うたう の商品レビュー
『ひと』『まち』『いえ』と来たので、てっきりタイトル2文字縛りかと思っていたので、今作は3文字!?と驚いた笑 思えば、小野寺さんの作品を読むきっかけは『ひと』でした。一昨年、コロナ禍で出かけることが減ってて本ばかり読んでた時期に出会い、コロナが無かったら出会えてなかった気もする...
『ひと』『まち』『いえ』と来たので、てっきりタイトル2文字縛りかと思っていたので、今作は3文字!?と驚いた笑 思えば、小野寺さんの作品を読むきっかけは『ひと』でした。一昨年、コロナ禍で出かけることが減ってて本ばかり読んでた時期に出会い、コロナが無かったら出会えてなかった気もする。 好きな本や作家さんは他にもいても、小野寺さんの文は特に読みやすくてそこも惹かれた理由。 最終章での「結婚する相手は慎重に選んで、幸せになんな。(中略)もうちょっと上の幸せを掴みな。なんでも一番安いものを買うんじゃなくて、せめて一つ上のものを買えるくらいの幸せは、掴みな」って米子さんの文が良かったな。 お店で何か買うときに、好きな味やメーカーを諦めて1番安いのを買うのが当たり前になるのはなんか寂しいもんね。 ブランド品をたくさん買えるようなお金持ちじゃなくて良いから、日々の生活で自分が好きなものを多少の値段の差で諦めないでいいくらいの幸せは欲しいなと思った。独身だろうが結婚しようが、結婚相手が夢追い人でもそのくらいの幸せは欲しいな...。 前作3作は東京23区の東側(江東区、江戸川区とか)メインのイメージ。砂町銀座、平井とか。 でも今回は鐘ヶ淵などの東側も出てくるけど、杉並区の井荻とか目黒区の都立大学だったりで西側がメインなイメージ? ときわ台のロータリーや、鐘ヶ淵の隅田川と荒川に挟まれてるのを読みながらGoogleマップで確認したりするのも楽しい。 思えば前3作までは主人公が男性だったけど、今作は女性だったし、まだ次回作があるなら3文字タイトル/主人公は女性/23区西側がメイン舞台かな?とか思ったり思わなかったり。
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中学生の時に母から地域の合唱団に誘われるが断った古井絹枝。大学に入りバンドを組みボーカルを担当することになる。そこそこいいバンドだったが、卒業後バンドを解散し、それぞれ4人のメンバーのその後が語られる。プロを目指し挫折する者、結婚するがアルバイトをする者、行政書士を目指す者。そし...
中学生の時に母から地域の合唱団に誘われるが断った古井絹枝。大学に入りバンドを組みボーカルを担当することになる。そこそこいいバンドだったが、卒業後バンドを解散し、それぞれ4人のメンバーのその後が語られる。プロを目指し挫折する者、結婚するがアルバイトをする者、行政書士を目指す者。そして、絹枝は葛藤の末自分の合唱団を目指す。「コーロ.ラモ」合唱の枝、再びうたにより湧き出てくるものを見つけた。音楽って良いもんだなぁと思う。詞と曲による表現が引き寄せるものがあるんだと。
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「ひと、まち、いえ」に継ぐ待望の第4弾!! この読みやすい小野寺節好きだなぁ〜 大学のときバンドを組んで、 切磋琢磨してきたカニザノビーの4人。 ボーカルのきぬとギターの航治郎と ベースのともとドラムの永田。 軌道に乗りかけたバンドがコロナをきっかけに 崩れ始めてしまい、解散を...
「ひと、まち、いえ」に継ぐ待望の第4弾!! この読みやすい小野寺節好きだなぁ〜 大学のときバンドを組んで、 切磋琢磨してきたカニザノビーの4人。 ボーカルのきぬとギターの航治郎と ベースのともとドラムの永田。 軌道に乗りかけたバンドがコロナをきっかけに 崩れ始めてしまい、解散を強いられた4人。 そんな過去を何とか乗り越えた彼らの今の生き様に、 胸が熱くなることがかなりあった!! 特にきぬとともの生き方が好きだなぁ。 不器用でたくさん迷って、もがく2人に共感して、たくさんを生きる勇気をもらえた。 早く第5弾が読みたい!!
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2024年2月7日発売の本書 2週間としないうちに図書館で借りて読めている いいのか?ほんとにこれでいいのか日本よ! 日本?なんか大きく括ったな でもあれか借りて来た人間が言うべきことではないかこれは 素直に感謝しておこう 感謝感謝感謝 出た、たいして感謝してないやつ というわ...
2024年2月7日発売の本書 2週間としないうちに図書館で借りて読めている いいのか?ほんとにこれでいいのか日本よ! 日本?なんか大きく括ったな でもあれか借りて来た人間が言うべきことではないかこれは 素直に感謝しておこう 感謝感謝感謝 出た、たいして感謝してないやつ というわけで、今度こそ大丈夫だろうね?の小野寺史宜さん最新作『うたう』ですよ うーん、てか小野寺史宜さんてこんな感じだったっけ?なんか迷走してない? やたら地名駅名がでてくるんだがw 物語の3分の1くらい地名と駅名とその位置関係で終わってる感じなんだがw あと家賃がどうの、公園がどうの、特急がどうの、図書館がどうのばっかり 東京に馴染みがない人は相当につまらないだろうなって出来栄え で、たんたんと進む、たんたんたーんと進む で相変わらず大事件は起きない、北海道最北端それは稚内 ぶつ切りの文章に最初戸惑いました あれ小野寺史宜さんてこんな感じだったっけ?いやそれ最初に言ったな でも読み終わってみれはThe小野寺史宜だった 納得のThe小野寺史宜だった なら良し、日本最南端それは沖ノ鳥島ってなにひとつ掛かってないわ!
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『ひと』→『まち』→『いえ』→『うたう』 次は、うたうのかぁ… チャプター1【うたわない】 うたわないんかい!! という最高のイントロダクションから入る本作。笑 まあ、ただ物語を読み進めていくと、その『うたわない』もちゃんと伏線として活き、最後の数ページで沸かせてくれます...
『ひと』→『まち』→『いえ』→『うたう』 次は、うたうのかぁ… チャプター1【うたわない】 うたわないんかい!! という最高のイントロダクションから入る本作。笑 まあ、ただ物語を読み進めていくと、その『うたわない』もちゃんと伏線として活き、最後の数ページで沸かせてくれます。 やっぱし、主人公たちが前進していく姿は、読んでいるこちらも前向きになれていいですね。 そして、何といっても作者さんお馴染みの、つらつらと読めてしまう文体。 どういう意味だろうって考えずとも、読んでいるうちに内容が頭に入ってくるのは作者さんのテクニックのような気がします。 毎度非常に読みやすい! あと、共感したことは、動画の倍速再生と本の流し読みについて。 話の筋がわかればいいだけなのか。登場人物たちの会話の間とか声の揺らぎとか、そういうのはどうでもいいのか。私はこれで楽しめているのか。何のためにこれをしているのか。(中略) とりあえず見終えた。とりあえず読み終えた。その満足感はどこか虚しい。虚しい満足感。言葉自体が変だ。満足してないだろう、それは。 たしかに、自分が好きでしていることくらい、楽しく満たされている時間でありたいものです。 最後にわたしは、『ウオザノビー』笑
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