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ジェンダー・クライム の商品レビュー

3.9

107件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

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2024/05/01

ジェンダー・クライム

191頁から197頁まで、伊藤詩織さんの被害を彷彿とされる描写があった

師匠

2026/04/08

本の題材として、私が興味のある性犯罪であったため手に取った。 性犯罪の被害にあった女性たち、あるいは遺族たちの多くの意見はできるだけ長い刑罰、重い刑罰、死刑を望む人も多くない。 犯罪者の多くは1件だけで終わることなく、複数の女性を強姦し、出所後再度犯罪を繰り返すことも少なくな...

本の題材として、私が興味のある性犯罪であったため手に取った。 性犯罪の被害にあった女性たち、あるいは遺族たちの多くの意見はできるだけ長い刑罰、重い刑罰、死刑を望む人も多くない。 犯罪者の多くは1件だけで終わることなく、複数の女性を強姦し、出所後再度犯罪を繰り返すことも少なくない、いや限りなく可能性は高いと思われる。矯正しないということだ。 被害者に対して心からの謝罪を望む、という立場は、あまりにも被害者の気持ちを踏みにじってい、軽々しいと思われても仕方がない。このような題材をテーマとするなら、しっかりと調査、精査して本の内容に組み込んで欲しかった。 目には目を歯には歯を 始めに出てきた上記のメッセージは、恐怖をかきたてられどのように物語が進むのだろうと思っていたが、期待していた本では到底なかった。

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2026/04/06

不審な遺体、意味ありげなメッセージ、そこから導かれる過去の事件 昭和な昔からのパワー系刑事と今時の要領良いタイプの刑事のバディ 怨恨なのか復讐なのか、少しずつ見えてくる全貌 面白く読めました。 ただジェンダークライムの題名通り性犯罪が引き起こす悲しい連鎖を盛り込みすぎてぼやけた...

不審な遺体、意味ありげなメッセージ、そこから導かれる過去の事件 昭和な昔からのパワー系刑事と今時の要領良いタイプの刑事のバディ 怨恨なのか復讐なのか、少しずつ見えてくる全貌 面白く読めました。 ただジェンダークライムの題名通り性犯罪が引き起こす悲しい連鎖を盛り込みすぎてぼやけた印象が強かった。 結局今私は何の事件を読んでるんだ?という感覚 伝えたいことはわかるけれど…となってしまった。

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2026/03/12

 「ジェンダークライム」という括りのためか、登場人物達の性格・状況設定やストーリーの展開に、取ってつけた感(=不自然さ)が多く見られる。特に、終盤において、進人と竜介が車に同乗して危難を共にする件は不要と思われ、同様のパターンでDVを何度も受ける宏江の事例も薄っぺらい。何よりも、...

 「ジェンダークライム」という括りのためか、登場人物達の性格・状況設定やストーリーの展開に、取ってつけた感(=不自然さ)が多く見られる。特に、終盤において、進人と竜介が車に同乗して危難を共にする件は不要と思われ、同様のパターンでDVを何度も受ける宏江の事例も薄っぺらい。何よりも、夫を殺害して、その体内にメッセージを残した妻の事例が、殺害の動機と比しておぞましい。  かつて「永遠の仔」等を書いた著者の近作がこれかと、少しがっかりした。

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2026/03/10

天童作品は『永遠の仔』が初めての出会いでした…もう20年前になりますか。あの時の衝撃は忘れられません。 本作もそうですが、天童さんの作品には、客観的な気軽な読者としての立場が許されないというか、否応なく作品に引きずりこまれ、普段は意識しないようにしている自分の思考が試されている感...

天童作品は『永遠の仔』が初めての出会いでした…もう20年前になりますか。あの時の衝撃は忘れられません。 本作もそうですが、天童さんの作品には、客観的な気軽な読者としての立場が許されないというか、否応なく作品に引きずりこまれ、普段は意識しないようにしている自分の思考が試されている感があります。いや、あくまで個人の感想です。 でも人間は考えることをやめてはいけないんだと改めて感じました。絶対的な悪に流されないために思考することはとても大切。 性差により虐げられ搾取され続けてきた社会的弱者へ救いの手が差し出され始めた時代のアップデートは喜ばしいことだと思う反面、親から子へ、孫へ、連綿と続く強者の悪しき驕り、みたいなものは完全にはなくせないのかな、とやるせ無くなったりしました。 登場人物が老成しているのも天童作品ならではですかね。クラさんみたいな42歳はうちの会社には実在しません。

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2026/02/27

性にまつわる犯罪「ジェンダー・クライム」 「目には目を」というメッセージが残された男性の遺体。捜査線上に浮かんでくる3年前に起きた集団レイプ事件。 それを捜査していく刑事たちと、関係者たちのお話。 久しぶりに天童さんの作品を読んだ。 ジェンダー問題を内包しつつ、しっかりエンター...

