地雷グリコ の商品レビュー

青崎有吾(著者)

2024/02/23

人生はゲームだ
そう、
それもとびきり面白いゲームだ

「青春と生存戦略」
これは、強く深く複雑に交わる

グリコじゃんけん神経衰弱
かぞえるだるまさんにポーカー

ズルいなんて言うなよ
気付かなかったのはお前だ

でも、やり直せるのが
青春だ

2024/02/23

楽しく気楽に読めました。面白かった。
よくこんな勝負思いつくな〜。感心します。
真兎と鉱田ちゃんのコンビがいいですね。他のキャラもそれぞれ魅力的です。
なんかバトルもののマンガを読んでいるような感覚でした。ジョジョのスタンドバトルみたいな。バトル漫画が好きな方はオススメです。
どの勝負も面白かったですが、個人的には「自由律ジャンケン」と「だるまさんがかぞえた」が良かったです。
エピローグが続きがあるような終わり方だったので、次回作楽しみです。

2024/02/20

独自のルールが楽しめるオリジナルゲームが楽しい頭脳バトル小説！

【嘘喰い】【賭ケグルイ】が小説になったみたいでした是非とも実写化希望ですね〜！

1度はやった事ある遊びがここまで変わるとは！個人的にはミステリー要素があった『自由律じゃんけん』が好き！！

2024/02/19

アトロクで池澤春菜さんがおすすめされていたので読みました！さすがは池澤春菜さんというべきか、読んで納得の面白さ。本当によく考えるなと感嘆するし、主人公の真兎ちゃんのキャラクターも素晴しい！青崎有吾さん作品を追いかけたいと思います！

2024/02/19

池澤春菜さんのおすすめで読みました。
とにかくゲームの着想と設定が素晴らしく、ストーリー展開も王道でありながらスリル満載。主人公の頭脳と思考がカッコ良すぎて惚れました。一気に読了。
アニメや漫画、映画でも数々行われてきた頭脳ゲームもので、まだこんなにフレッシュなことが出来るのか！と感心。必読。

2024/02/19

このゲーム小説に驚いた！
凄い、凄すぎる。
究極の頭脳戦に痺れる。

まず、高校生の射守矢真兎のギャップに参った。
①地雷グリコに始まり②坊主衰弱③自由律ジャンケン④だるまさんがかぞえた⑤フォールーム・ポーカーと5つの勝負に挑むのだが、カッコ良すぎて④に至っては、もうワクワクを通り越してゾクゾクしてきて…。ラストには雨季田絵空との対戦が激しすぎる。
騙しと理詰めが勝負を導くと帯にあったが、まさにそうだった。

非凡な視点で世界を眼差す、危うくて捉えどころのない友人。
躊躇の二文字が辞書にない、微笑みの裏に異才を隠した友人。
この2人、マジ高校生なん⁈って言いたい。

2024/02/18

本を手に取ってまず考えたのは「命を賭けたデスゲームもの」はもう食傷気味だし、いやだな…ということ。大丈夫でした。全然、命賭けてなかった！

グリコ、坊主めくり、ジャンケンなど、馴染みのあるゲームに特殊なルールを追加して、運だけでは勝てない頭脳戦に昇華している。
読んでてハラハラしたり、それアリなの？と驚かされたり、語り部の「私」に感情移入しながら読み進めました。

登場人物たち心理の読み合いと知略に長けた傑物の集まりだけど、実態は高校生。ラストはなにか、爽やかな春の風が心を吹き抜けていくように感じました。

2024/02/18

青崎さんの描くいい具合に抜け感ありの物語と、緻密な論理が絶妙に絡み合うコンゲーム小説。

めちゃくちゃ最高に面白かった！！
頬白学園に通う主人公1年4組の射守矢真兎（いもりや・まと）はさながら女子高生版、裏染天馬。
風貌、口調、仕草、何においても気だるげなのだが勝負の最中で見せる素早い読みや、結末から逆算した試合運び、隙の見せ方なんかに現れるしたたかさ。
そのギャップがカッコ良すぎる。

きっかけは学園祭での場所取り合戦。
真兎のクラスはカレー屋を計画しているのだが、匂いなどの理由から催事に適するのは一番人気の屋上のみ。
学園祭での屋上利用の権利を巡り、毎年頬白学園では愚煙試合（馬鹿とけむりは高いところを好むところに由来）なるものが開催されている。
真兎は親友の鉱田ちゃんをセコンドに付け、愚煙試合決勝戦で過去2年連続優勝を誇る、生徒会所属の3年椚先輩とグリコで勝負。

からの、かるた部が出禁をくらったカフェのオーナーとの出禁解除を掛けた坊主めくり、悪魔的な支配を誇る生徒会長が牛耳る生徒会への強制加入を賭けたじゃんけん対決と続いていく。

どのゲームも一筋縄ではいかない頭脳戦となるようなひと工夫がルールに加えられており、読者としてもどうすれば勝てるのかとか、何が勝負のポイントかといったところに頭がフル回転し、何か凄い脳内物質出てる状態になる。

物語としてもどんどん対戦相手が強くなって、過去対決した相手が相対的に弱く感じられるドラゴンボール現象が発生し、ワクワクドキドキ感が止まらない。

あー、これほんと続いて欲しい。
一応綺麗に最終決着ついちゃったからなー。
続きあるのかなー。
さりげなく緋天学園とか出てきてるしなー。
よもやのシリーズ交錯までも期待してしまう。

2024/02/17

地雷グリコ

というタイトルが秀逸

読み始めて、

そういうことですか

と

このタイトルに興味を惹かれて
読み始めたので、

このタイトルをそのまま使ったのは
正解でしたよ

と出版社伝えたくなった笑

楽しく読んだが、

「カイジかよっ」

「いや、賭ケグルイかよっ」

と知ってる作品に
当てはめてしまう悪いクセが出た

面白かったけど、

百聞は一見にしかず的なので、
これは漫画、映像の原作の方が
良かったのかな～

という感想が最後に残った…。

2024/02/15

好きな登場人物　塗辺くん

マンガのようなキャラが多い中あまり目立たないけど、かなり特異ですよ、塗辺くん。結構ツボな言動が描かれていました。
あのありふれた遊びがこんなことに？！と、わくわくしながら、真兎ちゃんの活躍に集中しました。
とっても楽しんだ一冊でした。