1,800円以上の注文で送料無料

サピエンス全史(上) の商品レビュー

4.3

168件のお客様レビュー

  1. 5つ

    70

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/04/14

難しい…!世界史もう一回勉強したい…! けど内容は(ちゃんと理解できてないけど)面白くて、ホモサピエンスがなぜ他の人類種を差し置いて広く生き残ることに成功したのか、という部分を虚構に着目して書いてあった。 文量多いけど何回かちゃんと読みたいなぁ…

Posted byブクログ

2026/04/09

❝それに引き換え、人類はあっという間に頂点に上り詰めたので、生態系は順応する暇がなかった。そのうえ、人類自身も順応しそこなった。❞ 人類の進化の歴史、そしてこれからの進歩について、新しい視点をもらえた1冊。

Posted byブクログ

2026/04/05

ホモ・サピエンスのこれまでの生存の歴史で、帝国の成り立ちまでが書かれている。ホモ・サピエンスがここまで繁殖できているのは「現実」でないものを想像で崇め、中心に置き、意識の統一が図れるところにあること。改めて凄い能力だと思う。狩猟から農業への移行で食料の安定供給が図られたようにもな...

ホモ・サピエンスのこれまでの生存の歴史で、帝国の成り立ちまでが書かれている。ホモ・サピエンスがここまで繁殖できているのは「現実」でないものを想像で崇め、中心に置き、意識の統一が図れるところにあること。改めて凄い能力だと思う。狩猟から農業への移行で食料の安定供給が図られたようにもなっているが、逆にこのせいで生活の場を狭め、幸福を失っているという考えにも強く共感する。改めて全体の感想は下巻の読了後に。 下巻の内容が楽しみです。

Posted byブクログ

2026/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界の見え方が変わる本。なぜホモ・サピエンスが天下を取れたのかが順を追って納得できる論で説明されており引き込まれる。 特に印象深いのは、虚構を語る能力によってそれまでせいぜい数十名でしか協力できなかったホモ・サピエンスが、数千数万の単位で同じ神話を信じ、同じ方向を向けるようになったという論。 また、農業革命が必ずしもホモ・サピエンスを幸せにしなかったのでは?という話も面白かった。むしろ「種の繁栄」という意味で小麦の方にしてやられていて、でも小麦はどこでも育つし、これにより爆発的に人口が増えた…全てが繋がっていて面白い。下巻も楽しみ。

Posted byブクログ

2026/03/31

社会学・生物学・考古学などの視点から、人類史を広いスケールで読み解いていく一冊。 「人とは何か」を考えるのが好きな人にとっては、世界の解像度が一段上がるような内容だと思う。 軽い気持ちで人におすすめできる本ではないが、こういう本が存在し、それが広く知られていること自体には、とて...

社会学・生物学・考古学などの視点から、人類史を広いスケールで読み解いていく一冊。 「人とは何か」を考えるのが好きな人にとっては、世界の解像度が一段上がるような内容だと思う。 軽い気持ちで人におすすめできる本ではないが、こういう本が存在し、それが広く知られていること自体には、とても意味があると感じる。 現在の常識や倫理、人権やコンプライアンスは、歴史の中で見ればごく最近のものに過ぎない。 膨大な時間軸の中で見たとき、我々ホモ・サピエンスの本来の生き方から、かなり遠いところまで来ているのだと実感する。 この先の未来は、本質は変わらないまま進んでいくのか、それとも都合よく変わっていくのか。 そんな問いを自然と考えさせられる。 集中力が続かず、途中で内容が頭に入りにくい部分もあったが、それでも読んで良かったと思える一冊だった。 下巻もあるようなので、少し間を空けてから挑戦したい

Posted byブクログ

2026/03/26

私たち人類は、人類が地球上で最も賢い霊長類であり、地球を支配していると思い込んでいる。 その認識は間違ってはいないが、人類が地球の覇者になったのは地球の歴史ではほんの最近のこと。それまでの狩猟採集民と呼ばれていた時代は、他の動物とほとんど変わらず、特別な動物ではなかった。 では、...

