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サピエンス全史(上) の商品レビュー

4.3

65件のお客様レビュー

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    26

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2024/02/18

他のサピエンスがいない原因は交雑なのか虐殺なのかという点や、なぜどの共同体でも男性優位なるのかなど気になる点が多かった。

Posted byブクログ

2024/02/17

歴史を通じて、人間が、人間社会がいかに発展してきたかを辿るドキュメンタリーを観ているよう。 原始時代のヒトが火という手段を獲得したこと、言語や文字を生み出したこと、貨幣経済を作り出したこと、それら全ては、人間という肉体の拡張性並びに人々が作り上げる社会の拡張性の基礎となったのだろ...

歴史を通じて、人間が、人間社会がいかに発展してきたかを辿るドキュメンタリーを観ているよう。 原始時代のヒトが火という手段を獲得したこと、言語や文字を生み出したこと、貨幣経済を作り出したこと、それら全ては、人間という肉体の拡張性並びに人々が作り上げる社会の拡張性の基礎となったのだろう。 それが人類に幸も不幸ももたらした。多数の人間が言語コミュニケーションや貨幣経済などに基づく協力体制を築き、人間一人の肉体では成し得なかったことも簡単に出来るようになった一方で、人間や民族、国家間に格差が生まれた側面もある。 船や自動車、コンテナで物流網が広がり、インターネットによって情報網が広がった現代の先にある未来とは、どのような様相を呈しているのだろうか。

Posted byブクログ

2024/02/17

読んでませんけど、柴田裕之さん翻訳の本はどれもいいよね。ピダハン族のイビピーオって、認知革命以前ってこと?それがカルペディエムってこと???それが悟りってこと?????

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2024/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評判に違わず、目から鱗、今までなんて浅いところしか見ていなかったのか…こんなに心を揺さぶられる歴史書って何? まだ上巻しか読んでないけれど、何かに迷ったときに戻ってきたい。

Posted byブクログ

2024/02/14

内容が興味深く、思わず読み進めてしまった。 私たちが普段の生活で当たり前、普遍に感じているものがよもすれば悪だとすればどう感じるだろうか。 一面的なものの見方ではなく、その成立の経緯に迫るとまた違った見方をすることができることに気づかせてくれる内容であった。

Posted byブクログ

2024/02/14

我々人類が狩猟から農耕に移ったことで、DNAの本能と現場での生活が異なりはじめ、また、想像することでコミュニティの広がりをもたせることを可能に出来たことを知った。 一方で、曖昧な記憶整理のために二度目の読書となったが、エビデンスに欠ける論調、不明瞭な言い切りも多かったと感じたこと...

我々人類が狩猟から農耕に移ったことで、DNAの本能と現場での生活が異なりはじめ、また、想像することでコミュニティの広がりをもたせることを可能に出来たことを知った。 一方で、曖昧な記憶整理のために二度目の読書となったが、エビデンスに欠ける論調、不明瞭な言い切りも多かったと感じたことは意外な発見だった。(つまり、一説でしかなく、今後の発見で主張は変わる可能性がある)

Posted byブクログ

2024/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中学校レベルの歴史を知っていれば、面白く読める本だと思った。 ホモ・サピエンスが集団行動をできるようになったのも「虚構を信じる力」があったから。単なる言語の発達というよりは、物語の創造や物への価値づけによって、人々の社会はできあがっている。この認知革命を皮切りに農業革命、科学革命へと展開してゆく。現代の社会はまさに虚構で作られているなあとも改めて感じた。 また、ホモ・サピエンスは農業革命によって小麦の奴隷になったという話はとても面白かった。たしかに、農業の発達によって、農業中心の生活スタイルが確立されたのだろう。

Posted byブクログ

2024/02/05

人類の進化の歴史について描かれた本だが、科学の本というよりは哲学書のような内容である。人類史を深く考察すると哲学的にならざるを得ないのかもしれない。 まず、人類が他の動物と違う生物たり得たのは、虚構を信じることができるようになったからである。宗教やお金、未来等、存在しないものに対...

人類の進化の歴史について描かれた本だが、科学の本というよりは哲学書のような内容である。人類史を深く考察すると哲学的にならざるを得ないのかもしれない。 まず、人類が他の動物と違う生物たり得たのは、虚構を信じることができるようになったからである。宗教やお金、未来等、存在しないものに対する感覚を身につけたことは認知革命と呼ばれる。 その後、農業を習得し、人類は大幅に個体数を増やし、生物的な成功を収める。同様に家畜や小麦も数を増やした、という意味では成功者であり、他方、人類によってとてつもない数の動物が絶滅させられる。農業革命は、一部の生物に対して、大きな成功を与えたが、成功した種の個体としては幸せになったとは言い難い状況も生んだ。 歴史上、人類の文化は帝国が推進してきており、今後も統一に向かって、帝国的な思想が人類を導くであろう、という示唆で上巻は終わり。 かなり刺激的で興味深い内容。売れたのがよくわかる。生物の見方が大きく変わる内容である。

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2024/01/28

サピエンスは虚構により発展してきた。 正義も宗教も価値観も虚構だと思うとなんかやるせなくなってきた。だけど、言われてみればそう。

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2024/01/26

人類の誕生を基本に文字、貨幣、文明など幅広い話題の発生原因や弊害など深く考察されており、非常に面白く、勉強になる内容。

Posted byブクログ