俺ではない炎上 の商品レビュー
疾走感!解説見ないと理解し切れなかった( ꒪Д꒪) ウォークマンはなんでずっとあの秘密基地にあったんだろう?
Posted by
タイトルから分かるように、SNSを使ったなりすまし犯罪のお話です。 手の込んだ仕掛けもあるので、登場人物が装置化して感情の機微のないものになりがちかと思っちゃいましたが、あまりトリック軸に関係なさそうな主人公の妻の独白部分にはっとさせられました。 本筋とは関係薄いのですが、主...
タイトルから分かるように、SNSを使ったなりすまし犯罪のお話です。 手の込んだ仕掛けもあるので、登場人物が装置化して感情の機微のないものになりがちかと思っちゃいましたが、あまりトリック軸に関係なさそうな主人公の妻の独白部分にはっとさせられました。 本筋とは関係薄いのですが、主婦をして社会とのつながりが少ないと自分がどれだけ出来てるか、そうでないのか分からないってのは、言いようのない不安感にかられるだろうなと…それと、事件後の主人公の心情の動き(経験は残りつつ、元の感覚に戻るとこ)はリアルだなと思いました。 ミステリーとしての驚きは少なかったかもしれません。あるところから違和感を感じ始めるのと、名のある登場人物が少ないので。 あと、そんな動機も少ないだろうに主人公を匿うあるキャラ、何だか安心するし、かっこよかったです。
Posted by
一気に読めて、そうきたかと言う感じ。 途中で時間軸が違うのに気がつかないともう一回戻ることに。 親子、夫婦、職場内外の人間関係、 それぞれが絡み合う。 わたし個人としては、ネットの使い方の疑問を講じる警察官と、取引先の匿ってくれた青池のSNSの文章の見破り等は面白かった(笑) イ...
一気に読めて、そうきたかと言う感じ。 途中で時間軸が違うのに気がつかないともう一回戻ることに。 親子、夫婦、職場内外の人間関係、 それぞれが絡み合う。 わたし個人としては、ネットの使い方の疑問を講じる警察官と、取引先の匿ってくれた青池のSNSの文章の見破り等は面白かった(笑) インターネットに疎いと何も始まらないのに巻き込まれるそのインターネット(SNS)に疎い主人公。その主人公は人にも我にも厳しい。 だから起こったのか。 とは、言え、 人はSNS上だけでは、他人のことなど解らないものだから、簡単に投稿拡散なんてしちゃいけない
Posted by
浅倉秋成の長編ミステリ。 ある日突然、SNSで「女子大生殺害犯」として実名、写真付きでネット上に晒され炎上した男性の逃亡劇と、残された家族、逃亡を追う警察と一般人の視点から描いています。 正直・・ヤラれました。これはちょっと見事などんでん返し的トリック! 恥ずかしながら夢中になっ...
浅倉秋成の長編ミステリ。 ある日突然、SNSで「女子大生殺害犯」として実名、写真付きでネット上に晒され炎上した男性の逃亡劇と、残された家族、逃亡を追う警察と一般人の視点から描いています。 正直・・ヤラれました。これはちょっと見事などんでん返し的トリック! 恥ずかしながら夢中になって読み進めてしまった(^_^;) 「六人の嘘つきな大学生」とは違ったヤラれ方でした。 浅倉秋成氏、恐るべし!(^_^;)
Posted by
あれ?と違和感抱く部分もありつつ仕掛けられたトリックには引っかかった。コナンを彷彿とさせた。青江さん良い、仕事に徹してる人は好き。
Posted by
#読書記録 2024.6 #俺ではない炎上 #浅倉秋成 自称善意から発するネットの偽情報拡散の怖さは分かっていたつもりだけど、自分に見えているつもりの現実が必ずしも現実ではない事を、作者のミスリードに引っかかって見事に痛感させられた。一級のサスペンスだったよ。 #読書好きな...
#読書記録 2024.6 #俺ではない炎上 #浅倉秋成 自称善意から発するネットの偽情報拡散の怖さは分かっていたつもりだけど、自分に見えているつもりの現実が必ずしも現実ではない事を、作者のミスリードに引っかかって見事に痛感させられた。一級のサスペンスだったよ。 #読書好きな人と繋がりたい #ミステリ
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「自分は悪くない」と自身の価値観のみを正しいと信じる大人にはなりたくない。そう言っていた彼が最後にはそういう大人になっていた。一方で山縣は最後に「すまん、それは私の責任だ」と部下に謝っていた。 この物語を読んでいると正義感とは非常に厄介なものであると感じる。自分にも他者にも「許し」が必要なのではないだろうか?正義感で誰かを傷つけないためには。
Posted by
ある日突然、SNSで女子大生殺害犯とされた男 6人の嘘つきな大学生の著者の新作ということで読みました! わたしなら逃げないですぐ警察行くかなと思ったけどそれでは物語が進まないし、たいすけの性格だからこそ逃げるという決断に至ったのだろう。 最後までだれが犯人かわからず、時間差トリッ...
ある日突然、SNSで女子大生殺害犯とされた男 6人の嘘つきな大学生の著者の新作ということで読みました! わたしなら逃げないですぐ警察行くかなと思ったけどそれでは物語が進まないし、たいすけの性格だからこそ逃げるという決断に至ったのだろう。 最後までだれが犯人かわからず、時間差トリックも全然気が付かず読み進めました。 スピード感があって、最後はサラッと終わってしまった感があるので読み手にその後を想像させる作品だなと思います! 浅倉先生は心理描写が細かく、丁寧に書いてくれるので登場人物と知り合いのような気持ちで読み進められました。
Posted by
終始ハラハラさせられっぱなしだった キレイに騙されることができて気持ち良い〜! SNS上のトラブルももちろん怖いけど、自認と他認との間に起こるギャップもこれまた怖い
Posted by
物語の根底で訴えているものは浅倉さんの他作品でも見られる「他者との関わり方、人の見方」だと思いますが、序盤のハラハラ感はSNSで炎上するとはどういう事かを理解している読者しか味わえないであろう物で、それが分かってしまう読者もまた炎上の一端を握っている存在だよなあ、と考えさせられま...
物語の根底で訴えているものは浅倉さんの他作品でも見られる「他者との関わり方、人の見方」だと思いますが、序盤のハラハラ感はSNSで炎上するとはどういう事かを理解している読者しか味わえないであろう物で、それが分かってしまう読者もまた炎上の一端を握っている存在だよなあ、と考えさせられました。 この現在のSNSの雰囲気を感じ取れる今だからこそ臨場感を持って楽しめる作品だと思います。
Posted by