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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
| 発売年月日 | 2024/02/09 |
| JAN | 9784396636593 |

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商品レビュー
3.7
88件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
うたう あらすじの印象から受けるほどの、強い言葉ではなかったけれど、主人公が母を傷つける言葉を言ってしまったことを後悔しながら大人になったということがよく分かりました。 大学のサークルでカニザノビーというバンドを組んだメンバーたちの、解散後の暮らしを挟みながら、主人公の成長が描かれる小説です。 本業(子育て含む)のほかに、打ち込めることがあるっていいよな〜と改めて思いました。楽器も然り、歌もしかり。 お母さんが、一軒挟んでお隣さんに誘われて合唱団に入って、笑顔で本番を迎えられた姿を、主人公が見ておけて良かったなと思いました。一緒に歌うことは拒んでも、会場に見に来てくれる人がいることはとても嬉しいことだというのは、自分の経験からも分かります。 どのメンバーも、大人になってから、内省がうまい。お散歩しながらじっくり考えて、自分の本当にやりたいことを見つけて。なかなかそんな時間を取れる人少ないんじゃないかな、と思いました。 最後の方で、両親が何故離婚したかの理由がわかるけれど、父親が手を挙げるようになったから。と分かり、母の決断力はすごいと思いました。そんなふうに、危機感を感じたらすぐに回避する行動を取るということは、なかなかできることではないはずです。 また、印象的だったのは、中学生の時、同級生の男子に、古井の母ちゃん、いつ行ってもいるよな。と、悪気なく言われたことに、対して、何か、いやだった。というシーン。 ああ、思春期ってそういうもんだったよな。自分も子供にそう思われる日が来るのかな。と10年後に思いを馳せました。 少し引っかかったのは、地の文。 これが来てしまうのだ。そう。就活。 そしてこれが来た。ー就活だ。 など、「これ」が多用されていて少し読んでて違和感がありました。語り手のクセかな?と思ったけれど、ギターの航治郎でも、主人公の絹枝でも、出てきました。 少し没入感が削がれてしまい、残念な点でした。
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団地 コーラス 大学時代のバンドカニザノビー オリジナル曲 3文字しばり 怒声が土星に届く 女1男3 就活からのコロナ 散歩 メンバーのその後、これから コーラス
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この本を読んで思いました。私に合った本だなと。 小野寺さんの書く小説、ぬるっとしていて、呆気なくって、でもそれが心地よくて、やっぱり好きですわー。 取り立てて大きな事件が起こるわけでもなく、どんでん返しがあるわけでもない。ただ、淡々と過ぎていく(過ぎていった)日常の断片を丁寧につ...
この本を読んで思いました。私に合った本だなと。 小野寺さんの書く小説、ぬるっとしていて、呆気なくって、でもそれが心地よくて、やっぱり好きですわー。 取り立てて大きな事件が起こるわけでもなく、どんでん返しがあるわけでもない。ただ、淡々と過ぎていく(過ぎていった)日常の断片を丁寧につなぎ合わせ、ある日の青春の1ページを、ふと呼び起こしてくれる。そんな小説でした。 合唱がメインの物語かと思いきや、途中からバンドの話へと舵を切る展開。元バンドマンの私としては、そこで一気に心を掴まれてしまい、気づけば最後まで一気読みでした。(私も主人公と同じく“V”のみでした) 少し脱線しますが、My Little Loverの「Hello, again」という私の大好きな曲があります。(特にこの作品に登場してくる訳ではないです) 歌詞の解釈は人それぞれだと思いますが、中でも「少しのリグレットと罪を包み込んで」というフレーズが、この作品の持つ世界観やノスタルジーとどこか重なっていて、当時を思い出したりなんかして、ちょっと感傷に浸ってしまいました。
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