1,800円以上の注文で送料無料

禁忌の子 の商品レビュー

4.3

298件のお客様レビュー

  1. 5つ

    127

  2. 4つ

    110

  3. 3つ

    40

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2025/02/03

総評「禁忌の子とは誰なのか、その意味がわかったとき衝撃を受けるだろう」 今年度一番話題となった本ではないだろうか。 遅ばせながら、やっと読了できた。 何よりもあらすじが興味を惹かれた。 医療用語があったが、それにしては 読みやすくスムーズに進めた。 終わり方に納得がいくか微...

総評「禁忌の子とは誰なのか、その意味がわかったとき衝撃を受けるだろう」 今年度一番話題となった本ではないだろうか。 遅ばせながら、やっと読了できた。 何よりもあらすじが興味を惹かれた。 医療用語があったが、それにしては 読みやすくスムーズに進めた。 終わり方に納得がいくか微妙なラインではあったが(私はどちらかというと報われない方が、面白さを感じたが)、この作品として終わるには、この方が良かったと思う。 私としては、感情を持たぬ、城崎もまた禁忌の子ではないかと感じた。 次回作も楽しみだ。

Posted byブクログ

2025/02/02

内容はとてつもなく重くて不気味。しかし、文体は世界観を壊さないレベルで軽妙かつ洒脱。だから夢中になって読み進められる。この方の文体、すごく好き!

Posted byブクログ

2025/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者はお医者さまだそうで、医療関係者が書くミステリーって多いよね…という感じで読み始めた。 救急医のもとに搬送されてきた溺死体が自分と同じ顔、そこから不穏な空気に包まれる! ホームズのような同僚の城崎センセとお休みを合わせて謎を解いていく… 兵庫市民病院ってヒマなのか?と余計な心配までしてしまった。 重い。禁忌の子。切ないなぁ… 終章の蜻蛉。これはトンボで、カゲロウは蜉蝣ではないのかしら?

Posted byブクログ

2025/02/02

引き込まれました。 医療用語や専門知識が嫌味なく使われており、物語に深みが出ているように思いました また、ストーリーも熟考という言葉では表現できないほど考え尽くされており、素晴らしい作品だと思いました。 次回作品もぜひ読みたいと思いましたし、武田と城崎のペアで続編も見たいです。 ...

引き込まれました。 医療用語や専門知識が嫌味なく使われており、物語に深みが出ているように思いました また、ストーリーも熟考という言葉では表現できないほど考え尽くされており、素晴らしい作品だと思いました。 次回作品もぜひ読みたいと思いましたし、武田と城崎のペアで続編も見たいです。 オススメ度、星MAXです。

Posted byブクログ

2025/02/01

心肺停止状態で運ばれてきた男性の顔が自身と瓜二つ、という事態に見舞われた救急救命医の武田。 男性が身元不明ということも重なったことから、同僚の医師と共に不可解な状況の解明に乗り出す…という医療ミステリー。 探偵役と助手役を配置し、推理や解決パートは問答で進むスタンダードなタイ...

心肺停止状態で運ばれてきた男性の顔が自身と瓜二つ、という事態に見舞われた救急救命医の武田。 男性が身元不明ということも重なったことから、同僚の医師と共に不可解な状況の解明に乗り出す…という医療ミステリー。 探偵役と助手役を配置し、推理や解決パートは問答で進むスタンダードなタイプ。飛躍した理論はなく、地に足ついたロジックには終始丁寧さを感じました。期待値以上の面白さでした!

Posted byブクログ

2025/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

予想外の結末だった。 途中で中断するタイミングを見つけるのが大変なくらい一気に読んでしまった。 同じ遺伝子でも、環境でずいぶんと人格も人生も変わってしまう。医療ミステリーって初めてだったけど、面白かった。続編をぜひ読んでみたい。

Posted byブクログ

2025/01/31

2025/1/30読了。 鮎川哲也賞受賞作というのと、皆さんの評価が高いのを見て、読んでみようと。 医療×ミステリーということで、医療用語もたくさん出てくるが、抵抗なくスムーズに読めるし、ストーリーも最初から読者を引き込んで、そのままのめり込させるように畳み掛けてくる。 謎解...

2025/1/30読了。 鮎川哲也賞受賞作というのと、皆さんの評価が高いのを見て、読んでみようと。 医療×ミステリーということで、医療用語もたくさん出てくるが、抵抗なくスムーズに読めるし、ストーリーも最初から読者を引き込んで、そのままのめり込させるように畳み掛けてくる。 謎解きに関しては、うーん、と思う点もあるし、テーマも重すぎて悩ましいが、主人公たちの性格もよく書き込まれているし、おもしろく、読み応えがある一冊だと思う。 タイトル「禁忌の子」は何重かの意味を持つ気がするが、結末は…。 私はフィクションだし、これで良かったと思うけれど、意見が分かれるところかもしれない。 これは続編、もしくはシリーズものが出来るかなぁ?と思ったら、やっぱり。 自作も楽しみに待ちたい。 巻末に第三十四回鮎川哲也賞選評が載っていたのも興味深かった。

Posted byブクログ

2025/01/31

 うわー、辛い!あまりにも悲しい動機に何を思えばいいのか思考が追いつかなくなった。  緊急医の武田の元に、自分と瓜二つの溺死体が運ばれてきた。気持ち悪いほど似ていた死体の正体を探りたい武田は、中学時代の同級生である医師の城崎と共に調査に乗り出す。  調査を進めていく中、どうやら...

 うわー、辛い!あまりにも悲しい動機に何を思えばいいのか思考が追いつかなくなった。  緊急医の武田の元に、自分と瓜二つの溺死体が運ばれてきた。気持ち悪いほど似ていた死体の正体を探りたい武田は、中学時代の同級生である医師の城崎と共に調査に乗り出す。  調査を進めていく中、どうやら溺死体を知っていそうな人物とアポを取ることに成功した。約束の時間に会いに行くが、時間になっても現れず、待っていたのは死体となったその人物だった。自殺か他殺か。よほど触れられたくない人物がいるのか。謎めいた展開に目が離せなくなる。  ここまではほんの序章で、2件の死体の謎を解いていくことになるのだが、ここから怒涛の展開が待ち受けている。  やがて真相が見えた時、あまりにも悲しい現実と対面することになる。誰も悪くないのになんでこうなるんだろうとやるせなくなるが、どうか禁忌の子よ、真っ直ぐに育ってほしいと願わずにいられない。

Posted byブクログ

2025/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デビュー作にして鮎川哲也賞受賞作品の医療ミステリー。救急で運ばれてきた溺死体が、医師武田に瓜二つで、どこの誰かも分からないという冒頭で心、鷲掴み。映画になりそうな予感!読み終えると、なるほど...と題名の深い意味に納得。血縁より、もっと大切な事があるのだ。

Posted byブクログ

2025/01/31

登場人物の個性がはっきりしているし、文章も読みやすいから一気読みになる。 シリーズになるのか2作目が今年出るらしいので気になります。

Posted byブクログ