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サピエンス全史(上) の商品レビュー

4.3

65件のお客様レビュー

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2024/08/08

確実に筆者の意図していないところだと思うが、この本を読んで、人間社会が生きやすくなると思う。 今まで人間の社会こそがすべてで、確実なものだと思っていた。だが人間の社会というものは、長きにわたる地球の歴史で、ぽっと出の1生命体の想像だった。それを知ることで、一生懸命に生きなくても大...

確実に筆者の意図していないところだと思うが、この本を読んで、人間社会が生きやすくなると思う。 今まで人間の社会こそがすべてで、確実なものだと思っていた。だが人間の社会というものは、長きにわたる地球の歴史で、ぽっと出の1生命体の想像だった。それを知ることで、一生懸命に生きなくても大丈夫だと思えてくる。 この本を読んでから、人間と人間社会を俯瞰して見られるようになった。

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2024/07/25

現在の人間の価値観がどのように変遷してきたかの壮大な思考を辿る本。情報が多量、多岐に及ぶので読み進めるのに体力がいる。今の世界の分断や自由、平等についての問題がなくならないのもわかる気がする。

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2024/07/11

上巻までで満足した。 原始時代から現代に至るベースは何であったか。 答えは、自らが所属する部族間以上の規模で協力することだ。 そのためのツールとして、様々なものが生み出されてきた。 確かに、そう考えると諸問題を理解しやすい。

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2024/07/03

確かに世界というか、歴史の見方を劇的の変えてくれた書であったと思う。 しかし、すぐに寝落ちして、読了には1ヶ月近くかかってしまった。 下巻を読むのは、就寝前はやめることにする。

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2024/06/29

想像上の秩序は人間が効率的に協力するための唯一の方法と説く本。 貨幣は最も普遍的で、最も効率的な相互信頼の制度。

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2024/06/20

太古の昔からの人類の歴史を辿って纏めた一冊です。後半は、世界史をしっかりと勉強した人ならより愉しめると思います。

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2024/06/10

見たこともない視点からホモ・サピエンスを考察しており、発見だらけの本だった。 サピエンス史を学ぶことは今巻き起こっていることを理解する手助けになるし、これから我々がどうしていくべきなのか考えることなのだ。 とても面白かったが、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の知識がありすぎるせいで内容が...

見たこともない視点からホモ・サピエンスを考察しており、発見だらけの本だった。 サピエンス史を学ぶことは今巻き起こっていることを理解する手助けになるし、これから我々がどうしていくべきなのか考えることなのだ。 とても面白かったが、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の知識がありすぎるせいで内容が少しくどい。これくらいやらないと説得力が出ないんだろうけど。

Posted byブクログ

2024/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり内容が濃いので読むのに自分は時間がかかりました。 実はホモ・サピエンスはかなりの生物を絶滅に追いやっている可能性があるというところは昔からそうだったのかと驚きました。 小麦によってホモ・サピエンスが家畜化されたのではないかという意見は大変興味深かったです。

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2024/06/04

めっちゃ時間かけて興味深く読めたのでコスパ良い。 人類は小麦を利用してきたのではなく小麦の奴隷にされてきたんだ、みたいな箇所がおもしろかった!

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2024/05/28

人類がどう生まれたのか、そしてどういった社会を築いていったかの一連の流れをまとめた本。前半は、生物として、なぜホモ・サピエンスが他の動物と違うのか、そして道具や貨幣などのツールを使って、どのように、生態系を圧倒的に支配する種になったのかが書かれていた。生物の授業と歴史の授業を合体...

人類がどう生まれたのか、そしてどういった社会を築いていったかの一連の流れをまとめた本。前半は、生物として、なぜホモ・サピエンスが他の動物と違うのか、そして道具や貨幣などのツールを使って、どのように、生態系を圧倒的に支配する種になったのかが書かれていた。生物の授業と歴史の授業を合体させたような、分野横断的、かつ歴史やデータに基づいた解説がとても面白い。 よく言われるのは、人間が他の生き物と違う点は火を扱うようになってからだった、という話。ただ、この本で面白かったのは、「虚構=想像する力こそが、個体同士を協力関係に結びつけ、やがて帝国に至るまでの大きな組織を作り上げるに至った理由である」ということ。今生きている社会構造も、噂話も、宗教も、大勢の人の間で同じものに「価値がある」「価値がない」ということを信じられる力が、他の種族との違いを生んだ、というのは考えたことがない観点だった。 あとは、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは元々遺伝子の段階から違う種族だったものの、その人種がどのように時代とともに移り変わったのかは、謎だったり、今の人種の違いに、もしかしたら遺伝子学的な違いがあるかもしれない、といった仮説など、今の社会の成り立ちそのもののに疑問を投げかけるエピソードがあった。全体的に地球の生態系の支配者としてのホモサピエンスとして描かれているので、絶望感はあるものの、ちゃんと知っておくべき事実だと思う。

Posted byブクログ