籠の中のふたり の商品レビュー
ふたりとも、まさに籠の中にいたんだな。 タイプは一見違っているようだけど、二人共真面目で優しい。 そんな人ほど、色々な罪を背負い込んでしまったり、殻に籠もってしまったりするのかもしれない。 妙な再会の仕方ではあったけど、20年ぶりに出会い一緒に暮らしたことは、必然だったとしか言い...
ふたりとも、まさに籠の中にいたんだな。 タイプは一見違っているようだけど、二人共真面目で優しい。 そんな人ほど、色々な罪を背負い込んでしまったり、殻に籠もってしまったりするのかもしれない。 妙な再会の仕方ではあったけど、20年ぶりに出会い一緒に暮らしたことは、必然だったとしか言いようがない。 これからの二人のそばには、いつも信じられる人がいてくれますように。
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さすが薬丸岳。 一気読みさせる面白さはある けど…うーん そんなに罪悪感感じなくてもいいんじゃない? そこまで自分を追い詰めなくても… ネタバレになるので、 誰のなにとは言わないけど。
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父を亡くしたばかりの弁護士・村瀬快彦は、49日のあとに恋人から別れを告げられた。 良い人だけど誰とも深く関わろうとしない性格に未来が見えないと言われて…。 快彦が小学生の頃に母が自殺をして、自分のせいではないかと思い、ずっと心を閉ざしていて他人と深く関わるのを避けてきた。 ある...
父を亡くしたばかりの弁護士・村瀬快彦は、49日のあとに恋人から別れを告げられた。 良い人だけど誰とも深く関わろうとしない性格に未来が見えないと言われて…。 快彦が小学生の頃に母が自殺をして、自分のせいではないかと思い、ずっと心を閉ざしていて他人と深く関わるのを避けてきた。 ある日、傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、彼と暮らしていくうちに…。 明るい亮介と過ごすうちに疎遠になっていた小学時代の旧友とも会うようになる。 やがて亮介の事件が友人たちの知るところとなり、快彦が詳しく事件を調べるうちに明らかになってきたことは…。 たった一人の男のせいで、家族が壊されるということの残酷さ…だがその男が実は…となったとき。 これほどの苦境はないのでは…と思った。 だがそれ以上に、友だちがいて未来もあると感じた。 共に生きる人がいれば、希望は持てる。
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弁護士の快彦がいとこの亮佑の身元引受人になるところから、物語りが動き出す。 静と動。エリートと挫折した人。などの対比もおもしろいが。しかし2人の心か近づきながら、葛藤する。さすがのストーリー。そして生物学上の父親の存在が2人にからみ、人生を変えた事実。おもしろい。
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薬丸岳さんの作品は深くて重たくて読み進めるのが辛いと感じさせるのと並行して、どう繋がる?自分ならどう思う?と考えさせられて最後が気になって読み進めるのばかりです。 所々に表れる『違和感』や意味ありげな言葉のつまり…がとにかく気になって、読み進めた感じです、、、 快彦と亮介、籠...
薬丸岳さんの作品は深くて重たくて読み進めるのが辛いと感じさせるのと並行して、どう繋がる?自分ならどう思う?と考えさせられて最後が気になって読み進めるのばかりです。 所々に表れる『違和感』や意味ありげな言葉のつまり…がとにかく気になって、読み進めた感じです、、、 快彦と亮介、籠の中のふたりが籠から出るためにお互いがとった行動や変化していくところ、読んでよかった一冊です。
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一人の悪党に翻弄された男達の物語。 人と距離を置きながら生きて来た弁護士・村瀬快彦が、傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となった事がきっかけで物語は大きく動き出す。 正反対とも思える二人だったが、亮介の持つ天性の明るさで、頑なだった快彦の心がほぐれていく過程が...
