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エリック・ホッファー自伝 構想された真実
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2002/06/05 |
JAN | 9784878934735 |
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エリック・ホッファー自伝
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エリック・ホッファー自伝
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商品レビュー
4.5
32件のお客様レビュー
失明、孤独、自殺未遂、10年の放浪、そして波止場へ…。常に社会の最底辺に身を置き、働きながら読書と思索を続け、独学によって思想を築きあげた「沖仲士の哲学者」ホッファーの自伝。 港湾労働者にして哲学者、ハンナ・アレントの友人にして中上健次が愛した思索者エリック・ホッファー。失明、...
失明、孤独、自殺未遂、10年の放浪、そして波止場へ…。常に社会の最底辺に身を置き、働きながら読書と思索を続け、独学によって思想を築きあげた「沖仲士の哲学者」ホッファーの自伝。 港湾労働者にして哲学者、ハンナ・アレントの友人にして中上健次が愛した思索者エリック・ホッファー。失明、両親の死と孤独、自殺未遂、10年にわたる放浪、そして労働と思索の日々……。1920年、30年代のアメリカの貧民街、農場、鉱山を舞台に、苛酷な運命に翻弄されながらも社会の最底辺で生きぬいた経験と、自身をとりまく個性あふれる人々との出会いと別れ、そして生きることの意味を綴った比類なき自伝的回想。 ******** 彼の人生そのものが、これほど数奇な人生があろうかと思わせるほど、波乱に富んでいるが、それ以上に面白いのが、彼がいろんなところで出会った、数々の特異な社会的不適応者たちの語る自分の人生である。……その一つ一つが、まるで極上の短篇小説以上の仕上がりになっている。……文章の細部に至るまで刺激的な本だ。(立花隆)
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長い間拘束されていた神から自由になった近代人は自分自身と異なるもののwannabeな存在であるという考察があるが、表現をしていくうえでもぶち当たるこの問題がかなり根深いものだと言うことが再確認できた良書。文章もさらっと読める翻訳でとても良かった。
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港湾労働者として従事しながら日々のことを記した『波止場日記』の後に、続いて読んだエリック・ホッファーの自伝。 幼少期の失明から、母と父の死、季節労働者として働きながら図書館で独学で様々な分野をマスターしていく。 彼は様々な場面でチャンスはあったのだ。 例えば橘類研究所の所長に植...
港湾労働者として従事しながら日々のことを記した『波止場日記』の後に、続いて読んだエリック・ホッファーの自伝。 幼少期の失明から、母と父の死、季節労働者として働きながら図書館で独学で様々な分野をマスターしていく。 彼は様々な場面でチャンスはあったのだ。 例えば橘類研究所の所長に植物学とドイツ語の能力を認められ、ブルーワーカーからの仕事を抜け出すことも出来ただろうに季節労働者に戻ってしまう。 以前読んだ本でエリック・ホッファーは回避型パーソナリティ障害の気質があると読んだことがある。そのせいで仕事や恋人とのチャンスを自ら避けてしまっていた、とか。 彼の文章から後悔が垣間見えることはあるが、それでも腐ることなくたくましくサバイブしていく様には勇気付けられる。 その後、49歳で初著作の『大衆運動』を上梓する。 転機は再び訪れ、政治学の研究教授になる。だが沖仲仕の仕事は辞めず65歳まで続けたというのだから驚いた。 日々、肉体労働に従事しながらも学ぶ意欲を絶やさないその姿勢は見習いたい。 小手先の知識ではなく、真の教養がある。
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