うたう の商品レビュー
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ いろんな人が登場するんですが、たぶん、「ひと」や、「まち」のような、あたたかさが感じられにくいから、評価が低めになってしまっているのかもしれないです。この表紙のイラスト見ると、人とのつながりや、あたたかさを求めてしま...
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ いろんな人が登場するんですが、たぶん、「ひと」や、「まち」のような、あたたかさが感じられにくいから、評価が低めになってしまっているのかもしれないです。この表紙のイラスト見ると、人とのつながりや、あたたかさを求めてしまうんですよね、きっと。 今作は、さらっとしていて、あっさりした感じてした。あたたかさより、冷たさを感じたかな。 名前で年齢が分かってしまう今日この頃。女性だけでなく、男性もわかりやすい。私の名前もわかりやすいのですが、苗字がありふれているので、名前を使われることが多く、もう、この名前はどうなのか…と、コンプレックスと言ってもいいのかもしれない (;´・Д・)です。 物語では、いきなり登場人物の名前がずらっとでてきて、そのリアル名前設定で、年配なのがわかってしまう。そんな中、さっと出てくるのが、主人公の中学生の名前、それは絹枝。 作中では、おばあちゃんみたいと言われて育ったと言っていました。たしかに、言う子はいるでしょう。 数年前に子どもの授業参観の時に、白髪が多いお母さんを捕まえて、「xxくんのおばぁちゃん?」なんて話しかけてる子どもがいて、言われたお母さんは返答に困る次第… 「うわっ、きつい…」と、その場を後退りしたのを思い出しました。 もうね、親は小学生時点で、その辺を教育する必要がありますね。 この作品、言葉の言い回しは好きでした。シリーズ全般的にかんな言い方していた気がします。 「行けたとしても、行かない」、よくわからないけど、この言い回しが好きなんですよね。 「やれたとしても、やらない」みたいな、、、 きっと、誰にも伝わらない、、、 /_/ あらすじ _/_/_/_/_/ 絹枝を中心としたバンドメンバーそれぞれに焦点があたって、物語は展開していきます。 /_/ 主な登場人物 _/_/_/ ○古井絹枝 古井絹枝 中2、2歳の時に両親離婚 (コーロ・チェーロ 合唱団 9人) 古井君枝 41歳、絹枝母 土橋米子 近所 岩塚繁 71歳 吉原房利 56歳 宮前冬穂 50半ば、先生 (学校) 船山八汐 やしお、親友 細沼昇陽 四条峰美 (その他) 土橋信親 のぶちか、米子夫、映画関係の仕事 江本豪馬 近所の先輩 ○伊勢航治郎 伊勢航治郎 カニザノビーギター 藤中芽留 伊勢恋人、カニザノビーファン 古井絹枝 カニザノビーボーカル 堀岡知哉 カニザノビーベース 永田正道 カニザノビードラム (同級生) 松木新一 公務員 野上唯香 松木の彼女 ○堀岡知哉 堀岡知哉 バーインサイドでバイト 堀岡里奈 知哉妻 内充高 バーのマスター 下川蓮 女性、里奈同期 ○永田正道 永田正道 飯島綾葉 元カノ 鈴村平吾 正道お母さんの再婚相手
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私よりほんの少し若いバンドメンバーたちの言動が眩しくて刺さる。 それぞれの人生に味わいがあって思わず応援したくなった。 うたうってやっぱりいい。 小学生の頃、合唱団で歌声を響かせた日々を思い出した。
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私の大好物の小野寺語り。VGBDの4人の語りなのに、同じ小野寺語り。でも、それが私の大好物だから、これがいい。
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「堀岡知哉 B」と「永田正道 D」は小野寺作品らしくほんのりとポジティブで良かったのだが、残り2人のキャラクターが好みではなかったのか、いまひとつ。ラストもちょっとしっくりこなかった。
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大学生の時に組んでいたバンド「カニザノビー」の解散後のそれぞれのメンバーの話。章ごとに語り手が違うので短編集のような読み心地。 これまでのシリーズが面白かったのでこちらも読んでみたが、あまり心に残らない無難な話だった…。そしてやはり、ブツブツと切れる文体が読みにくい。登場人物の話...
