白鳥とコウモリ(上) の商品レビュー
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p319「辛い時は逃げたらいいんですよ。目を閉じて、耳を塞いじゃえばいいんです。無理なんかしちゃだめ」 あすなろの母娘、洋子さんはとてつもなく強い女性だと思った。倉木が犯罪者だと知っても、しかも自分達が被害者だと知っても、これでやっと救済された気持ちでいるなんてなかなか言えるもんじゃない。冤罪は警察が起こしたことだと切り分けて考えてるのも凄いと思った。普通の人なら少しは恨みたくもなるだろうに。下巻が楽しみ。
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上巻の行ったり来たりのスローペースに心が折れかけたけど、終わってみれば必要だったのかなと。 (そもそも単行本では1巻な訳で) とても良かったです。
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世田谷区立図書館 間違えて上巻のみを予約してしまい、下巻が届くのがいつになるか分からないので、内容を記録しておきます。 以下、完全ネタバレのあらすじです。 ザッとの概要だけですが…。 倉木達郎は、白石という弁護士を殺したことを自白しており、今は裁判前。 さらに倉木は以前、別の殺人を犯しており、その罪は時効になったが、別の人間が犯人として捕まり、冤罪で拘束中に自殺をしている。 (その殺人は、交通事故を起こし、その事故の被害者から会社にバラすと脅され殺してしまった。自動車関連会社勤務で、交通事故は査定に響く。そこに漬け込まれ、運転手のようなことまでさせられ、我慢ならなくなったことから殺した、とのこと。) 本人はその罪を悔いており、門前仲町にある「あすなろ」という料理屋を営んでいる冤罪で自殺した男の妻と娘を気にかけている。 倉木は愛知県民だが、息子が大手の広告代理店勤務で東京にいるので、息子に会うことを口実に「あすなろ」に通い、妻娘とも顔見知りになっていた。 白石と倉木は野球観戦時に知り合い、その際倉木が財布を無くしお金を借りるまでに仲良くなったことで、時効の罪を告白。 遺産を妻娘に渡るようにすることは可能か白石に相談。 ところが、白石は、そんなことをするより、罪を告白し謝罪するべきだと叱責。 このことが殺人の動機となったと言っている。 ところが、白石の母娘は、白石はそんなことを言う人間じゃないと訝る。 一方、倉木の息子の和真も、父が人を殺したとはどうしても思えない。 「あすなろ」の母娘も倉木に悪い印象は持っておらず、勾留中の倉木の体調を気遣っている。 和真は、父は嘘をついていると思うようになり、自分なりに調べてみようと現場に赴く。 そこで白石の娘と出会う。 白石の娘も、父の言動とは思えない、倉木は嘘をついていると思うと発言。 それ以上話すことはなく、電車を降り、別れたところで上巻終了。 倉木が嘘をついてるのはおそらく明白。 誰が白石を殺し、倉木は誰を庇っているのか。 すぐ読んでしまったくらい引き込まれる内容。 「あすなろ」の娘が真犯人なのかなと思ったけど、どうもそうじゃない感じ。 白石は、「あすなろ」が見えるコーヒーショップに2回も通って「あすなろ」を見ていたよう。 けど、「あすなろ」には入ってない。 何をしていたのか? 白石母娘は、白石が野球観戦に行ったことも疑問に感じている。 そこまでのドラゴンズファンではないと。 これも嘘なのか? 早く下巻が読みたい。
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あっという間に読み終わった 面白すぎる・・・ はやく下巻読みたいけどタイムオーバー、、 今週じっくり楽しみます! きっと新刊もすぐ買っちゃうだろうなぁ
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一つ前に読んだのが、「百年の孤独」という外国文学だったのもあり本作は読みやすい、読みやすい。 東野さんらしく、ミステリ&絶妙な人間関係ドラマで面白い。 前半であっというまに事件解決モードになり、あれ、短編だっけ?と錯覚しそうになったけど、そういう流れねと。刑事を中心に動いてた物語が、三つの家族が直接絡み始めて今後どう展開していくのかとても楽しみ。 そのまま下巻読もうと思ったら買ってなかった。これが紙派の痛いところ。それでも、漫画以外は電子版はなかなか慣れないのです。
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上巻読了。 ある殺人事件の加害者の息子と被害者の娘。「あんなに良い人が…」それぞれの父親に抱く拭えない違和感。 大切な家族への想いと贖罪の気持ちが下巻からラストへどう繋がっていくのか楽しみでならない。
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何が真実で嘘なのか、個人の胸に秘める思いはその人にしかわからない。ある弁護士の殺害を巡って、被疑者、被害者、双方を取り巻く人間関係、さまざまな憶測。 下巻に向けて益々謎は深まってます。
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犯人は捕まり事件は無事解決、と思いきや被害者家族と加害者家族が違和感を持つ物語。 上巻の前半部分で事件が解決し、その動機なども筋が通っていて「あれ、もう終わり?」と感じたが、その後家族や「あすなろ」を経営している浅羽母娘が感じる違和感。 上巻を読んだだけでは今後どのような展...
犯人は捕まり事件は無事解決、と思いきや被害者家族と加害者家族が違和感を持つ物語。 上巻の前半部分で事件が解決し、その動機なども筋が通っていて「あれ、もう終わり?」と感じたが、その後家族や「あすなろ」を経営している浅羽母娘が感じる違和感。 上巻を読んだだけでは今後どのような展開に進んでいくのかさっぱり分からず、下巻を読むのが非常に楽しみになった。
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東野圭吾のミステリー小説が好きでよく読んでいるが、今回もさすが引き込まれるストーリー構成であった。この後の展開の予想が難しく、どのように終結するのか楽しみである
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◾️サマリー ・白鳥とコウモリとは、言い得て妙。 ・被害者と思っていたら、加害者。 ・圧巻の上下巻で700ページ弱。 ◾️感想 白鳥とコウモリとは、凡人には思い付かない見事なタイトルセンスである。 加害者の息子と被害者の娘が真実を見つけ出すために協力し、事件をあるべき姿へと導く...
◾️サマリー ・白鳥とコウモリとは、言い得て妙。 ・被害者と思っていたら、加害者。 ・圧巻の上下巻で700ページ弱。 ◾️感想 白鳥とコウモリとは、凡人には思い付かない見事なタイトルセンスである。 加害者の息子と被害者の娘が真実を見つけ出すために協力し、事件をあるべき姿へと導くなんて、まず現実世界ではないなーという設定。 しかも担当刑事も頭がキレる…好条件が揃いすぎやないかと端々で突っ込みたくなる。 しかし、そこは東野さんの腕の見せどころなのか、読み進めるとテンポがいいから本の世界にのめり込んでしまう。 被害者と思い真実を追い求めたら、実は加害者でした。 それは、想定していたことは、必ずしも真ではなく、人生の3つ目の坂である、まさか、が待っていることが世の中にはありますよと、現実離れしたストーリーが教えてくれていると学びました。 ◾️つぶやき 映画化するだろうな。 主人公は誰が演じるだろう…、ヒロインは誰だろう。 最近の人気筋なら、目黒蓮さん、浜辺美波さんあたりか。
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