚えていると思われる人々ーー「象」への聞き込みを進めていく二人。そして遂に現場の崖の前で明かされた真相! まるで火曜サスペンスのよう! ポアロシリーズとしては最後に執筆されたのが本書とのことです。かなりの高齢になっているはずなのに、ポアロの心身に老いが感じられませんね。ジョージとミス・レモンの鉄壁のサポートのおかげでしょうか。 実は、知らずに「カーテン」を随分前に読んでしまった私ですが、シリーズをだいたい執筆順に読み終えた今、改めて読み直してみようかと思います。ヘイスティングズにも再会できますからね。
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