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禁忌の子 の商品レビュー

4.3

298件のお客様レビュー

  1. 5つ

    127

  2. 4つ

    110

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

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2025/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新たなる!と言っていいほどの凄い作家さんが発掘されました。 鮎川哲也賞受賞作にして、なおかつ本屋大賞ノミネート作ということで話題性充分。 中盤からの一気読み。もうこれは… 既存の「城崎響介シリーズ」のスピンオフの1作なのか?とも思われました。 ぜひ、そのシリーズお願いします。 辛い未来があるかもしれない、そう思いながらも新しい命は誕生してくる。 親として、その人の子どもとして生きてゆくのは楽しいことばかりじゃないけれど意味のあることなのだ。敬子さんの懺悔の部分が切なくて涙しました。悩みを抱えている人たちになにかの解決になってほしいと思える内容でした。フィクションだけど。

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2025/02/09

禁忌の子と言う意味を考えながら読んだ。最後にスッキリ。途中からこの物語はどこに行き着くのか??と思いながら読みました。想像してなかった結末。

Posted byブクログ

2025/02/09

救急医の主人公の元へある日搬送されてきた患者。蘇生かなわず死亡したその身元不明の男は主人公に瓜二つだったー 著者が現役の医師だそうで、医療シーンのリアルさが半端ない。さらにその医療知識が謎解きにも一役買っていて、へーそうなんだと新たな知見を得たりもした。 テーマは殺人と生殖医療...

救急医の主人公の元へある日搬送されてきた患者。蘇生かなわず死亡したその身元不明の男は主人公に瓜二つだったー 著者が現役の医師だそうで、医療シーンのリアルさが半端ない。さらにその医療知識が謎解きにも一役買っていて、へーそうなんだと新たな知見を得たりもした。 テーマは殺人と生殖医療という生と死の両方に関わるもので、後半はとくにかなり重い話になるがテンポもよくて冒頭から一気読みだった。

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2025/02/09
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事件の真相を辿っていく城崎と武田、明らかになった真相にも鳥肌がたち、更にその後のエピローグとも言える部分での題名の回収までも美しい。なかなか詰まらずに読める本でもあり、個人的にはすっきりとする読後感であったが、もしかしたら、解決編の部分の事実が重すぎると感じる人もいるのでは無いだろうか、だが私自身としては、ミステリーを読み始める1冊目におすすめできる本を見つけたような気がする。

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2025/02/08

序盤のどこに進むかよく分からん所から、一気にスイッチ入れる展開すごい良い。 友達医者の中二病の痛い奴な雰囲気なくても、単に賢さだけでも充分では?と思ったけど、、最後にはちょっと必要だったかも、と思わされて悔しい笑 タイトルの(禁忌)を油断したせいで、もう一段階のステップに気がつ...

序盤のどこに進むかよく分からん所から、一気にスイッチ入れる展開すごい良い。 友達医者の中二病の痛い奴な雰囲気なくても、単に賢さだけでも充分では?と思ったけど、、最後にはちょっと必要だったかも、と思わされて悔しい笑 タイトルの(禁忌)を油断したせいで、もう一段階のステップに気がつけなくて悔しい。 強くて芯がある生き方をしてほしいけど、子供の将来は心配。 知る権利から知らない権利にゆり戻る時代がいつか来るかもな

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2025/02/09

冒頭から引き込まれていった 本の中とはいえ倫理に関係する内容。 本の中だからこそ表現出来た。 たどり着いた答えに驚きを隠せなかった。 武田先生の同期城崎先生、頭の中では岡田将生さんが演じていました

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2025/02/08

ハラハラがずっと続くというよりも、引き込まれて先が気になるので、止まらなくなる。気付いたら時間がすごく過ぎている感じ。 最後全てがつながって、 ミステリーの読み物としては、スッキリ楽しめるけど、本書の禁忌の内容を現実的に考えたときに、気持ち的にはスッキリしないようなモヤモヤのよう...

ハラハラがずっと続くというよりも、引き込まれて先が気になるので、止まらなくなる。気付いたら時間がすごく過ぎている感じ。 最後全てがつながって、 ミステリーの読み物としては、スッキリ楽しめるけど、本書の禁忌の内容を現実的に考えたときに、気持ち的にはスッキリしないようなモヤモヤのような物は残るかな。 でも、医学の勉強にもなるし、登場人物にも魅力があって良かった。

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2025/02/08

一気読みをおすすめするの理由がわかる。一気に読まないと、途中失速してしまって挫折しそうだから。 冒頭で引き込まれるという声もあるけど、結構普通で全く響かず。最後1/10が一気に面白い。途中ちょっと退屈なのと、表現がありきたりだからなのか目が滑ってしまいました。みんな、面白いってほ...

一気読みをおすすめするの理由がわかる。一気に読まないと、途中失速してしまって挫折しそうだから。 冒頭で引き込まれるという声もあるけど、結構普通で全く響かず。最後1/10が一気に面白い。途中ちょっと退屈なのと、表現がありきたりだからなのか目が滑ってしまいました。みんな、面白いってほんと?って何度も思いましたが、でも後半までたどり着いたら一気に読めちゃう。後半のために書いてた感じ。最後は一気に面白く読了。 ミステリーというよりは専門家が、こんなことあるんだよーっていう専門的知識をネタに使って、悪趣味にエンタメにしてる側面を感じる、割と悪い意味で。私としては、だから★3 登場人物が誰も魅力がなくて感情移入できないし、共感できない。 湊かなえの悪趣味さとは、違うんだよなー。湊かなえのは、自分の中にもある負の感情を見せつけてくる感じ。

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2025/02/07
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とにかく真相を知りたくて、2日で読み切った。 犯人探しのストーリーで頭が混乱する時はあったが、ずっとテンポよく話が進んでいた。 読む前は、もし自分が親と遺伝的繋がりがないと言われてもショックを受けるだろうか。育ててくれて感謝しているし、何も変わらないのに。と思っていた。それに実際に不妊治療をすることになれば、どこまで自分はやるだろうか。でも子供が産めるなら他人の受精卵でも愛せるかもしれない、と思っていた。 ただこの本を読んで感じたのは、所詮人間。 もし子供の立ち場なら真実を知りたいだろうし、 親の立場なら血の繋がりのある子がこういった経緯で産まれることができなかった場合、本当に血のつながらない子を愛し通せるのか。 子供が知る権利を持つ時代の一方で、SNSで精子提供や海外代理出産など医療の力で無理に生命を創り出すことができる時代。 院長のしたことは人助けだとは思うが、こういった人間の技術やエゴを安易に許すことが、自然の摂理を緩やかに壊していくのかもしれないなぁと感じた。

Posted byブクログ

2025/02/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題からもしかして?とは思っていたけれど…。 そういう内容でしたか…。 あー、でも『禁忌の子』って言ってほしくないな…。 この子に罪はない。もっと言うならこの子の親にも罪はないのだから。 それにしてもグイグイ引き込まれてあっという間に読み終わってしまいました。城崎先生はシリーズになるようですね。楽しみです。

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