籠の中のふたり の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
薬丸岳は結構重めの話が多いですが、今回も同様。最近の作品はそれほど感動しなかったけど、今回のはストーリー展開も飽きさせず、久しぶりに良かった。☆4.5くらいで、個人的には今年3本指に入る感じ。 後で気が付きましたが、快彦:母親の自殺、亮介:父親の失踪、とトラウマ的なものも対比してたりするのかな?
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最後、「大袈裟じゃない?そこまで自分を追い込むんか?」ってなってしまったと同時に、そこまでの想像力があるなら絶対人を殺める前で止められてたとも思ってしまう これまでの薬丸岳作品より、リアリティさに欠けるので★三つ
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世の中にはとんでもなく悪い奴がいる。 しかし、ほとんどの人は、周りの大切な人とのささやかな幸せを大切にしている。 主人公の村瀬快彦と、その関わりのある人たちみんなが幸せになってほしいと祈りながら読み進めた。 一気読みだった。
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ものすごく悪い人がいて、ものすごくいい人がいて、大切な人を傷つけないように守る人がいて、守られている人がいた。 守ろうとする人が抱える秘密を知りたくてなんとか最後まで読み進められた。 地元の同級生たちは夜な夜なグリッパーに集まるのが、月9みたいなドラマっぽかった。
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弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るい亮介と交流することで人として成長していく。だが、ある日、母が結婚する前に父親の安彦に...
弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は暮らし始める。小学6年生のときに母親が自殺し、それ以来、他人と深く関わるのを避けてきた快彦だったが、明るい亮介と交流することで人として成長していく。だが、ある日、母が結婚する前に父親の安彦に送った手紙を見つけ、自身の出生に関わる衝撃の秘密を知る。二人は全ての過去と罪を受け入れ、本当の友達になれるのか――。著者史上もっともハートフルな物語が誕生。最後に芽生える真の友情に、あたたかい涙が止まらない! 【Google books あらすじより】 あたたかい涙…… 流れなかった。 感想は「昭和のドラマを観ているみたい」 いや、昭和のドラマもいいけどね。 なんていうか うん そんな感じです。 でもさ いとこっていいよね。 私は年に数回しか会えなくて、お正月とかいとこと遊べるって思うとワクワクしてたなぁ。 自分の子どもといとこ達を見てても、会えば嬉しそうにキャッキャッしてるから微笑ましい*ˊᵕˋ* こないだスマホのアルバム見返して 4歳の姪っ子ちゃんが うちの次男君にベッタリ甘えてる写真見つけてニヤニヤホッコリしちゃいました(*´`)♡
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殺されて当然の人間がいることは事実。 でも、人が人を殺して良いという理由はない。 必殺仕事人がいればいいのにな、と思わなくもないけど。
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小学6年生のときに母親が自殺して以来、他人と深く関わるのを避けてきた弁護士村瀬。傷害致死事件を起こした従兄弟の亮介の身元引受人となったことで人として成長していく。ひょんなことから知った自分の出生の秘密、そして亮介のの真の動機とは…。不幸な話もあったけれど籠の中から飛び出る二人に祝...
小学6年生のときに母親が自殺して以来、他人と深く関わるのを避けてきた弁護士村瀬。傷害致死事件を起こした従兄弟の亮介の身元引受人となったことで人として成長していく。ひょんなことから知った自分の出生の秘密、そして亮介のの真の動機とは…。不幸な話もあったけれど籠の中から飛び出る二人に祝福。
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快彦と織江のやりとりが寒い。トレンディドラマ観てるみたいでそこだけ冷めた。 いくらなんでも快彦の親戚達がぶっ飛びすぎてて彼の人生壮絶すぎるし、亮介の周りの人も綺麗ごと感があって感情移入できない。 もっと生々しいのが私はすきです()
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弁護士の村瀬快彦32歳は父の死後、看護師の白鳥織江と別れます。 そんな時、新田という弁護士から同い年の従兄弟の蓮見亮介傷害致死で懲役7年の仮出所した後の身元引受人を頼まれます。 快彦が仕事に弁護士を選んだのは父を安心させることができる職業であり、濃い人間関係を築くのが苦手だった...
弁護士の村瀬快彦32歳は父の死後、看護師の白鳥織江と別れます。 そんな時、新田という弁護士から同い年の従兄弟の蓮見亮介傷害致死で懲役7年の仮出所した後の身元引受人を頼まれます。 快彦が仕事に弁護士を選んだのは父を安心させることができる職業であり、濃い人間関係を築くのが苦手だったので、一回限りの弁護士ならば、そんなに濃い人間関係にはならないからでした。 そんな快彦が十数年ぶりに会う、他人の亮介の身元引受人になるには躊躇がありましたが、亮介の仮釈放後の身元引受人を引き受け同じ家に6か月間という期限付きで暮らすことになります。 傷害致死で人を一人殺めている亮介ですが、料理が得意で、そんな事件を起こすような人間ではなく、周りからの人望も厚かったことがわかり、亮介の周りの人間と、人を避けて暮らしてきた快彦も、徐々に心を開き変わっていきます。 亮介の力によって変わり始めた快彦ですが、最後は快彦によって、亮介も変わっていきます。 『籠の中のふたり』というタイトルの意味も最後にわかります。 二人の間にあった快彦の母の自殺や亮介の父の失踪の謎も解き明かされてすっきりしました。
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奄美大島出身の母,21年前の母親の自殺から人と関わりにくくなった快彦,長いこと会ってなかった従兄弟の仮釈放の身元引受人となり,一緒に住むことになる.二人が少しずつ距離を縮め心を許し合っていく様子はとてもいい感じだった.でも,亮介が殺人に至った理由とそれを言わなかった謎がわかった時,全てが快彦を守るためだと知った時,彼一人の幸せのために快彦は知らないこととはいえ,周りは本当に不幸だったと思った.もう少し良い対処方法があったのではと悲しい. でも最後は二人,共に囚われていた籠から飛び立てるようで良かった.
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