地雷グリコ の商品レビュー

青崎有吾(著者)

2024/03/10

存在するゲームを魔改造してオリジナルのゲームにしつつ、その中でどのように戦略をたてて掻い潜るか独特の緊張感がありながら、テンポよく進むので読みやすかった。

2024/03/08

24/03/06読了
ゲームルールの理解は放棄して読んだけど面白かった！　終わり方も好み。不器用な友情描くの好きなのかな。

2024/03/07

漫画では一大ジャンルを築いた（？）ギャンブル系小説
好きな人はとことん好きなジャンルだろう
登場するゲームも馴染み深いもののちょっとしたアレンジで分かりやすく
キャラクターも設定もとても漫画チックで非常に読みやすい
何より小説にした事で逆転の瞬間に張り巡らされていた伏線が一気に回収されていくようなミステリー的な楽しみがこれでもかという爽快感とともに味わえて、とても美味しい
特に「だるまさんがかぞえた」には思わず唸った

2024/03/05

大事なモノを賭けて捻りまくったゲームに挑む女子高校生とその友人たちの爽やかな物語。ゲームの成り行きや解説はそんなに上手くいくかなと思うところもあるが、主人公の素直な心が常にあって楽しめた。

2024/03/05

身近な遊びをアレンジした頭脳ゲームを繰り広げる高校生たちの物語。
地雷グリコ/坊主衰弱/自由律ジャンケン/だるまさんはかぞえた/フォールーム・ポーカー

面白かったです。発想がすごい！こんなゲームよく考えたなぁと思います。
見事な頭脳戦&心理戦。
独自ルールの解釈の仕方がポイントになっていて、ゲーム前から緻密な伏線が張り巡らされています。もう参りましたー
最近つくづく感心しているのですが、若くて高学歴で本当に頭脳明晰な作家さんが増えましたね。

どのキャラもとても魅力的だし関係性もいいし、爽快な青春ものでした。アニメとかで見てみたいかも。

2024/03/05

嫌になってしまいました…自分の頭の回転の遅さに。子供の頃何気なく遊んでいた無邪気な遊びにプラスアルファの条件を科すととんでもなく痺れるゲームになってしまう、それだけでもドキドキで早くページはめくりたいのに、緻密に仕掛けられたロジックが理解出来ず、前に戻って確認しながら行ったり来たりの読書にイライラ。それでもそれぞれの短編の最後のカタルシスが快感で、多少の？？？は無視して強引読書で読み終わりました。こんな構成を組み立てる著者の頭の構造どうなっているのだろう。実はこの本、著者の「僕はギャンブル漫画をミステリとして読んでるところがあって。」というインタビューを先に読んで手にしたのですが、この本を読んで逆に福本伸ニの「カイジ」とか読んでみたくなりました。実は知っているけど読んでないのです。情報と心理、そしてルールを語る日本語の面白さを満喫しました。

2024/03/03

グリコ、神経衰弱、ジャンケン、だるまさんがころんだ、ポーカーなど、多くの人が子どもの頃にしたことがある遊び。その遊びが追加ルールで頭脳ゲームになるなんて面白すぎた。
ゲームについての説明の時からもう勝負が始まっている。そしてどう勝負がつくのかがワクワクする。
続編または実写化希望！

2024/12/10

【収録作品】地雷グリコ／坊主衰弱／自由律ジャンケン／だるまさんがかぞえた／フォールーム・ポーカー

グリコをアレンジした「地雷グリコ」、百人一首で行う神経衰弱の「坊主衰弱」、ジャンケンに一つずつ新たな手を加え５種類で行う「自由律ジャンケン」、近づく方は自分が進む数を鬼は振り向く数を予め決めておく「だるまさんがかぞえた」、トランプのスートごとに部屋を決めて取りに行く形で行う「フォールーム・ポーカー」。
よくもまあこんなにややこしいゲームを思いつくと感心する。論理と洞察力、そして度胸が試されるゲームは、一種のコンゲームで面白い。

2024/03/03

ローテクかつノスタルジックな遊びが頭脳戦に。ルールすら理解しずらいのに、難なくこなして勝ちまで手に入れる末恐ろしさ。こんなのよく考えつくな。作者の頭脳にも驚きです。古典部臭がただようものの、スリリングで楽しめました。

2024/03/02

ライアーゲームやイカゲームなど頭脳バトルが好きな人は面白く読める一冊。

主人公の「ルール内だけど枠外の発想」が勝利のカギとなっていくわけだが、これはビジネスシーンでの必要な発想だと感じる。普段の仕事の中で発想をもう一つ広げた案を出したい人にはヒントになりそうな部分もある。

わかりやすいストーリーで読みやすく、楽しく読めた。