風に立つ の商品レビュー
補導委託は初めて知りました。受け入れ側は大変ですが、少年の立ち直りの機会が増えることを願います。早く映像化してほしい作品です。
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補導委託という制度を初めて知った。親子が、分かり合えているとは限らない。老眼、とはいい表現だと思うが近すぎると見えないこともあるのは文字だけでなはい、ということか。孝雄も苦労した。春斗の父親、達也も苦労した。同じように親で苦しんで育っても子供への思い、接し方は異なる。春斗がこれか...
補導委託という制度を初めて知った。親子が、分かり合えているとは限らない。老眼、とはいい表現だと思うが近すぎると見えないこともあるのは文字だけでなはい、ということか。孝雄も苦労した。春斗の父親、達也も苦労した。同じように親で苦しんで育っても子供への思い、接し方は異なる。春斗がこれからいい人生を歩めますように。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心が温まる作品だった 読書感想文が捗りそうなお話 補導委託された少年が心を開いていって、両親とのわだかまりがとけて感動。泣いちゃいました。 主人公自身も、最初は補導委託のお手伝いを嫌々してたけれど、徐々に絆ができていって、自身も愛情に気付かされていくのが良かったです。 良い話だったけどあんまり記憶には残らないかなぁ
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とても素晴らしい1冊でした。すごい深みのあるストーリー。優しさとは何か?がこの本を読めば良く分かる。いろいろと共感できる内容でした。感動。
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感動❢❢❢ 味方〜人は自分の味方だと思った人しか頼りません。 奥深いね〜涙がとまらないとこがあります。後半に感動しながら涙します。 この本は最高なめぐり会いでした。
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先週夫婦で行った東北旅行の岩手県が舞台の「補導委託」がテーマの小説。 最初(第6章まで)は問題を起こして南部鉄器製作の工房に来た少年の様子を描き、事件らしい事件も起こらず少しだるいなと思っていたが、最後の第7章の仙台家裁の少年審判から一気にこれまでの伏線を回収し、感動させる展開。...
先週夫婦で行った東北旅行の岩手県が舞台の「補導委託」がテーマの小説。 最初(第6章まで)は問題を起こして南部鉄器製作の工房に来た少年の様子を描き、事件らしい事件も起こらず少しだるいなと思っていたが、最後の第7章の仙台家裁の少年審判から一気にこれまでの伏線を回収し、感動させる展開。さすが柚月裕子と言いたいところだが、六章までがだるいので、マイナス2★。 東北地方の私の親父世代の生活の過酷さが、旅行に行ってきた後だけに、沁みた。
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南部鉄器の職人の父が相談もなく非行少年の補導委託をすると言い、一人の少年が働きにきた。恵まれた家庭で育った春斗。何が彼の非行の原因になったのか。職人の父に対して、素直な気持ちになれない主人公。周囲の関わりによって、春斗は次第に自分が好きなことがわかってくる。春斗の成長に関わるうち...
南部鉄器の職人の父が相談もなく非行少年の補導委託をすると言い、一人の少年が働きにきた。恵まれた家庭で育った春斗。何が彼の非行の原因になったのか。職人の父に対して、素直な気持ちになれない主人公。周囲の関わりによって、春斗は次第に自分が好きなことがわかってくる。春斗の成長に関わるうちに父への見方が変化していく主人公。皆がそれぞれ抱えていたものを吐き出すことで、それぞれの結末を迎える。春斗は果たしてどう審判が下されるのか。
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補導委託という制度は、初耳。 柚月さんのファンで、幾つも読んできたが、今回はそれほど盛り上がらなかった。 孝雄と悟の親子関係にそれほど感情移入できず、、、ずーっと重々しい感じで、読むペースもゆっくりになってしまった。
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南部鉄器の工房を営む職人の父が補導委託の引受けを決め、それに戸惑い納得できない父の工房で働く職人の息子。 迎え入れた少年を囲む父と息子そして工房の人達、そして少年の父母。 それぞれに過去がありそれに付随する思いがあり、そして現在があり… 思いやるが故に上手くいかなかったり、身近過...
南部鉄器の工房を営む職人の父が補導委託の引受けを決め、それに戸惑い納得できない父の工房で働く職人の息子。 迎え入れた少年を囲む父と息子そして工房の人達、そして少年の父母。 それぞれに過去がありそれに付随する思いがあり、そして現在があり… 思いやるが故に上手くいかなかったり、身近過ぎるが故に届かない思いがあったり… 親の心を子は知らず、子の心を親は知らず。 親子といえ伝え合う努力をしなければ理解し合うことは難しいし、努力しても理解できるかはまた別で… 家族について考えさせられる物語だった。 補導委託制度を初めて知った。
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第四章、南部鉄器製造会社『盛祥』の親方、直之助が風に吹かれながら、悟の父孝雄について話す場面が心に残る。 親方、直之助の言う″風″に、登場人物たちはどう立ち向かうのか。 みな翻弄されながらも、動じないものを掴むことはできるのか。 そう思いながら最後まで読み、暖かな風に包まれ...
第四章、南部鉄器製造会社『盛祥』の親方、直之助が風に吹かれながら、悟の父孝雄について話す場面が心に残る。 親方、直之助の言う″風″に、登場人物たちはどう立ち向かうのか。 みな翻弄されながらも、動じないものを掴むことはできるのか。 そう思いながら最後まで読み、暖かな風に包まれる、そんな作品だった。
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