性にまつわる犯罪「ジェンダー・クライム」 「目には目を」というメッセージが残された男性の遺体。捜査線上に浮かんでくる3年前に起きた集団レイプ事件。 それを捜査していく刑事たちと、関係者たちのお話。 久しぶりに天童さんの作品を読んだ。 ジェンダー問題を内包しつつ、しっかりエンターテイメントしてるのが素晴らしい。 色々好きなシーンとかがあるのだけど。 やっぱり志波くんが、鞍さんとのコンビを志願した理由が、よきでした。 さて、それで。 「ジェンダー」ついてに、自分の問題として思ったことなんだけども。 自分も「主人」とは言わないけど、「旦那」とは言っちゃうなぁ。 逆に「夫」って言葉を使うのは、なんか恥ずかしい。 「相方」とかの方がしっくりくるんだけど、、、 仕事などで誰かと話す時に、この表現は伝わらないのよね。特に相手が年上の場合は。 その度に訂正して説明してたら、仕事にならんし。 でもそういうところから意識した方が良いってことなのかしら?とか、考えちゃった。難しい。 そして、鞍さんの(これは我々の罪だ)はズッシリときた。 もうね、この社会の在り方に責任ある年齢になってきたのよね(-_-;) それを突きつけられてるようで、ちょっと痛かった。 いつまでも被害者側にだけはいられないのよね、、、。 そんなことも考えつつ、ドラマ的にも面白く読めました。

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2026/02/20

1件の殺人事件から派生する事件。追うベテランと若手の刑事。もっと年配かと思ったベテラン刑事は40代で、先読みのできるイケすかない若手は本当は結構いいやつだった。 もしドラマ化なら誰?かなぁとか… 進人と竜介の逃亡のくだり、いるかなぁとか。

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2026/01/30

天童荒太は『永遠の仔』以来。 そのときもやるせない気分になったけれど、今回も気分が滅入った。 だけど目を背けてはいけないこと。魂の殺人っていうけれど、本当にそうなんだろう。陳腐な感想しか書けない国語力。

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2025/10/20

ジェンダー・クライム、天童荒太、文藝春秋 性犯罪をテーマにした、読み応えありのサスペンス小説です。 読み終わって日が経つのに、熱がおさまらないままこの文章を書いています。 ものすごく面白かったです。 衝撃的な始まり、緊迫感のある描写、手に汗握る邂逅、そしてラストシーン...

ジェンダー・クライム、天童荒太、文藝春秋 性犯罪をテーマにした、読み応えありのサスペンス小説です。 読み終わって日が経つのに、熱がおさまらないままこの文章を書いています。 ものすごく面白かったです。 衝撃的な始まり、緊迫感のある描写、手に汗握る邂逅、そしてラストシーン…… 真犯人の心の叫びに思わず涙してしまいました。 単純にサスペンスとしての完成度が高く、楽しめます。 ですが、この小説は、ただのサスペンス小説ではありません。 ものすごく考えさせられました。 性犯罪の恐ろしさ、無意識のうちにかかっていたジェンダーバイアスなどについて、今更気付かされました。 作中で、読者がハッとしてしまうような台詞を、登場人物たちが次々と放っていくため、読む前の自分とはなんだか違うような気がします。 また、主人公の鞍岡と、バディの志波のコンビが見ていてとても楽しいので、王道バディ警察小説としても読むことができます。 わたしは志波のファンになってしまいました。 シリーズ化希望です。 まとめると……「大切なことに気づかせてくれるバディもののサスペンス警察小説」。 ぜひ読んでください。

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2025/10/09

天童さんの作品と重いテーマで身構えた分、最初の鞍岡刑事達のやりとりがあまりにも軽すぎって、ちょっとこれまでと違うなあと思った。 しかしながら、性被害者とその家族の様子はズシーンと伝わってきて、ここは流石だった。 テーマは性被害、DV、幼児虐待と様々な問題提起をさせられた内容だっ...

天童さんの作品と重いテーマで身構えた分、最初の鞍岡刑事達のやりとりがあまりにも軽すぎって、ちょっとこれまでと違うなあと思った。 しかしながら、性被害者とその家族の様子はズシーンと伝わってきて、ここは流石だった。 テーマは性被害、DV、幼児虐待と様々な問題提起をさせられた内容だったが個人的には少し詰め込みすぎと感じた。 日本はジェンダーに関してはまだまだ遅れており、被害者に対する扱い方も含め、とても素晴らしいテーマだっただけにもっと深掘りして書いて欲しかった。

Posted byブクログ