1,800円以上の注文で送料無料

ジェンダー・クライム の商品レビュー

4

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/01

ジェンダー・クライム

191頁から197頁まで、伊藤詩織さんの被害を彷彿とされる描写があった

師匠

2024/09/10

憎しみは新たな憎しみを生む。 スピーディーな展開と、応援したくなる気持ちのいいバディの2人が相まってあっという間に読破。

Posted byブクログ

2024/09/07

天童荒太作品は久しぶりですが、新聞でいちおしミステリーとして紹介されていたので読んでみました。 ジェンダー・クライム…性にまつわる犯罪がテーマで内容は重いですが、テンポの良いバディものの警察小説に仕上がっていて、とても読みやすかったです。 主人公は正義感溢れるベテラン刑事の鞍...

天童荒太作品は久しぶりですが、新聞でいちおしミステリーとして紹介されていたので読んでみました。 ジェンダー・クライム…性にまつわる犯罪がテーマで内容は重いですが、テンポの良いバディものの警察小説に仕上がっていて、とても読みやすかったです。 主人公は正義感溢れるベテラン刑事の鞍岡と、切れ者ルーキーだけど問題児の志波。最初は歪みあっていたけれど、お互いを理解していくうちに関係性も徐々に変化し、過去の話も相まって… 志波が容疑者に発砲して、その容疑者を死なせないように鞍岡が必死に声をかけているシーンは胸熱でした。「おれには、あいつが必要だ…」そうな風に言われてみたい。鞍岡がとにかくかっこいい、理想の上司だな〜 小さいことかもしれないけど、『奥さん』や『ご主人』という言葉に、何の違和感も感じていなかった自分に改めて気付かされました。

Posted byブクログ

2024/09/03

実は、知らないうちに図書館で予約をしていて……。 なんで?と思いながら、でもこれも縁と思って読みました。 男性の裸の遺体が発見されたところから物語が始まります。 とある暴行事件があったことも分かり、被害者なのに、被害にあうようなことをするのが悪いと、社会から言われ。 で...

実は、知らないうちに図書館で予約をしていて……。 なんで?と思いながら、でもこれも縁と思って読みました。 男性の裸の遺体が発見されたところから物語が始まります。 とある暴行事件があったことも分かり、被害者なのに、被害にあうようなことをするのが悪いと、社会から言われ。 でもちゃんと推理小説の部分もあり。一気読みでした。 人を殺した訳じゃないから、加害者は執行猶予付きの判決。人殺しと同じぐらいひどい事なのに……。(それを、作家さんは書きたかったのかなぁと)

Posted byブクログ

2024/09/01

重いテーマでしたが しっかりと書かれていて読んだ後にも 考えさせられる小説でした 謝辞も読ませてもらいこの本に対する思いもわかり理解出来ました 性犯罪事件の後にも こんなに苦しむ人がいるのだと思うとこれからニュースなどの見た後の感じかたも 今までより変わると思...

重いテーマでしたが しっかりと書かれていて読んだ後にも 考えさせられる小説でした 謝辞も読ませてもらいこの本に対する思いもわかり理解出来ました 性犯罪事件の後にも こんなに苦しむ人がいるのだと思うとこれからニュースなどの見た後の感じかたも 今までより変わると思います

Posted byブクログ

2024/09/01

「永遠の仔」で初めて出会った作家さん。 「悼む人」「巡礼の家」など、 テーマ性の強い作品だった。 読み始めて、男性の遺体から、 次々と事件が起こり、話があちこちした雰囲気だったが、 最後の最後に、ピースが全て埋まった時、 なるほど~、と大いに納得。 真犯人がわかった時は、まさか...

「永遠の仔」で初めて出会った作家さん。 「悼む人」「巡礼の家」など、 テーマ性の強い作品だった。 読み始めて、男性の遺体から、 次々と事件が起こり、話があちこちした雰囲気だったが、 最後の最後に、ピースが全て埋まった時、 なるほど~、と大いに納得。 真犯人がわかった時は、まさか!と驚いた。 謎が解けたときには、思わず泣けてしまった。 鞍岡刑事と本庁捜査一課の志波のコンビ、 取り巻く周りの人たちが、とても真摯で暖かい。 困っている市民をここまでサポートしてくれるなんて。 いつの時代も、レイプの被害は無くならない。 加害者がどんなに反省しようと、 被害者にとっては一生許せないし、傷は癒されることはない。 犠牲者が一人でも減り、隠蔽体質をなくせる、 そんな安心できる社会であってほしい。

Posted byブクログ

2024/08/25

よかった!鞍岡さんと志波さんの変化していく関係、2人の関係のはじまりを知ったとき涙が溢れました。 物語も、予想できないことがたくさんで、最後に近づくにつれてとまらなくなる。 最初の事件があったから色々な事件に発展したことを思うと、 外から見たら解決していても、本人たちにとっては...

よかった!鞍岡さんと志波さんの変化していく関係、2人の関係のはじまりを知ったとき涙が溢れました。 物語も、予想できないことがたくさんで、最後に近づくにつれてとまらなくなる。 最初の事件があったから色々な事件に発展したことを思うと、 外から見たら解決していても、本人たちにとっては解決していない事件というのは多いのだろうなと考えさせられました。

Posted byブクログ

2024/08/12

天童荒太さんの作品を久しぶりに読みましたが、作者の思いも込められた渾身の一冊でした。 奇抜な事件と重いテーマで、読みづらいと思いきや、少しずつ明らかになっていく過去の事件や、新たな登場人物と事件の関わりが気になり、気がついたら一気読みでした。 主人公のバディコンビのキャラクターも...

天童荒太さんの作品を久しぶりに読みましたが、作者の思いも込められた渾身の一冊でした。 奇抜な事件と重いテーマで、読みづらいと思いきや、少しずつ明らかになっていく過去の事件や、新たな登場人物と事件の関わりが気になり、気がついたら一気読みでした。 主人公のバディコンビのキャラクターも良かった。この作品のシリーズ化を是非お願いします! あとがきで、作者自身が、自分の代表作である「永遠の仔」について語っており、作者のこの作品にかける意気込みがひしひしと伝わってきました。

Posted byブクログ

2024/07/25

魂の殺人といわれる、性犯罪がいかに広範囲に被害者、そして加害者の人生を深く傷つけるか、そして無理解で無責任な周囲がいかにその無知でそれを助長するか、改めての罪深さを感じられた

Posted byブクログ

2024/07/23

著者の本、重いテーマが多いので随分遠ざかっていたのだが、久々に読んで本当によかった。 あとがきを読むとますます著者の長年の想いが伝わってくる(って、にわか読者ですみません) いろいろな問題が含んでいるが、鞍岡がとにかくかっこいい。昭和のヒーローなのだ!そして志波も魅力的。

Posted byブクログ