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宙わたる教室 の商品レビュー

4.5

184件のお客様レビュー

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2024/04/13

読み終わってホッとしたというか、良かったなという感じでした。読みながら応援していた様に思いました。最高でした!

Posted byブクログ

2024/04/09

面白かった! 皆さんの評価が高かったので手にとってみたはじめましての作家さん。 定時制高校を舞台に、さまざまなな境遇や生きづらさを抱えた生徒達が部活動を通して成長していく物語。1人1人の葛藤や背景、そこからおこる軋轢にリアリティーもありつつ。現実と理想のギャップ、真っ直ぐに物事が...

面白かった! 皆さんの評価が高かったので手にとってみたはじめましての作家さん。 定時制高校を舞台に、さまざまなな境遇や生きづらさを抱えた生徒達が部活動を通して成長していく物語。1人1人の葛藤や背景、そこからおこる軋轢にリアリティーもありつつ。現実と理想のギャップ、真っ直ぐに物事が運ばない現実。どう折り合うのか、うまくいかない時にどう受け入れるのか、進んでいくのか、そこが本当に大事だなぁと改めて思う。 連作短編のようになっていて、1人1人にスポットライトがあたっていきながら、それぞれが関わり合う事で化学反応が起きていく。本当に気持ちの良い読後感で、自然と前向きな気持ちになれる1冊。

Posted byブクログ

2024/04/06

最初は、いろんな事情で定時制高校に通う生徒をテーマにした短編集なのかなと思っていたら、先生が科学部を立上げて、その生徒達が集まり、研究が始まるというストーリー メンバーがそれぞれの得意な事を出しあって、一つの目標に向かって取り組むのって本当にいい! きれいごとっぽくも見えなくもな...

最初は、いろんな事情で定時制高校に通う生徒をテーマにした短編集なのかなと思っていたら、先生が科学部を立上げて、その生徒達が集まり、研究が始まるというストーリー メンバーがそれぞれの得意な事を出しあって、一つの目標に向かって取り組むのって本当にいい! きれいごとっぽくも見えなくもない無いけど、でもやっぱり、そんな事は無く、変化とも成長とも進化とも化学反応とも言えるような言えないような関係性が楽しそうと思った 途中、装置の説明とかイメージが辛かったところはあったけど、最後まで読み切って良かった!

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2024/04/05

面白かった。胸が熱くなる。そもそも定時制で学ぼうって気持ちがあること自体がもうすごいと思う。ディスレクシアという言葉が出てきたけど、馬鹿でも怠けてた訳でも無く、そういう学習障害だってこと一体どれだけの人が理解してくれるんだろう。すごく判断が難しい。岳人はそれがわかってよかった。頑...

面白かった。胸が熱くなる。そもそも定時制で学ぼうって気持ちがあること自体がもうすごいと思う。ディスレクシアという言葉が出てきたけど、馬鹿でも怠けてた訳でも無く、そういう学習障害だってこと一体どれだけの人が理解してくれるんだろう。すごく判断が難しい。岳人はそれがわかってよかった。頑張る人の応援は自然としてしまうもの。他の人たちもそう。伊予原新さんのこういう分野の作品ほんとに好きだなー。

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2024/04/04

面白かった~。 定時制高校の科学部が舞台。 いろいろな生徒をうまく導く藤竹先生がすごい。 あとがきにはきちんとモデルがあり、これが「はやぶさ2」ともつながっている。 伊与原 新さんは神戸大学理学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻とのこと。 この本が出...

面白かった~。 定時制高校の科学部が舞台。 いろいろな生徒をうまく導く藤竹先生がすごい。 あとがきにはきちんとモデルがあり、これが「はやぶさ2」ともつながっている。 伊与原 新さんは神戸大学理学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻とのこと。 この本が出来たのも伊予原さんならではのこと。 すごく良い作品でした。 この本は読まないと。

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2024/04/01

2024年度読書感想文課題図書 高校生の部 『宙(そら)わたる教室』とよむ。 「定時制高校の教室に「火星」を作り出す――胸が熱くなる青春科学小説 東京・新宿にある都立高校の定時制。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。 負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人...

