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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2024/01/10 |
| JAN | 9784120057281 |
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商品レビュー
3.8
268件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
補導委託を始め、春斗の引き受けを決めた南部鉄瓶の職人である父孝雄と父に対してわだかまりを持ち補導委託には反対する息子の悟だったが、春斗との関わりが深くなるにつれ、父との関係も見直すようになる。 親からの子供に対する思いと子の親に対する思いはなかなか分かり合えないが、春斗という別のわからない存在がくることによって、春斗を分かろうとすることが変化に繋がる。 先はなんとなく読めてしまう感もあるが、安心して一気に読める。
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犯罪を犯した子どものために「補導委託」なる制度があるとは知りませんでした。 盛岡の南部鉄器工房を舞台にした16歳の万引き少年を預かります。 構図としては弁護士の父親が子どもの将来を考えて、勉強を強い、子どものことを見ていなかったことが原因というちょっと底浅な設定に、鉄器工房内の人たちは人のいい人ばかりで、居そうだけど、ホントにいる?という人たちばかり。 現代版人情噺というカテゴリーなんだろうけど、非行少年の救済が、工房内の親子関係の救済にもなるという二重構造になっています。 柚月さんの文章はどこまでもなめらかで、感情の流れに不自然なところがない。軽口を叩き合う会話が洒落ています。 平易な言葉で、二重の救済というテーマをソツなくこなして、小説の持つ小確幸とは思うけど、うまく乗せられて気分よく読み終えられます。 世の中あらゆるところに悪意が満ちているけど、それを少しウソッぽい善意が押しかえすあたりなかなかの力技ではないかと思います。 工房のベテラン職人・林健司はでんでんさんしか考えられいキャラ。映画化の時はキャスティングしてもらいたい。 柚月裕子にしては珍しくミステリではないけど、父親に過去があるとか、不似合いな「銀河鉄道の夜」を持っているといった謎の手口はミステリ自体ですね。
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伊吹有喜さんの「雲を紡ぐ」を 何となく思い出しながら読んでいました。 ちょっと迷子になっちゃった高校生が 物作りを通して自分と出会う、的な? 彼を迎え入れる前から 血縁じゃない家族同然の人が出入りする環境だから 上手くいったんじゃないかな、とか、 リアルではもっといろいろあるよ...
伊吹有喜さんの「雲を紡ぐ」を 何となく思い出しながら読んでいました。 ちょっと迷子になっちゃった高校生が 物作りを通して自分と出会う、的な? 彼を迎え入れる前から 血縁じゃない家族同然の人が出入りする環境だから 上手くいったんじゃないかな、とか、 リアルではもっといろいろあるよね、とか 思うところもなくはないが、 納得の出来る読後感でした。
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