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ラブカは静かに弓を持つ の商品レビュー

4.3

138件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/09/29

これ最後どうなるんだろう、ってハラハラドキドキしながら、そして主人公の気持ちや先生の対応が丁寧に書かれていてとても良かった。

Posted byブクログ

2025/09/29

音楽が気持ちを変えることはよくあるが、それに付随して行動まで変わるところがすごい。 厳しい糾弾もあり、強い想いもあり、立場と気持ちのぶつかり合いに読んでいる私まで心動かされた。

Posted byブクログ

2025/09/28

実際にあった音楽著作権事件をモデルにしたスパイ✖️音楽小説 潜入調査で子供の頃のトラウマがあるチェロ教室に通うことになった主人公 最初は仕事と割り切っていたが、師匠や仲間たちとのつながりが得られてくると次第に気持ちに変化があらわれて 主人公の揺れる心理など読みどころ満載です♪ 戦...

実際にあった音楽著作権事件をモデルにしたスパイ✖️音楽小説 潜入調査で子供の頃のトラウマがあるチェロ教室に通うことになった主人公 最初は仕事と割り切っていたが、師匠や仲間たちとのつながりが得られてくると次第に気持ちに変化があらわれて 主人公の揺れる心理など読みどころ満載です♪ 戦慄きのラブカが架空の曲とは意外でしたが読んでいるとチェロの音が聞こえてきそうでした♪

Posted byブクログ

2025/09/23

初めて読むタイプの小説だった。 全然予備知識無しで読んだので、主人公の子供の時のトラウマがどういうものなのかが明らかにされていく話しかと思えば、スパイ物の話しに展開していってびっくり。 過去のトラウマから人との壁を作って生きてきた主人公が音楽を通じて出会った人々との交流から、変わ...

初めて読むタイプの小説だった。 全然予備知識無しで読んだので、主人公の子供の時のトラウマがどういうものなのかが明らかにされていく話しかと思えば、スパイ物の話しに展開していってびっくり。 過去のトラウマから人との壁を作って生きてきた主人公が音楽を通じて出会った人々との交流から、変わっていく様が映画と音楽を絡めながら描かれていく。 橘と浅葉の関係性がとても素敵で恋愛でも友情ともちょっと違う二人の関係性がとてもよく描かれていた

Posted byブクログ

2025/09/20

桜葉先生好き〜!!小さい頃習っていた楽器をまたやりたくなったし、チェロにも挑戦してみたくなった。ところでカラオケで演奏できるのね、、

Posted byブクログ

2025/09/18

スパイ要素はあまり感じなかったけれど、作品中の表現がとても綺麗で読んでいてとても清らかな気分になる本だった。ラブカを通して、音楽の奥深さにも気づくことが出来た。

Posted byブクログ

2025/09/20

2年ほど前に単行本で読みましたが、当時は私がヴァイオリンをやっていたということもありチェロの旋律の美しさのイメージが強かったです。 今回文庫版で久しぶりに読むと、音楽の美しさはもちろんのこと人と人の絆や信頼関係といった印象が強かったです。 人はどんなに孤独を望んでも人との関わりが...

2年ほど前に単行本で読みましたが、当時は私がヴァイオリンをやっていたということもありチェロの旋律の美しさのイメージが強かったです。 今回文庫版で久しぶりに読むと、音楽の美しさはもちろんのこと人と人の絆や信頼関係といった印象が強かったです。 人はどんなに孤独を望んでも人との関わりがないと生きてはいけないし、その関わりが人生に影響を与えていく。 文庫版に加えられた数ページの浅葉先生目線の物語を読めただけでもこれを買ってよかったですし、感想が変わったのもこれが理由かもしれません。

Posted byブクログ

2025/09/16

タイトルに惹かれた 読んだら、登場人物みんな魅力的だった 映画化されたら誰がいいかなぁなんて想像をかき立てるほどに… 潜入調査がテーマなのだから、きっとツラい思いを主人公も周りの人も私もするだろうと。読み進めるのが怖かった 途中、チェロを楽しんでるところだけ読んでいたいと思った ...

タイトルに惹かれた 読んだら、登場人物みんな魅力的だった 映画化されたら誰がいいかなぁなんて想像をかき立てるほどに… 潜入調査がテーマなのだから、きっとツラい思いを主人公も周りの人も私もするだろうと。読み進めるのが怖かった 途中、チェロを楽しんでるところだけ読んでいたいと思った 橘の心の変化、今までの自分に抗う姿に勇気をもらった 珠玉の一品だった

Posted byブクログ

2025/09/15

読書友達から薦められて読んだ本。 業務の一環として音楽教室にスパイとして潜り込んだ主人公「橘樹」がチェロの講師「浅葉桜太郎」と出会い、心を動かされスパイとしての立場に苛み、葛藤するお話。 こうまとめると、よくある話しのように見えてしまうけれど、物語を彩る各エピソードがとても豊...

読書友達から薦められて読んだ本。 業務の一環として音楽教室にスパイとして潜り込んだ主人公「橘樹」がチェロの講師「浅葉桜太郎」と出会い、心を動かされスパイとしての立場に苛み、葛藤するお話。 こうまとめると、よくある話しのように見えてしまうけれど、物語を彩る各エピソードがとても豊かで美しかった。 音楽著作権の話しは、「これくらいなら許されるだろう、小さいことを言うな」というありきたりな気持ちと、「その小さいことの積み重ねで生きているひともいるんだ」という当たり前を感じさせてくれたし、映画の話しと絡めた「楽曲」の部分は、本当に美しい音色を想像出来てうっとりしたし。 そして取り巻く人たちの優しさも、一緒に楽しむお料理やお酒の美味しさまで、ほっこりした。 きっと、主人公、橘樹の生い立ちや環境が決して軽いものではなく本人が自分の想像であらゆる可能性を潰してしまっていることに心を痛めながら読み進めていたからか、ラストに向けて、ほんの小さなことに気付き少しずつ前へ、壁の向こうへと歩みだす姿には心からホッとした。 ホッとしすぎて、エピローグ部分は何度も読んでしまった。 とても魅力的な人物、浅葉桜太郎先生目線の文庫版スペシャルショートストーリーも巻末にあり、もっとこの人たちの話を読みたいと思った。

Posted byブクログ

2025/09/16

主人公が音楽学校に潜入していく。会社員でありながら、スパイと言う立場を受け入れていく姿は少し痛ましい。 身近にあった音楽が自分自身を癒してくれるものだと言う事に改めて気づき、その大切な音楽が生き方さえも変えていく。 最後に死ぬ時に後悔のしない生き方。 かなりの葛藤がありながらも、...

主人公が音楽学校に潜入していく。会社員でありながら、スパイと言う立場を受け入れていく姿は少し痛ましい。 身近にあった音楽が自分自身を癒してくれるものだと言う事に改めて気づき、その大切な音楽が生き方さえも変えていく。 最後に死ぬ時に後悔のしない生き方。 かなりの葛藤がありながらも、やはり人との関わりからその大切さに気づき、師匠と思える人との巡り会いで主人公が成長していく姿は、応援していきたい気持ちになった。 人生において、何を大切に生きていくか、改めて考えさせられた小説だった。

Posted byブクログ