私たち人類は、人類が地球上で最も賢い霊長類であり、地球を支配していると思い込んでいる。 その認識は間違ってはいないが、人類が地球の覇者になったのは地球の歴史ではほんの最近のこと。それまでの狩猟採集民と呼ばれていた時代は、他の動物とほとんど変わらず、特別な動物ではなかった。 では、なぜ人類は突如として地球の覇者になったのか。人類とほとんどDNAが一緒と言われているチンパンジーと人類を隔てるものはなにか。 ホモサピエンスの壮大な歴史をもとに、この偉大な謎に迫るのが本書の目的。 人類の大きな転換期となったのは①認知革命②農業革命。 ①認知革命とは、何らかの理由で脳に突然変異が起き、それまでの認知能力より大きく進化した。つまり賢くなった。 その大きな特徴は、現実に存在するもの(木や川やライオンなど)以外について話し合うことが出来るようになったこと。 それは、神や神話、伝説であったり、死者の霊であった。古代の人々はこれら虚構の話を通じて繋がり見知らぬ人同士でも協力することができた。 つまり、人類は他の動物では比較にならないほど、血縁や種族を超えて膨大な数の人数が協力することができたため、他の動物を征服し、地球の覇者となることができたと言える。 そして、この虚構の力は現代ではより一層強くなっている。 国家、法律、法人、お金、資本主義、どれも現実には存在しないのに、存在していると思い込んでいるものをもとに現代社会は成り立っている。虚構を共有できることが人類を地球の覇者にし、人類をここまで発展させたといえる。 ②農業革命は、言うまでもなくそれまでの狩猟採集のライフスタイルを捨て、農耕、家畜により生計を立てるようになったこと。突然急激な変化が起こったわけではなく、徐々にゆっくりと何世代もかけて狩猟採集から農耕へと変化した。それまでは移動が当たり前の生活だったが、人々は家を建てて定住し、やがて大きな村へと発展した。 人々は密集して生活するようになり、また家畜から様々な伝染病が発生したことから、農業革命以降は病気による死亡率が上昇する。そして、少数の食物に依存することで餓えによる死亡も増えることになる。 また、富の蓄積が可能となったことから貧富の差も顕著になる。食料自給率が上がったことにより人口が爆発的に増えたという利益は享受できたが、その反面これらデメリットも同時について回った。 私たち人類は、死なないように安全に生活できるように、そして便利で快適な暮らしが実現できるように様々なイノーベーションを繰り返してきたが、その裏にはいつも相反するデメリットがついて回ってきた。 例えばIT革命により、それまで郵便でやりとりしていたことがメールやチャットで出来るようになった。 時間や手間が短縮された分だけ、私たちは余暇をたっぷりと享受できているか。答えはNOだ。レスポンスが迅速になったことで全てのスピードが上がり、それについていくことを強いられている。 そして、人々の暮らしはますます豊かになっている。全自動洗濯機、お掃除ロボット、ハイテクなスマホタブレット、海外旅行。これらは現代では持っていて当たり前のものである。そのために、私たちは家族との時間、ゆっくり余暇を楽しむ時間を犠牲にして懸命に働いている。 人類の様々なイノーベーションは、人類全体で見ると確かに表向きの成功をもたらしたが、それは個人の多大な苦しみと密接に繋がっていた。 そして、人類のあらゆる革命はその繰り返しであるといえる。

Posted byブクログ

2026/03/22

息子へ) 図書館の予約のしかたをミスして、 先に下巻を読んだ。これが、衝撃的。 今回、そのイメージで上巻を読んだ。 下巻の衝撃には及ばなかったものの、 上巻もまた、卓越した切り口。 これまた、「目から鱗」の表現以上のボキャブラリーを、持ちたくなるほどの衝撃。 2つ挙げておこ...

息子へ) 図書館の予約のしかたをミスして、 先に下巻を読んだ。これが、衝撃的。 今回、そのイメージで上巻を読んだ。 下巻の衝撃には及ばなかったものの、 上巻もまた、卓越した切り口。 これまた、「目から鱗」の表現以上のボキャブラリーを、持ちたくなるほどの衝撃。 2つ挙げておこう。 ①認知革命。人類は虚構を築くことで頂点に立った。 人類種は、我々ホモサピエンスだけではなかった。 では、なぜホモサピエンスだけが生き残ったか? それは、認知革命にあるという。 認知革命とは、目にしている現実ではない虚構を言葉にして共有できる能力。虚構とは、神とか概念とか死後の世界とか。 これにより、会ったことのないホモサピエンス同士が協力して、 なにかを起こせる。 他の人類種や動物も言葉を使えるらしい。 でも、現実しか言葉にできない。 この場合、互いに協力できる数は、150人までらしい。 認知革命により、個々には能力の乏しいホモサピエンスが、地球の頂点にたった。 例えば、1万5000年前、ホモサピエンスがオーストラリア大陸に立ったあとすぐ、大型哺乳類はほぼ絶滅している。。。 ②農耕革命は避けられなかった詐欺。 狩猟採集時代の人類のほうが幸せだったらしい。 農耕革命によって、人類は、その個体数を増やした。 ただ、個々には不幸となった。 種としての成功(数の増加)は、個としての成功にはならない。 誰も種として成功するために、個を犠牲にするつもりはなかった。 でも、農耕革命は起こるべくして起こった。 なんという皮肉か。 なんと大きな逆らえない流れ。 この本を読む以上に、自分のちっぽけさを感ずることはできない。 とにかく、読め。