大学生の時に組んでいたバンド「カニザノビー」の解散後のそれぞれのメンバーの話。章ごとに語り手が違うので短編集のような読み心地。 これまでのシリーズが面白かったのでこちらも読んでみたが、あまり心に残らない無難な話だった…。そしてやはり、ブツブツと切れる文体が読みにくい。登場人物の話し方も同じなので、こんなに同じような話し方の人がたくさんいるかなと思うし、書き分けができていないように感じた。 カニザノビーというバンド名に関する説明が最後まで意図的に無いので、どんな秘密が?と思ったら大した話ではなかった。しかも作者の昔の本のタイトルから取っているらしく再利用感がある…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
個人的には5つ星でも良いのだけど、 誰かにお勧めしたいか?と聞かれたら、 お勧めできる良さではないと思ったので、星4つ。 最後で絹枝ちゃんの夢がどんどん膨らんでいく場面が良かった。 無理にポジティブになろうとか、 ポジティブに考えようとかそういう感じではなく、 突然、グングンイメージが広がって、 やりたい事がどんどん出て来て楽しくなる瞬間って 私にも稀にあるのだけど、その感じが小説のラストの方で描かれていて、読んでいるこちらまで 気分が高揚した。 著者の小野寺さんはきっと、(葉)という感じが好き。 小野寺さんの作品、カニザノビーのタイトル変わっちゃったのが、 大分残念だったのか、バンド名がカニザノビーだった。 そして、そのバンド名の由来にカニザノビーが関係してて微笑ましかった。
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唐突だけど、もしも今この頭のまま若い頃に戻れるなら私はうたのおねえさんになりたいんだよね。 ずっと人前で歌う事ができなくて、就職して歌うことが仕事の一部になって歌を歌う楽しさを知ったんだよね。 こんなにも自分の思いがストレートに表現できるのはやっぱり身体を楽器にしている歌。 合唱...
唐突だけど、もしも今この頭のまま若い頃に戻れるなら私はうたのおねえさんになりたいんだよね。 ずっと人前で歌う事ができなくて、就職して歌うことが仕事の一部になって歌を歌う楽しさを知ったんだよね。 こんなにも自分の思いがストレートに表現できるのはやっぱり身体を楽器にしている歌。 合唱もいいなぁ、どうせならゴスペルがいいかなぁなんてそんな事を思った。
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バンドメンバーについてメンバーそれぞれの視点から語る 同じ場面の違う視点、じゃなくてバンド解散した後の思い出してるところ
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大学時代から卒業後5年を共にした、元バンドメンバーの物語。 一時は音楽に打ち込んだ4人が、バンド活動を経て今だから思うこととは。 せっかく生きているんだから、やりたいことを見つけて、没頭して進んで行けたら幸せだなと改めて思います。 それが難しいのも分かりますが、そこでの縁があれ...
大学時代から卒業後5年を共にした、元バンドメンバーの物語。 一時は音楽に打ち込んだ4人が、バンド活動を経て今だから思うこととは。 せっかく生きているんだから、やりたいことを見つけて、没頭して進んで行けたら幸せだなと改めて思います。 それが難しいのも分かりますが、そこでの縁があれば尚更人生は豊かになる。 経験は財産だなと思います。
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「ひと」「まち」「いえ」ときて「うたう」 このシリーズは特に好きなので、期待値が高すぎたのかな。 母の合唱団の見学に行った中学生の絹枝はうたわない。 そんな絹枝が大学生になりバンド、カニザノビーのヴォーカルをする。うたう。 カニザノビー。小野寺さん、カニザノビーってタイトルの本書...
「ひと」「まち」「いえ」ときて「うたう」 このシリーズは特に好きなので、期待値が高すぎたのかな。 母の合唱団の見学に行った中学生の絹枝はうたわない。 そんな絹枝が大学生になりバンド、カニザノビーのヴォーカルをする。うたう。 カニザノビー。小野寺さん、カニザノビーってタイトルの本書いてたよね。読んでなかったなぁ、なにか繋がりあるのかなと気になり調べたら、文庫化の際にタイトル変わってたんですね。「ナオタの星」に。 読んでんじゃん。関係ないじゃん。と、すこし脱線。 そのバンドメンバーの連作短編、最後にまた絹枝のその後。 歌、うまい人いいなぁー。
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