一人の悪党に翻弄された男達の物語。 人と距離を置きながら生きて来た弁護士・村瀬快彦が、傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となった事がきっかけで物語は大きく動き出す。 正反対とも思える二人だったが、亮介の持つ天性の明るさで、頑なだった快彦の心がほぐれていく過程がいい。 だが、事は順風満帆には進まない。 快彦が見つけた一通の手紙によって不穏な空気が立ち込め、様相は一変する。 薬丸さんの重厚感は控えめで途中で真相にも気付いたが、リーダビリティの高さで一気読み。 籠の中から解放された二人の未来に幸あれと願う。
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2024/07/20リクエスト 11 弁護士の快彦は、服役していた従兄弟・蓮見亮介の身元引受人となる。幼い頃に一度会っただけなのでほとんど他人。 小学生の頃、母親か自殺したことに自責の念を抱き、人との関わりを避けてきた。 そんな快彦が、正反対に思える亮介と暮らすことにより、だんだん変化していく。 快彦の周りの人が、いい人ばかりで、みんなが幸せになろう、ムードで安心した気持ちで読了。 (そうそう上手くいかないよね、とか言いたくない気持ち)
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初めの薬丸岳さんの作品!!✨ 人と関わるのことが怖い、だから誰とも関わらない、1人で生きよう。この感情きっと多かれ少なかれ誰もが1度は感じたことがある感情なんじゃないのかな? 今自分の周りにいる人を信じてみよう、大事にしよう、と思えることができました。 後半につれて真実がだんだん明るみになっていき最後まで一気に駆け抜けました!
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自分の殻にとじ込もって生活をしていた主人公が意に反した従兄弟との関わりから徐々に殻を破っていく様子が、丁寧に書かれていてどんどん引き込まれていきました。隠されていた重い事実を受入れながら他者との関わりを築いていく様子から目がはなせませんでした。
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32才の弁護士村瀬快彦。72才で癌で父が死に川越に大きな一軒家で一人暮らし。美人の彼女、織江に父の葬儀の後、ふられる。 12才の時、母が自殺。父と母は16才違い。 父は鳥類の大学教授。母は奄美大島の旅館で働いていた。 母方の従兄弟、蓮見亮介。祖母の葬式で奄美大島に行ったときにあった。 障害致死事件で26才から刑務所。懲役7年。仮保釈の身元引受人を担当弁護士から言われる 川越の実家で一緒に暮らす。小学校時代の友人と亮介がバーで知り合う。仲間の輪が広がる。 亮介が障害致死を起こすような粗暴な性格ではない。バーのライブの投稿を見つけた亮介の昔の恋人が会いにくる。府中でみんな待っている。 人殺しの自分とかかわる事を拒絶 DV夫と離婚した初恋の彼女と子供が家でくらす 子供の為に絵の具を父の書斎で探す。父と母の手紙を見つける。父が妊娠した母と結婚。DNA検査で親子の繋がりがないことが判明。 川越の家の様子をみているのは亮介の失踪した父親。奄美大島料理を出す店の前で待ち伏せ。 失踪の理由をいわなかった。亮介に連絡先を教える。快彦は亮介が殺してしまった石橋は奄美大島出身。親戚を探しに奄美大島へ。親戚は既に死んでいた。奄美大島出身のワル、殺人前科あり。 古い飲み屋で人探し。古い喫茶店の店主から話を聞く。母はバイトしていた。 石橋は仲間に母を襲わせる。それを石橋が助ける それを知らない母は付き合う。妊娠すると堕ろせ 相談にのった父が結婚。生まれたのが快彦。 出所した石橋は母を探す。亮介の父が脅され母の居場所を教えてしまう。石橋は、快彦が人殺しの子供だとばらすと母を恐喝。売春させていた。 母は自殺。亮介の父は自分のせいだ。離婚して奄美大島をさった。 亮介は石橋の名前を知らないが、クビに刺青がある男が父を殴る蹴るしていたのは覚えている 府中で、たまたますれ違った。飲みながら話を聞くと自分の家族をバラバラにした男。売春させていた母が自殺して金づるがなくなった。 店を出て殴ったら当たりどころが悪く死んでしまった。 行方不明になった亮介を快彦が探しに行く 奄美大島の展望台で見つける 路上ライブのライブの投稿と客席の動画を見て みんなのところへ帰ろう 亮介の手を快彦がとる。
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