Posted byブクログ

2026/03/17

翻訳本としては読みやすい。 堀江さんの著書に上がった本というのが手に取ったきっかけ。 まだこれは上巻ですが、ヒトが生きているというあらゆる「なぜ?」に客観的に答える内容で、究極の第三者目線といった印象。ボロボロになるまで読み潰す類いの本です。歴史・科学・考古学に至るまで、あまねく...

翻訳本としては読みやすい。 堀江さんの著書に上がった本というのが手に取ったきっかけ。 まだこれは上巻ですが、ヒトが生きているというあらゆる「なぜ?」に客観的に答える内容で、究極の第三者目線といった印象。ボロボロになるまで読み潰す類いの本です。歴史・科学・考古学に至るまで、あまねく網羅した内容で、下巻がどこまでどのくらい細かく表現されているかが楽しみ。 屁理屈な人には特におすすめ(笑)いい本だと思います。

Posted byブクログ

2026/03/16

人類の歴史をマクロな視点で捉えた一冊で、読み応えがありました。 印象的だったのは、狩猟採集民の生活に対する見方が覆された点です。農業革命以前の人類は不安定で貧しいイメージがありましたが、食の多様性や労働時間の短さという観点から見ると、むしろ現代人より高い満足度を持っていた可能性が...

人類の歴史をマクロな視点で捉えた一冊で、読み応えがありました。 印象的だったのは、狩猟採集民の生活に対する見方が覆された点です。農業革命以前の人類は不安定で貧しいイメージがありましたが、食の多様性や労働時間の短さという観点から見ると、むしろ現代人より高い満足度を持っていた可能性があるという指摘は、「進歩」や「豊かさ」の意味を改めて考えさせられました。 また、人類の勢力拡大が生態系に多大な影響を与えてきたという視点も、現代の環境問題を考えるうえで重要な示唆を含んでいます。 本書でとりわけ興味深かったのが、「共通の虚構」という概念です。貨幣・国家・宗教といった社会の根幹をなすものが、突き詰めれば「皆が信じることで成立するフィクション」であるという論点は、社会の構造を根本から問い直すような知的な刺激がありました。 下巻も引き続き楽しみに読み進めたいと思います。

Posted byブクログ

2026/03/14

人類がどのようにして現在の文明を築き、地球上で圧倒的な存在になったのかを、人類史という長い時間軸から読み解いた一冊。狩猟採集社会から農業社会への転換、宗教や国家の成立など、人類社会の形成過程が大きな視点で描かれている。 本書で特に印象に残ったのは、人類が「虚構(フィクション)」...

人類がどのようにして現在の文明を築き、地球上で圧倒的な存在になったのかを、人類史という長い時間軸から読み解いた一冊。狩猟採集社会から農業社会への転換、宗教や国家の成立など、人類社会の形成過程が大きな視点で描かれている。 本書で特に印象に残ったのは、人類が「虚構(フィクション)」を共有する能力によって大規模な社会を形成してきたという指摘である。国家、宗教、法律、企業といった制度は自然に存在するものではなく、人間が共通して信じる物語によって成り立っている。こうした共通の認識があるからこそ、人類は大規模な協力関係を築くことができたという視点は非常に興味深かった。 また、農業革命が必ずしも人類の幸福を高めたわけではないという議論も印象的だった。文明の発展は必ずしも人間の生活を豊かにしたわけではなく、むしろ新たな制約や課題を生み出してきた可能性があるという視点は、人類史を改めて考えさせられる内容だった。 下巻では科学革命以降の社会や資本主義の成立が扱われるため、より現代社会に近いテーマが展開されていく。本書はその前提となる人類史の大きな流れを理解するための一冊として非常に面白かった。

Posted byブクログ