東京都同情塔 の商品レビュー

九段理江(著者)

2024/12/04

東京のど真ん中に建設予定の刑務所「東京都同情塔」の建設に迷う建築家の頭の中。
賛成も反対も、相談相手はAI。
近未来的ですね。
イケメン彼氏も、主人公自身も、本当に人間なのかな？と思った。
AIの文章というのは、ツルツルしていて頭に残らない。
作者の優しい口調で読んでもらってる気持ちになって、なんとか読了。

2024/12/03

芥川賞受賞作で作者が美人という看板につられて読んだけど、面白くないだけでなく、ストーリーもわからんかったです。

2024/11/29

同情塔の賛成派と反対派が、互いの心地よい言葉のみを切り取り相手への攻撃を続けた結果、言語が退廃しお互いに言葉が通じなくなる様は、現代の分断社会の遠くない現実だと思い知らされる。
2024.11.28読了

2024/11/25

図書館の本69

2023年の芥川賞受賞作品だということで手に取った本。
読んだことがないようなディストピア作品。「言葉」について考えさせられる内容だった。また、AIや漢字よりもカタカナを使いたがる日本人など、時代による価値観の違いを感じた。

「受刑者に同情する」という内容に共感できなかったので、ハマることはなかったけれども、思考をたどる感覚としては未知を読んでいる感覚で、最後まで読了できた。

2024/11/20

読みやすさ★★☆☆☆
誰かにあげたくなる★★☆☆☆
満足度★★★☆☆

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140ページに詰め込まれた文章と情報量にひたすら圧倒された。
コンセプトは面白いけど、わたしの読解力が乏しいせいと上手く登場人物たちの心情やらを取り込めていないせいか、ページを読み進めても頭にあまり入って来なかった……。
ただ、カタカナが溢れかえる今の時代に沿っているこの物語のテーマには共感。同じ言葉なのに、その言葉の意味がわからない。

2024/11/17

とっても良かった。ワクワクして読み終わるのが勿体無くて少し時間を置いて読みました（笑）芥川賞作品の中でも好き。おすすめです。純文学の中でも読みやすいと思います。

2024/11/14

芥川賞受賞作品だそうだが、面白くなかった．牧名沙羅が登場してシンパシータワートーキョーをおったてる話だが、随所に出てくる手紙？が異様で、ストーリーが複雑になっていると感じた．言葉の使い方が異様で、今流行しているのだと思ったが、入り込めない．生成AIが活用されている由だが、作家が自分の頭で考えて生み出した文章でないものを著書に織り込むことはありなのか．考えさせられた．

2024/11/13

本人が、シンポジウムでお話されいたのを伺って興味を持って読んでみました。
なるほど、興味深い内容が多数含まれていますね。
全体を把握するのには、それなりに知識が必要であるものの、
わかるとなかなかに味わい深い一作でした。

2024/11/13

仕事柄Chatgptをよく使うようになった。生成AI時代にAIとの対話の可能性が見えたが、欺瞞の可能性も大いに見えてきた。AIに何かやらせると完璧な「それっぽさ」が表現できる。近未来の話だからこんな同情塔が建てられることになったら嫌だけど、用途は別として、高層建築好きの僕としては、ザハ・ハディドデザインの東京都同情塔が見てみたい。71階建てとは絶妙な高さかも。要するに、外野はやじ馬根性を持つ人間だらけなのだ。

2024/11/07

確かに犯罪はその人の自制心とかだけではなくて、環境も関係しているなあと思った。制度の強化は治安にもつながる。

カタカナムズカシイ。日本語を話したい。