2024年度読書感想文課題図書 高校生の部 『宙(そら)わたる教室』とよむ。 「定時制高校の教室に「火星」を作り出す――胸が熱くなる青春科学小説 東京・新宿にある都立高校の定時制。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。 負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人。子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。中学を出てすぐ東京で集団就職した70代の長嶺。 「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、学会で発表することを目標に、「火星のクレーター」を再現する実験を始める――。」

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2024/03/31

前からレビューが高評価でとても読んでみたかった本 定時制高校の話、としか前情報がなかったけれど、読んでみての高評価の理由に納得 元々、すぐに泣いてしまう方なんだけれどほぼ全ての章で泣きながら読了 今までの伊予原さんの作品の中で一番好き 胸を張って、自信を持って 読んで欲しい...

前からレビューが高評価でとても読んでみたかった本 定時制高校の話、としか前情報がなかったけれど、読んでみての高評価の理由に納得 元々、すぐに泣いてしまう方なんだけれどほぼ全ての章で泣きながら読了 今までの伊予原さんの作品の中で一番好き 胸を張って、自信を持って 読んで欲しい、絶対損はしないと言える作品です 今までに読んだ青春小説のなかでもトップクラスです その気になれば、何だってできる 信じたいと思います

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2024/03/30

定時制高校に通う生徒が「科学部」という居場所を見つけ、ある教師とともにたくましく成長していく物語。 ワルを絵に描いたような生徒や自傷行為に走る生徒、リタイアした高齢者、外国人等、普通高校ではまず見られない、それぞれに事情を抱えた人たちが学ぶ定時制高校。もちろんクラスとしてまとまり...

定時制高校に通う生徒が「科学部」という居場所を見つけ、ある教師とともにたくましく成長していく物語。 ワルを絵に描いたような生徒や自傷行為に走る生徒、リタイアした高齢者、外国人等、普通高校ではまず見られない、それぞれに事情を抱えた人たちが学ぶ定時制高校。もちろんクラスとしてまとまりなど出るわけがなく、教室は荒れ放題。そんな中、ある教師が一人、また一人と引き込み「科学部」を創設。それぞれが足りない部分を補いながら、ついにはコンテストにまで出場して…というような形で物語は進んでいく。 ほとんどの人が交わることのない、見聞きすることのない定時制高校という空間を感じることができて、非常におもしろく読ませてもらった。途中普通高校の生徒とも触れ合い、お互いがお互いを理解していく姿も非常に良かったなと。 助け合い、思いやりの精神の大事さを改めて感じた一冊でした。

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2024/03/30

この人の本は甘い。嫌になるくらい現実を見せてくるけど、『出来すぎでしょ』と言いたくなるような結末が待っている。なのに全く嫌な気がしない。登場人物たちの頑張りにエールを送り、トラブルに心配し、結末に歓喜する。科学小説のようで青春小説であり、明日への期待を持てるようにしてくれる作品。

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2024/03/29

どんな境遇でも、自身の振る舞い方、また周りの人々との出会いによって道を切り開けることを体現している。 読みながら涙が出てくる作品。熱い気持ちを持って前進すること、社会の偏見にもめげない力強さの重要性を理解できる。 また、話の途中でトリアージされた学生が出てくる。救われるものが救わ...

どんな境遇でも、自身の振る舞い方、また周りの人々との出会いによって道を切り開けることを体現している。 読みながら涙が出てくる作品。熱い気持ちを持って前進すること、社会の偏見にもめげない力強さの重要性を理解できる。 また、話の途中でトリアージされた学生が出てくる。救われるものが救われる世界。現実的な面も見せながら、未来への希望、変化することに年齢は関係ないことという強いメッセージを感じる。

Posted byブクログ